雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

野生の雉が居る 札幌市中沼

2012-06-07 20:31:26 | 
札幌は193万人が住む政令都市で大都会です。それでも街中に熊が出没したり、エゾシカも街中に時に出たりと自然が真近にある都市でもあります。
朝早く、郊外の野原に出るといろいろな小鳥の鳴き声が一杯で、ここが札幌市の中なのかとさえ思います。
私の別荘と称して楽しんでいるその畑では、キタキツネも、野生の雉も見ました。ここでの朝早くの鳥の鳴き声は、いろいろな鳴き声が混ざっていて、小鳥の鳴き声が判別できたらなあとさえ思います。
今日の夕方の別荘では、「カッコウ」の声が声高らかに聞こえてきます。また、ジョッピンカケタ・ジョッピンカケタカと鳴くのは「ホトトギス」です。方向がいろいろなところから聞こえるのは固体は何ヶ所にも居るらしいのが分かります。ジョッピンカケタカと鳴かれると心の中で「鍵はかけて寝るよ」と答えます。
雉は独特のケン・ケンと鳴き声を発するので、この畑の近くにいるなと分かります。「雉も鳴かずば撃たれまいに」の言葉が思い出されます。
雉も縄張り意識が強い鳥と見えて、自分の姿を見せて見まわします。別荘の近くの盛り上げの土の山に上がり、長い時間こちらの動きを監視しています。この近くで子ずれのメスの雉を見たと仲間が言います。これはメスの親鳥です。
街中には雉は見ませんが、市街から少し離れた郊外に意外と居ると言います。
カムイラピットは5年前までには東雁来(ひがしかりき)の畑で何度も見ましたが、その土地が住宅の造成で更に奥の中沼(札幌市東区中沼)に追いやられたと思われます。
畑仲間の人が話していました。「植えたマメはネットを張って保護しておかないと、鳩や雉に食べられてしまう。今年も雉は二匹居てマメの出鼻を食べるのでネットはもうすこししてからはずさないいけない」との事です。
雉のオスは昨年4回、今年は1回今までに見ております。
オスの雉は綺麗な色つやを見せています。昨年は撮影にも成功し感激しました。

赤いスズラン ニセコに群生

2012-06-07 09:55:47 | 草花
昔の話になりますが、「赤いスズランを見に行きましょう。」と親しくしていたIさん夫婦からお誘いを受けました。赤いスズランはまだ見ていませんでした。
赤いスズランと言えば、むかし小学校の時によく友達が教室にスズランを持ってくる子がいて、いま春なのだと気付かせてくれました。当時のカムイラビットの家の回りにもスズランが野にいくらでもある時代で、季節にはどの部屋にもスズランを飾り、いくつかのスズランを赤インク(当時父の採点用のインクが家にあって)に挿し、吸い上げる色素で赤いスズランを作り眺めてもいました。
誘いを受けた時に、その時代に家で作った赤いスズランを思い出し、「自然に赤いスズランも自生する場所があるのだ。」是非見たいものだとお願いし連れて行ってもらったのです。場所は観光地で名高いニセコの山の麓のようです。いまではどのように行ったか道も忘れましたが、珍しい景観でした。
現地に着くと赤いスズランが群生しておりました。葉はスズランと違うものの花の付け方が何となくスズランの花の形に似ているのです。この時はこの花の名も知らず、なるほどこれは赤いスズランと言ってもよいかも知れないと思ったほどでした。何輪かを摘み取り、根は自然破壊になってはと思い、掘り起こすことなくその場を離れました。
写真に収めたはずですが、むかしの事でその写真のある場所も今は分かりません。後日この植物(赤いスズラン)の名をある写真展示の中で知りましたが、その内にまたその植物の名を長い事忘れておりました。
この6月3日の北海道医療大学の講演と野草散策会に参加して、4株ほどのこの花に出会い、「これは以前赤いスズランとして見に行った植物だ。」と再確認したのでした。
名前は「ベニバナイチヤクソウ」といいました。植物との出会いは何回かのきっかけで覚えるものだと、山歩きの回数が大切だと気付かされたのでした。