5月15日(金)は特に冷え込みました。一日中温度が上がりません。春は一気に通過して行っているのに、今日は4月の気温に逆戻りです。
大学時代の友人から毎年この季節「狭山茶」が送られてきます。昨日今年もお茶が届き、お礼の電話をしました。kさんは青梅から大学まで片道1時間半をかけ休まず通ってきていました。
彼は大学を卒業してからのち、百葉箱を用意して毎日欠かさず気温・雨量を本格的に記録し、さらに毎日天気図を書いているといいます。電話の向こうで、今日は青梅は暑い日で30度はあったと話します。さらに「函館は7度でしたね」と北海道の気温まで話します。
本当に今日は札幌も寒い日で、産直のいつもお世話になっている方のハウスから花の苗を買求め、さらに二軒のお店に回ったものですから、体はすっかり冷え込み、家に帰ってからも芯から体が冷え込みました。
とうとう我慢ができなくなり「部屋の暖房」を入れてしまいました。長いこと北海道生活をしているので体は寒さには慣れているはずですが、温度の変化に体がついていきません。
ラビ妻が「この冷え込みはリラ冷えというのでしょうね」と、予期していなかった言葉を言い出しました。そうそう、庭のライラックも満開だ。ライラックの咲くころは札幌の気温は冷え込むのです。
渡辺淳一の「リラ冷え」の小説はまったく良い題をつけたものだと思います。札幌に住んで「リラ冷え」の言葉は札幌の季節の言葉となっているのに感心してしまいます。