「カッコウ カッコウ 待ちに待った郭公の声」
やっと郭公が鳴きだしました。カッコウの声は待ちに待った豆蒔きの季節の到来なのです。昔から「郭公が鳴くと、豆蒔きができる」と聞かされていました。
20日(水)に近所のMさんから「カッコウの鳴き声を聞いたよ」と報告を受けました。自然派のカムイラビットの先を越された感じで残念でした。
22日(金)の朝、別荘(?)に行きましたら、朝も早くから「カッコウ・カッコウ」と鳴いているではないですか。Mさんより二日も遅い確認です。
別荘近くの菜園では親しくしているSさんが、すでに豆蒔きをしています。カッコウが鳴く前の天気のよい日でした。
人が感じる季節の体感と、郭公の来る季節はあまり変わらないようなのです。
どの区画の場所に豆の種蒔きをするか、今朝(28日)は早くからカムイラビットは畑仕事です。この畑ではまだカッコウの声は聴いていません。土地の造成とともに郭公も郊外に追いやられ、自宅近くではまだ郭公の鳴き声を聞かないのです。以前はテレビアンテナなどにとまり、けたたましく鳴いていたのですが、今では昔語りです。
朝方も鳴きますが、夕方もカッコウ・カッコウの鳴き声は聞こえます。「春だ豆の種蒔きだ」の合図です。
リラ冷えが終わると畑の作業が忙しくなります。
もうだいぶん前のことですが、カムイラビットのブログで郭公のことを紹介しましたが、道立の網走南ヶ丘高校在学時代、生物部に入っていました。その生物部の研究誌に「網走管内の郭公の渡来経路について」先輩がまとめた研究が報告されました。郭公は留鳥ではないのです。
この部誌も長年経つうちに紛失し手元にはなくなってしました。
郭公は自分では卵を抱かず、子育てもしない鳥としてずるい鳥として嫌われていますが、農家の人に季節を知らせる鳥として貴重視されているのです。