「北海道医療大学 里山の6月上旬を楽しむ」
襟裳の春は何もない春です。いつもこの言葉が私の頭の中で繰り返されます。
北海道医療大学の里山の6月は花はあまり見られなくなり、植物はそれぞれに実を実らせて、秋への準備に入っています。
それでも、植物には個体差があり、6月に咲く花もあるのです。
一面に鮮やかに咲いていたカタクリやエゾエンゴサク、ニリンソウ、エゾノリュウキンカなどの季節はすでに終わりましたが、今を謳歌しているのはサルメンエビネやエゾニュウ、アカバナイチヤクソウ、地道に咲いて知るのはギョウジャニンニクの花達です。
ヨブスマソウの花
ギョウジャニンニクの花
ユキザサの花
サルメンエビネの花は猿の顔ような花咲かせています
見る人によっては、6月は何もない里山などと思う方もおられますが、いやいや結構な花や、実を付けている花たちを愛でる事の出来る月です。
「襟裳の春は何もない春です」の裏には必ず何か襟裳で発見出来る春なのです。
このように医療大学の6月は、見逃さなければいろいろな植物たちとの出会いがあるのです。
マムシグサを真上から撮影
6月5日医療大学の裏山で出会った植物たちをここに載せてみました。春ゼミの鳴く里山にぜひお出かけください。
アカバナイチヤクソウの花
サイハイランの蕾 花はこれからです
綺麗なシジミチョウがエゾニュウの花(?)の蜜を吸う
チョウセンゴミシの花 かろうじて残っていました