「これも芸術、あれも芸術か?」
むかし「達磨ストーブ」というものがありました。
汽車にも達磨ストーブが付けられている列車もあって、そのストーブで乾燥餅やスルメなどを焼いて何人かで食べている風景にも出会いました。
香ばしい匂いが列車の中に広がり、唾が出てきたりしました。その時は生唾をごくりと飲み込むだけでした。
この達磨ストーブを大理石を使い彫刻し、そのまま店のシンボルにしているのは、札幌のホテルニューオータニです。
達磨ストーブも芸術になるのだと思っていたら、安田侃さんは大理石をただまるく創り上げたのも芸術の高い物と評価されています。
素人には何が何やら、芸術というものがよく分かりませんが、人が感じ入っている物だから、自分も知識があるようによそおって感心して、鑑賞しています。
そういえば、Lloyd'sの篠路の店の読売新聞社跡の建物前には、「カカオの実」の形を形どつた大理石の像(?)は、これも芸術なのかと感心させられる物が会社の目印に飾ってあります。
これはカカオの実の芸術作品
カカオの実の形を知らしめるための物か、いや芸術なのかと鑑賞してきたのでした。
カカオの実はココアになったり、チョコレートの材料になる木の実ですが、ラクビ―ポール状の実が木の幹になります。しかし多くの人はこの実がどのような形をしているか知っている人は数が少ないのです。
世の中いろいろな物があってこれらの造形物も楽しいものなのです。