「チシマセンブリ」
襟裳岬に出向くまでは、「チシマセンブリ」という花を知りませんでした。
小柄な花ながら、カメラのレンズを通してみるとその姿は可憐です。ついでにカメラでパチリ、花の気持ちがこちらに伝わります。
花びらにはブルーの斑点があり、雄蕊が花びらの根元にあるのも、他の花にはみあたりません。
上の「チシマセンブリ」の写真はラビ妻撮影。
2017.7.29日午後撮影。
多くはブルーの斑点の花びらですが、中には斑点の無いチシマセンブリも見つける時があります。個性派好きと言えば聞き耳も良いのですが、美しさはブルーの斑点持ちのチシマセンブリの方が綺麗だと思います。
広い範囲に花たちは散らばって咲いているのですが、大勢で探した時には、黄色目花や、茶色の花、白色の花のチシマセンブリも見つかります。
一輪花を咲かせている物から、風のない保護された温かな所では100輪ほどの花を付けた物もあります。
★今年になって、びっくりすることが起こりました。いつもチシマセンブリが咲いている百人浜の湿地では、今年(平成29年)はまったく存在がないのです。それに反し、襟裳岬駐車場横のお花畑ではチシマセンブリが大ブレークしていました。襟裳岬の花の調査をされているH先生は、「花は隔年で咲く」とのこと大変勉強になりました。
★襟裳岬の素敵な「二大野の花」に、カムイラビットは「ヒダカミセバヤ」と「チシマセンブリ」を上げているのですが、岸壁のすき間に位置して咲くヒダカミセバヤの力強さの美しさも魅力がありますが、一般の人には気づかれず無心に咲く小振りのチシマセンブリの魅力も最高です。
カメラをしていない人には味わえない満足感、是非花たちの写真を撮影してみましょう。