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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

ミモザ咲く これぞ幸福の木花 百合が原公園(札幌市)温室

2018-03-21 16:08:14 | 樹木

「ミモザ、ツバキ咲く」、札幌市百合が原公園温室

 

根雪の無い土地では、ミモザもツバキも露路にて花を咲かせています。

ツバキと言えば、東京都の伊豆大島が知られています。温暖湿潤な気候が適しているのでしょう。ツバキの花咲く季節は2月・3月です。

高知県足摺岬では、ツバキの木のトンネルを通り抜け足摺灯台まで行った記憶があります。

北海道では冬には地面も凍り付き、常緑広葉樹のツバキは枯れてしまいます。

ところが、近年気付いたのですが、札幌では庭にツバキの木を植えて花を咲かせている家があるのに驚いています。

通常北海道と言えば、地面が凍り付きスコップも刺さらないのですが、札幌では雪を除けるとなんなくスコップが刺さるのですから、北海道は一概に本州の木は育たないとするのは気をつけなければなりません。

柿の木は伊達市では育っているのですが、札幌市でも柿の木に実を付けている姿を見ることがあるのです。

さて黄色の花を咲かせる「ミモザ」ですが、どう工面しても北海道の路地では育ちません。花を咲かせるためには温室での管理が欠かせないのです。その点百合が原公園の温室では良く管理されていて「ミモザ」が咲いています。

 

鉢植えでも育っています                           リースにも使われます

ミモザは幸福を与えてくれる花と言われてオーストリアの南西部にあるパースでは。オープンカーからミモザを市民に配ります。競ってミモザを受け取りますが、その姿は幸福そのものです。


「群来(くき)る」って 鰊が群れて沿岸にやって来ることなのよ!

2018-03-21 10:06:46 | 地名

「群来」(くき)

積丹半島の古平(ふるびら)と美国(びくに)との境に「群来(くき)」という名があります。北海道の地名に「群来」という地名があるということに驚いています。ここは、むかし鰊が押し寄せてニシン漁で栄えたところであったと、地名から想像できます。

ニシンが群れ来るという「群来」の言葉は今では死語にちかくなっており、多くの人に群来の言葉は知られていません。稚内の高台の展望台の展示の説明に「郡来」と書かれてあって、この群来の字ではありませんと指摘したことがあります。

その後掲示物は訂正されていました。

アイヌ語地名研究家で知られる某氏も「群来」と言う字をつかって、アイヌ語地名でないと説明していました。良く知られていない単語なので「群来」を「郡来」としてしまうことがあるのです。

日本海沿岸では春にニシンが大量に獲れてニシン番屋が作られ、東北からやんしゅうがやってきて賑わいましたが、ニシンを獲りすぎたためにニシンの群来る姿が見られなくなりました。

ニシンの養殖や漁獲の制限などで、数年前から再び沿岸が白くなる現象が見られる様になり、死語にちかくなっていた言葉が、近年蘇ってきました。2月に小樽の海岸に「群来」の現象が現れ、新聞にも群来が報道され、スーパーなどで急にニシンが安く買えるようになりました。

★今ニシンが安く買えます。