「近年は季節感が薄らいでいる のではないかな!」
今年の6月21日は「夏至」の日でしたが、どれだけの人がこの日を理解していることでしょう。
この日は、北半球では1年でいちばん昼の長い日だったのです。体感的には、これからは日差しが益々強くなり、夏が待っており新型コロナを払いのける季節が来ていると実感します。
しかし、裏返してみれば、6月21日を境に日一日と昼間が短くなっていくのです。
「夏至」を過ぎると、今年も折り返し点を経過したことになり、気持ちの上では幾分和らいだ感じになりますが、季節の移ろいのはやさが身に沁みます。
あと一週間ほどで6月が終わりますが、一年の半分が終わりかけているのです。
道新の「北のうた暦」(2020・6・21)に夏至の日を詠った俳句があります。
夏至といふ淋しき真昼終わりけり 木村照子
俳句にたけた人でないと句の良し悪しはなかなか分かりませんが、高橋千草評に「人知れぬ、深い孤心がのぞいているようだ」とあります。
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