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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

手袋は「はく」の、「はめる」の 北海道方言

2018-12-13 17:52:20 | 風土

「手袋ははく」 北海道弁

北海道の言葉に「手袋をはく」というのがあります。標準語では「はめる」なのです。

開拓時の北海道は寒いので、手袋は「ぽっこ手袋」が子どもの手袋でした。親指の部分と4本の指をまとめてはく手袋でした。

靴下は「はく」と言いますし、はめるとは言いません。靴下に足を入れる、これぞ「靴下をはく」という言葉になりますが、ぽっこ手袋に手を入れるのも同様な感じで、北海道では「手袋をはく」という言葉になったのでしょう。

道民にとっては「はく」の方が言いやすいのです。

5本指の手袋であれば、標準語の「手袋をはめる」と言う言葉になるのでしょうがね。

道新「新・北のうた暦」(2018.12.5)の欄に、

  手ぶくろをはかずに君を待っている   荒井愛永 

という句が載っていました。俳句なのか、ただのつぶやきなのか分かりませんが、これが「新・北のうた」なのでしょう。

五十嵐秀彦さんの解説に、寒い朝(?)のこと。恋人を待っているが、あえて「はかずに」寒風の街角に立っている。そのほうが早く会えるような気がするのだ。とありました。

道産子として言葉(北海道弁)の面白さを感じています。

 

 

 

 


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