「奥尻の4基「自然災害伝承碑」にウェブの地形図掲載」
札幌市の藻岩山(531m)の頂上展望休憩室で、窓下に三角点が見えます。
男女の大学生が同室に居て、話す機会がありました。話の中で「あれは三角点ですよ」と話すと、三角点の意味が分からないでいます。こう言っては何ですが「大学生なのに三角点を知らないの?」とあきれたのでした。
「何大学・何学部?」などと野暮な問いかけはしませんでしたが、三角点を知らないなんてとあきれました。
藻岩山頂上の三角点 三等三角点でした。
三角点を知らなければ、今年奥尻に指定される「自然災害伝承碑」の地図暗号にも興味などもつことはないでしょう。
北海道では桧山管内の奥尻島の地震慰霊碑4基が道内で初めて指定されます。
日本国土全土が地震・津波の被害が問題になっている現在、その対策のひとつとして国土地理院が奥尻島の慰霊碑4基をウェブ地図に示すことにしたのです。津波の災害を逃れる一つの目安になるのです。
「北海道南西沖地震」は1993年に起こり、多くの災害・人災を与えました。地震発生から26年になる7月12日にウェブ版国土地理院地図に公開されたのです。
6月に27都府県の石碑や供養塔など158基がえらばれ、11日に追加されたのが北海道の奥尻島を含む計24基となりました。
9月以降には、2万5千分の1地形図の奥尻島にこの記号が掲載されます。
カムイラビットは奥尻島に渡ったことがあります。南西沖地震の起きる数年前です。宿泊した港近くの旅館は津波で流され、流されるニュースに釘付けになり悲惨な状況に唖然としたのでした。
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