「イヌサフラン、イヌホウズキのイヌの意味は」
我が家の庭の通路脇に「イヌ」の語の付いた植物が二つあります。
イヌサフランにイヌホウズキです。
イヌサフランは春にニュースに取り上げられたりします。春早く初々しい芽を出して、野菜に飢えていた人が調理し食べて病院に運び込まれたりします。
イヌサフランは有毒の植物で、ギョウジャニンニクと間違えて食べてしまうからです。
今年などは食べて死んだ人も出ました。
この植物に名を付けた当時から、イヌサフランは有毒植物と分っていたのでしょう。そこで付けられた名が「イヌサフラン」なのです。
イヌの名を付けて呼び、食べないように注意したのでしょう。
○ 10月7日台風25号が北海道までやってきて、ピンクに咲いているイヌサフランは雨に打たれて、だらしなく頭を下げてしまいました。花は綺麗で10月初旬はピンクの花が特に綺麗です。他の花が少なくなった時期に咲くのですから目を奪われます。
春には初々しい新芽が魅力的で、夏には葉が枯れてなくなり、10月には花が咲くという異色の花なのです。
「イヌホウズキ」
もう一つの「イヌホウズキ」も我が家の通路脇のプランター中で健在です。
実は小粒で緑色から、実ると黒紫色の色になります。ホウズキ状の実ですが食べられません。イヌの名を付けて、食べられませんと言っています。
イヌホウズキは畑などにも生き延びています。憎めない形状ですので目のかたきとして除草されません。
ある年、実の付け方が可愛いので鉢植えにしていたら、農家をしたことがある方から、「これは雑草ですよね」と念を押されたことがありました。
まあいいじゃない、野の草あっても可愛ければ我が家の住人になれるのです。
この二つの植物の様に食べられない(役立たない)植物によく付けられているのが「イヌ〇〇〇」なのです。
エンジュの木はお土産用の木彫りに使われる木です。
エンジュの木に似たイヌエンジュという名の木があります。この木の名の由来は、「エンジュの木に材として劣っています」と言う意味です。ここでは役立たずではなく、劣るという意味でイヌが付けられているのです。
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