雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

「なまら」は使い方で 下品にも、上品にも

2013-04-14 21:47:44 | 風土
4月9日(火)の道新の夕刊に『「なまら」ってどうだべか?』の記事がありました。これは何だ! この見出しを見て下品な言葉が並んで書かれてあると思ったのです。
カムイラピットは「なまら」も「どうだべか」も普段は使わず、使ったとしても最も身近な普段着の中での会話の中での会話に使います。
新聞記事を見ていて「なまら」って、ふてぶてしく「あいつはなまら生意気だ!」「なまらけんかづき」「なまらはんかくさい」「なまらうまくない」と否定的な時に使うことが多く、あまり印象の良い言葉で無いと普段思っていたからなのでした。
ところで、使い場所では「さいこうだあ」という意味で、勝利投手がお立ち台で「なまら最高です」と言えば、「本当にうれしく最高です」と晴れがましく聞こえる言葉にに今やなってきています。
近じか公開される札幌を舞台とした「探偵はバーにいる 2」の主演の大泉洋さん=江別市出身=はよくなまらを連発しているとか、北海道出身なので身に馴染んでいやらしさ感じないのかもしれません。
同新聞によると50代以上は1~2割程度の使用と言うから、若者たちによって多く使われ広まってきている言葉と言えそうなのです。佐藤亮一「全国方言小辞典」にも挙げられており、「なまら」は「たいそう。非常に。」とあり、用例として「あの映画なまら迫力あったな(あの映画は非常に迫力があったね)*若い人が好んで使う」とあり、この言葉、少しずつ北海道方言として定着しつつあるようにみられます。

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