雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

原生花園の道 ポンモイ海岸から浜小清水まで

2012-02-15 11:27:23 | 随想
北海道新聞で、このほど「道の100選」を選定しようとしています。
その一つに、カムイラピットは「原生花園の道」を推薦しました。
JR線路も、道路も網走の「ポンモイ海岸」あたりから「浜小清水」まで、海岸沿いを通ります。この景観が美しく感じます。網走の外れにポンモイ海岸と名のつくところがあります。この「ポンモイ」はアイヌ語の「小さな・入り江」を指す言葉で、海岸段丘側に柱状節理の岩状の屏風壁があり、また海岸側は入り江とあって気持ちの良い眺めとなっています。もともと「鱒浦(ますうら)」あたりまでは砂浜迫る道でしたが、今では埋め立てられて、浜との段差が付き海岸には降りられませんが、シンパクが分離帯に植えられた立派な道に整備されました。
さらに行くと、藻琴市街を通りますが、山手側に「藻琴湖(もことこ)」が見られます。この湖は大粒の寒シジミの出荷でよく知られています。さらに進むと間もなく「北浜駅」(きたはまえき)に至ります。このすぐ先に濤沸湖があります。湖口は大白鳥の渡来地として知られており、冬が明ける時期には観光客が多く来ております。
北浜駅は流氷を身近に見れますし、知床連山も遠くに見る事も出来ます。旅行客にとっては北浜駅は人気があって、駅舎に沢山の名刺が張られ、記念に残されています。
北浜駅の先は「原生花園の道」で6月下旬から7月中旬迄は原生の花園となります。中心が原生花園駅で、北浜から原生花園までか、原生花園から浜小清水までハイキングするのもお勧めです。花の咲き乱れている季節にここを歩くと大変特をした感じになります。ダイダイ色のエゾスカシユリ、黄色のセンダイハギ、紫色のヒオウギアヤメ、白色のエゾノコリンゴ、ピンク色のハマフウロなどなどの花が咲き乱れます。これらの花の咲いている季節は良いのですが、その季節が去った後は、人によっては「何もない所だね」という人もいます。それでも視野は広く、濤沸湖や遠くに藻琴山、放牧された牛の草を食む姿は牧歌的で、もっとも北海道らしい風景のところといえます。
多くの観光バスが来ており、また春、夏、秋の時季だけJR釧網線に原生花園駅に臨時停車するようになっています。只今紹介した道は心に残る素晴らしい道の一つに挙げられる事でしょう。

摩周湖結氷 御神渡り見られるかも

2012-02-14 21:04:06 | 風土
4年ぶりに「摩周湖」が凍結したと報道がありました。
2月12日から湖の表面が氷りだして、14日には湖面一面が白くなり(氷り)ました。
摩周湖の名には神秘さが漂っていて、カムイラピットは何度も見に出かけましたが、結氷した時の湖は見た事がありません。いつかは見たいものだと思っていますが、雪道は運転が苦手なので出向く気持ちになれません。
今日の摩周湖の氷の湖には筋状の亀裂跡がみられ、幾何学模様が描かれています。今年はこの頃の寒さがきついことが、湖面が氷った原因だそうです。これから更に寒さが増しますと、神秘な現象が出現します。それが「御神渡り(おみわたり)」といわれるものです。冷え込みが厳しい夜に、氷がきしむ音が響き渡り現象のピークは出現してから1~2週間にもなります。そして氷の亀裂が盛り上がるのです。1から2mの盛り上がりで、長さは5~10㎞にも及びます。摩周湖でも出現し有名ですが、今年は厳寒の日も多いのでこれから見る事が出来るかもしれません。
御神渡りは、神様が通った跡という諏訪湖に伝わる伝説に由来しているということです。
★摩周湖(弟子屈町)では、最低気温が氷点下21.0度となった14日時点で、御神渡は高さ50~70センチ、長さ3㌔に成長。3月中旬まで観察が出来るとの事です。

☆ 岩見沢市や三笠市では13日再び猛威の大雪となり、交通麻痺となりました。今年2度目の自衛隊の救助活動が要請されるほ どでした。空き家が雪の重さで、倒壊したところもあり、大変なことになっています。

小樽雪あかりの路 外国人に人気

2012-02-12 19:45:40 | 観光
2月9日(木)に、前から計画していた「小樽雪あかり」を見に出かけました。
2月の季節は雪道で危険なので、用心して自家用車に乗らずに汽車を使いました。
雪あかりの路は「札幌雪まつり」と同じく12日(日)まででしたが、雪あかりの写真を沢山撮ってきたので、ブログに貼り付けようとしましたが失敗し日が経ってしまいました。
小樽に着いたのは夕方暗くなりかけた時刻でした。
幸い、小樽駅前のバス乗り場から専用の格好の良い「雪あかりめぐりバス」が出ていて、大助かりしました。
岐阜から来たという母と娘さんがいて、小樽雪あかりも人気なのだと思われました。逆に「どちらからですか」と聞かれ「札幌から」と答えましたら、「札幌の人も見にくるなんて、人気なんだ」と、喜んでいました。
「北一硝子で降りるとよいですよ」と教え、私たちもそこで下車しました。北一硝子や一連の土産物屋を見ながらそぞろ歩き、夜のお店見物も感激です。後は徒歩で各会場を巡ります。
メイン会場「小樽運河雪あかりの路」に回り、最後にメイン会場「手宮線会場」へと向いました。
前に来た時にはあまり会わなかった外人さんが多く来ていて、雪の景色も外人にも人気になのだと思われました。私は雪あかりに行くのは今年で4度目になるかなあー。揺れる沢山のろうそくの灯り、それはなかなか感じが良いのですね。結構な人出です。
雪の中につられた穴ぼこにロウソクが備え付けてあり、北国の雪の路を飾り、美しさを魅力的なものにしていました。カムイラピット夫婦は、手焼き煎餅屋に立ち寄り、煎餅をかじりながら一休み、また小樽で人気の「かま栄」の蒲鉾、手宮会場で「温かい甘酒」を飲んで身体を温め、身も心も温まって列車で帰路に、夜10時半に無事帰宅しました。


北海道産米はうまい 

2012-02-11 17:54:42 | 
我が家では、2年前までは道産米「おぼろづき」を食べていました。
その前迄は本州産の「コシヒカリ」や「あきたこまち」でした。コシヒカリは多くの県で作られており、本命の新潟県魚沼産のコシヒカリは高くて買う気になれず、一般流通米の茨城県産等のコシヒカリを食べていたのです。
昨年からは少し高いのですが道産米の「ゆめぴりか」を食べています。粘りがあってムチムチ感が私の口に合っています。
このほど2011年産米の食味ランキングが、日本穀物検定協会から発表になりました。
特A評価、A評価、A´評価とありますが、北海道からは特A評価に「ななつぼし」と「ゆめぴりか」が入りました。
さらに驚くことには、特A評価の「ゆめぴりか」は、奈良県産の「ヒノヒカリ」、福岡県産の「元気づくし」と並んで最高でした。今や本州市場でも「ゆめぴりか」は高価額米となっています。ちなみに、ユメは和語の「夢」、ピリカは「美しい」の意で和語・アイヌ語の合成語です。
全国の特Aランク米は、26銘柄で「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」が多くを占めています。

   北海道米 特Aランク ゆめぴりか  ななつぼし
          Aランク  きらら397  ほしのゆめ

我が家で道産米を食べることにしている理由があります。①本州のように米を長年作っているところでは農薬のスズ含有量が多く含まれているのではないかと思われること。②また移動の為の費用が本州産の物はかかっていると思われること。③近年では米の品種改良が進み、北海道産の米の品質も本州産にひけをとらぬだろう事。
合わせて、④北海道に住んでいるのだから、道産米を食べることが、北海道の農業に貢献しているだろう。 ことなどです。

群来る 鰊御殿が日本海側に

2012-02-11 08:42:06 | 風土
「群来(くき)る」という言葉は、この頃では聞きなれない言葉になっています。
「くきる」という言葉を知っていても「郡来る」と書く人もいて、むかしを知らない人だと思ってしまいます。かつて稚内市の海岸段丘上にある高い展望塔の下の博物館展示説明板にも「郡来」としてあって、群来と直してもらいました。
北海道は江戸末期から、明治、大正と続くニシン漁が日本海側で盛んで、江差だけでなく、小樽、浜益、増毛、留萌の海岸はニシン漁で賑わいました。ニシンが「群来る」時にはニシンのシラコで海が白く色ずくほどでした。日本海側には「群来(くき)=古平町」という地名さえ残っているほどです。現在では鰊のたいぐんが来ることはなくなってしまいました。
小樽市に※「銭函(ぜにばこ)」という地名がありますが、これもニシンの群来で出来た地名といえましょう。
また、ニシン漁で富を得た網元が作った大きな家の木造家屋、作業場兼定住家屋は今でも「鰊御殿」の名で残っています。小樽市内で言うと銀鱗荘、小樽市鰊御殿、小樽貴賓館(旧青山別邸)などがそうです。

※「銭函」(ぜにばこ)、ニシンの千石場所であった処。漁民の家にも銭函あったとと言われる。(北海道駅名の起源)

☆今残されている鰊御殿を次に紹介します。
 旧青山家住宅(旧青山家漁家 住宅)(北海道開拓の村展示)
 白鳥家住宅(はまなす郷土資料館)(石狩市浜益区)
 川村慶次郎 武井忠吉邸(鰊御殿とまり)(古宇郡泊村)
 旧花田家番屋(留萌群小平町)
 旧橋本与作邸(お宿鰊御殿)商家であったので、厳密には鰊御殿でない。  

雪まつりに行って来ました

2012-02-09 18:39:52 | 紹介
2月6日の雪まつりのオープンの日に行って来ました。暖かい時間帯でしたので、気持ちよく見れました。
結構人出がありました。
2丁目会場の「動物たちの夢の城」(大氷像)、4丁目会場の「雪の水族館~海からの贈りもの」(大雪像)(この立派な手の込んだ雪像に心、一番多く写真を撮りました。札幌の陸上自衛隊員による作成です。)、5丁目会場の「魔法よ、みんなに届け」(大雪像)、同会場の「故宮博物院(台湾)」(大氷像)、6丁目会場の「ゆっぽろ、ちっきゅん、おっほん」(中雪像)、7丁目会場の「タージマハル」(HBCインド広場 大雪像)、8丁目会場の合図 鶴ヶ城」(大雪像、屋根瓦が見事でこれも感心しました。)、9丁目会場の「清華亭」(中雪像)、
10丁目会場の「ドリーム9 トリコ×ワンピース」(大雪像 立派でした。)11丁目会場は小雪像(市民雪像、沢山の個数)。
見た時間は3時間あまり、夜の招待映画「はやぶさ」の始まる午後18時までの時間でした。時間を使った割にはススキの会場の「氷の像」は見る時間はありませんでした。雪まつりは12日までです。 

オホーツクの魅力 それは新鮮味か?

2012-02-09 16:06:48 | 風土
オホーツク海に今流氷が来ています。広々とし海に流氷が来ている様子を想像するだけで、オホーツクのイメージは完璧に作られたと思います。今、網走市でも紋別市でも、寒さや新鮮な魚介類を売り物にした冬の祭典が行われています。
先年、北海道14支庁は再編されて各振興局が作られました。その支庁名の中で唯一名が消えた(変えられた)のが網走支庁でした。その名も「オホーツク振興局」となりました。
今回、オホーツクの事をあらわすにはどのような言葉が良い(似合う)か考えてみました。「オホーツクは悠々」とはどうだろうか。いや「オホーツクは凛として」が良いかな、などと考えているうちに、いや「オホーツクは洋洋として」がよさそうだと自分なりに落ち着きました。オホーツクと言えば、魚介類が豊富で、雄武の毛ガニ、紋別のいずし、蒲鉾。サロマ湖の牡蠣、湧別産のホタテ、常呂のイクラ、荒巻鮭と新鮮なイメージがあります。表題のオホーツクの魅力は「新鮮味」などともいえましょう。農産物でも、水産物でも今やどこの海で獲れた物も、汚染がかっているなどと思えてなかなか買う気が起りません、
オホーツク海産、オホーツクの市町村産のパッケージがついていれば、心から信用できる気がするのは私だけではない様に思えます。
カムイラピットは、長く網走管内で生活したことがあり、オホーツクの言葉が懐かしく魅力的に感じるのです。

しばれる 厳しい寒さ これがシバレル

2012-02-08 21:37:10 | 随想
「しばれる」は、北海道の様な寒さ厳しい地方で使われている言葉です。
簡易な辞書にはシバレルの単語は無く、大きな辞典には説明がみつかりました。
大辞泉(小学館)によると「きびしく冷え込む。また、凍る。東北・北海道地方で言う。今夜はしばれる。」とあります。
シバレルはふつうの寒さとは違う、特別に寒い時に使います。「今朝はシバレルね」「急にシバレてきたね」「今朝は水がガンガンにしばれたよ」などと使います。厳寒のシバレルような時には手袋をはいてないと、手が凍(こご)えてしまいます。十勝の冬はシバレル夜が多く、夜空に星が綺麗です。
雪の降る地方の、関西の「さぶい」、博多の「さむか」、信州の「しみる」など、寒さを言い表す言葉がありますが、冷たさのきびしさを表す言葉は見つかりません。最上級の寒さこそが「シバレル」で、この言葉意外に表せる言葉はありません。2月の上旬・中旬の朝・夜の冷え込みシバレル状況が続きます。

☆ 今年2月6日最高気温が摂氏6度となり、雪まつりの像が解けだして、7日に市民参加の雪像が倒れて怪我人が出ました。
 8日には雪像の点検を行い、危険と見られる市民雪像2ヶも取り壊しました。大きな像の一部も解けて、その部分も削りとりました。雪まつりには、気温の高さは御馳走ではありません。

初音ミク倒れて 観光客怪我

2012-02-07 21:13:40 | 記録
初音ミクさんは、ソフトの力を駆使した、パソコン上の人気キャラクターです。その可愛さは人気を呼んでいます。その初音ミクさんは倒れるわけはありません。
このミクさんが倒れたのです。場所は札幌雪まつりの会場です。大通り会場に作られた初音ミクさんの雪像で、「わあー可愛く作られている」とカムイラピットも見て来たのでしたが、6日からの暖かい日が続き、今日も暖かったことから雪像の根元が弱り、崩れ落ちたものと思われます。通りがけのご婦人がけがを負いました。雪まつりの暖気による事故でしたので、全国ネットで放送されていました。
雪まつりの事故はいままでになかったことです。雪まつりが終わると、大きな雪像も、小さな雪像も一気に壊してしまいます。子供が雪像に入って怪我でもしたら大変だからです。
今日の昼ごろから、暖かい気温の時に降る「ぼた雪」が降りだしています。雪まつりを境として、暖気と大雪が繰り返す気候になります。昨日今日がその暖気にあたり、またその後に大雪がやってきます。もう少し雪との戦いをしなければなりません。

札幌雪まつり テレビ番組12日迄雪まつり目白押し 

2012-02-06 10:51:14 | 観光
2月6日から12日まで「札幌雪まつり」が開かれます。
今日は初日で、カムイラピットもうきうき跳ねて雪まつりに行ってきます。
地方の人は年休を取って、子供は学校を休ませて雪まつりに連れていく人もいるほどです。実はラピットにはそのような勇気?はありませんでした。
札幌に幸い住まうことが出来て、カムイラピットは毎年見に行きます。多くの労力をかけて仕上がった大雪像なので、見る価値は十分あります。ところが身近な人に「雪まつりに行かれますか」と問いますと、「いゃー行きません」と大半答えが返ってきます。なれっこになって雪まつりどころではないようです。ラピットから見ると「もったいないなあー」と思うことしきりです。
今年の雪像は雪質が良いのか、綺麗にできています。「大通り会場」と、「ツドーム会場」(地下鉄東豊線栄町で下車)と2会場で行われます。「ススキノの会場」では氷の像の展示が道沿いに沢山並びます。
今日見て来ましたら、写真で報告しますので、楽しみにしていて下さい。