雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

マロニエ通り 花が満開見事な並木

2012-06-06 10:44:46 | 樹木
札幌にマロニエ並木があるとは知りませんでした。
ラビ妻の友達から「今マロニエが咲いてます。札幌に並木があるので見に行きましょう。」と誘いを受けました。私は「マロニエ」自体その存在を知りませんでしたが、花が綺麗となれば何が何でも見なければならない性分なので早速出向くことにしました。場所は中央区北3条西20丁目にあり、2丁に渡って道の両側の大木に花が咲き誇っていました。
10数mもある高さの街路樹で大きな花の房がこれほどまで数多く咲いて綺麗なのははじめてです。
近くのマンションの管理人の人が花びらの落ちたものを掃除しておられましたが、「すぐに花びらが落ちてきて一日中はいています」と言います。また秋の落ち葉の時も清掃するには難儀なことだとも話しておられました。苦労はよく分かります。花の咲く少し前にも粘りのあるものが落ちてきてアスファルトについてやっかいとも申しております。
実も結構成るらしく、栃の実と同じようで、ある人は拾い集めて団子を作るようですとも言います。「拾いに来ても良いのでしょうか」とお聞きしますと、いくらでも拾っていってください。車に実が引かれて道はひどいのですとも言います。
花並木を眺めているとカメラをもった女性が何人もきており撮影しておりました。
マロニエはよほど昔に移植されたものでしょう。よくそだつ樹のようです。樹は白い花を付けるもの、赤い花を付けるものの二種類あり、白い花を付ける気が赤い花の木の台木になっているようでした。中には一本の木に赤い花と白い花の両方つけているものもありました。
なかなか並木は壮観です。一度この季節に出向いて見てはどうでしょうか。


山野草散策 山歩きは楽しい

2012-06-04 22:05:26 | 自然
北海道医療大学の裏手の山は、野草散策路が整備され公開されています。カムイラビットは今年もこの大学で開かれている「漢方・薬用植物研究講座」(年全6回)に通っています。
毎回の講演の後には、この裏山の植物を巡る企画があります。同大学の堀田清先生や同行する植物研究者の案内つきで野草園を回ることが出来ます。ほぼ参加者は毎回100名ほどの参加者で、途中途中で説明がおり山野草についての知識を増やすことが出来ます。
今の季節について、今回の講演者の海野貴志先生(士別市立病院薬剤師)は「6月に入り、二十四節季では小満より芒種に差し掛かった時期になります。かなわちスプリング・エフェメラルによる春の祭典はも一段落し、一定の成長を遂げた植物たちが早くも次の世帯のために実を熟し始める季節と言えます。」と説明しています。全くその通りで、現在は野の花の満開の季節(エゾエンゴサクやカタクリの満開)は終わり、今は実を付ける準備に入っていました。その中で何点かの植物だけが花を見せておりました。
野草散策路を巡ることにより、植物から元気(気)をもらい、この一日が楽しい日となりました。元気をいただきこの企画に感謝感謝です。
今回は新しく「ヤブニンジン」「ユウシュウラン」「タニギキョウ」「サルメンエビネ」「しなの木」「ベニバナイチヤクソウ」「ショウジョウバカマの子孫を残す姿」を確認することができました。
小枝や蕗の葉の裏にセミの抜け殻があり、春ゼミが夏を知らせるかの様に、山全体に鳴き声を響かせていました。