田川のオオブタクサが開花の時期になっているようです。
今年は田川の水がほとんど消える事無く流れていましたので、オオブタクサも元気です。
オオブタクサはキク科ブタクサ属に属する植物で北アメリカ原産の帰化植物です。
日本では花粉症の原因アレルゲンの一つです。
迷惑な植物が帰化してしまったものです。
先だって我が家の娘が健康診断を受けたのですが、オプション検査で少量の血液でアレルゲンを33項目調べる「MAST33」という検査を受けたようです。
幸いにブタクサ混合物は陽性になっていなかったようです。
≪ちょいと情報≫
外来種であるブタクサに何故「ブタクサ(豚草)」があてられているのか気になりましたのでちょっとネット検索で調べてみました。
いろいろな説がありました。
①英名の俗名である「ホッグウィード(豚の草)」の直訳からきている。
豚の餌という意味からきているようですが、豚しか食べないとか、豚にしか適さない荒地に生えるといった意味が含まれているようです。
②ブタクサ(豚草)は英語ではragweedという。
アメリカから到着した荷物のクッションの役目として入れられた植物がragweedであった。ある通訳の人がragをぼろきれ、詰め物ではなくいやしい人という意味でブタと訳した。そしてweedを雑草と訳して、両者を合わせてブタクサと呼んだらしい。
③ブタクサ(豚草)Hogweed(キクに似た頭状花をもつ雑草の総称:hogは豚)を直訳したという説。
いずれが正解なのでしょうか?
全然話は変わりますが、シクラメンの和名に「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」があります。
これは、シクラメンの英名「sow bread(雌豚のパン)」を日本語に翻訳したことからきているそうです。
ブタナ(豚菜)という植物もありますが、これはフランス語で「ブタのサラダ」を意味する「Salade de pore」から「ブタナ」となったという説が一般化しています。
ただ、渡来当初は、牧場周辺で確認されたことから飼料植物、すなわち「豚」の飼料から「ブタナ」となったという説も一部にあるとのことです。