松本市の伝統を感じる食品一覧に戻る
稲刈りの時期の松本市の味覚として、イナゴの佃煮があります。
写真のようにイナゴの姿そのままですのでちょっとという方がいるかもしれませんが、炒って砂糖醤油で味付けしたイナゴは、私にとってはごちそうですし、季節を感じ取る事の出来る食べ物です。
ゲテモノ食いと言われるかもしれませんが、松本に住む者にとっては貴重な蛋白源でもあります。
現在は飽食の時代ですので、別にイナゴから蛋白質を採らなくても他の食材からいくらでも採る事は出来ますが、慣れ親しんだ味を毎年味わいたくなります。
幼い頃、母親が手ぬぐいを縫って作ってくれた巾着袋を腰に下げ稲刈りをしていました。
イナゴが飛び出し移動した場所を子供ながらにしっかりと確認をして、捕まえて袋に入れたものです。
捕まえたイナゴはその日の夕食のおかずとして食卓にのぼりました。

朝8時頃の常念岳です。

北アルプスの山並み。
奇麗な青空が広がっていました。
私の職場は今日が2015年度の最終日となり、明日から2016年度が始まります。
2015年度の最終日、白く輝く常念岳、北アルプスの山並み、また朝日を浴びて建つ松本城を見る事が出来ました。

今朝は常念岳や松本城を撮影している間中、カワラヒワ(河原鶸)が透き通った「キリリ、コロロ」の鳴き声を聞かせてくれていました。