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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「よっこ」

2023-04-22 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「よっこ」  信州弁 長野県 中信 方言

「よっこ」は「余分」や「余計」の意。

例文1
よっこ な おせわ 」=「余計なお世話です」
よっこ な こん ゆうな」=「余計な事を言うな」
よっこ な くちだし を するな」=「余計な口出しをするな」
よっこ な かね は もって ん 」=「余分なお金は持っていないですよ」
よっこ な しんぱい は しなんで いい  ね」=「余計な心配はしないでいいからね」
よっこ な こん で しんぱい かけて もうしわけねー」=「余計な事で心配をかけて申し訳ない」
「えんぴつ よっこ が あったら ちょっと かしてくれん かい」=「鉛筆に余分があったらちょっと貸してくれないか」
「あの ばかやろう よっこ な こん まで ぺらぺら しゃべくり やがって」=「あの馬鹿野郎余計なことまでぺらぺらとしゃべりやがって」
「こんげつ は よそうがい の よっこ な しはらい が あって あかじ 」=「今月は予想外の余計な支払があって赤字です」
よっこ な おかね が あったら こまった とき に そなえて ちょきん しとけよ」=「余分なお金があったら困った時に備えて貯金をしておきなさいよ」
よっこ な こん いわなきゃ いい だに いっちまう もんで けんか に なる だわ」=「余計な事を言わなければ良いのに言ってしまうものだから喧嘩になるのですよ」

例文2
 先生 「あしたからいよいよしゅうがくりょこうできょうとゆきます。
     このめーいったようによっこなもんはぜったいにもってきちゃーいけんぞ。
     よっこもんをもってきたやつは そのばでまつもと けえってもらうな。
     わかったな。」
 生徒 「はーい」
例文2の標準語(?)訳
 先生 「明日からいよいよ修学旅行で京都へ行きます。
     この前に言ったように余計な物は絶対に持って来てはいけないですよ。
     余計な物を持ってきた者は その場で松本へ帰ってもらうからな。
     分かりましたか」
 生徒 「はーい」



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