北海道の支笏湖は火山のカルデラ湖です。もとは支笏火山で、活発な活動をしたようです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
今から4万年前、支笏火山の火砕流は札幌市豊平区・南区に流れ込みました。その量は、1000億㎥、札幌ドーム63,000杯にもなるそうです。そして、丘陵地帯が築かれました。豊平区月寒はその端部になります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_1.gif)
豊平区月寒の南側に接する、支笏火山に少し近い豊平区西岡では、火山灰が厚く積もっています。下の写真は人為的に削って作られた崖です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/8b/be6c2881c8776ddfec0895a52bc23261.jpg)
ほぼ垂直になっています。火山灰は土木工事の材料として使われます。特徴は軽いことです。普通の土は1㎥当り、1.7~1.8tの重さがあります。しかし、火山灰はおよそ1.4t程度です
。凍上にも強いものもあります。欠点は水を含むとトロトロの状態になって流れてしまうことです。
下の水溜りの写真でもわかると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/2f/5b094036eea6bd68a6ec26162ab29ae4.jpg)
また、栄養の無い土ですので、雑草すらなかなか生えません。
法面を築き、緑化するのが難しい土です。雑草が繁茂するには数年かかります。雨で法面から土が流れないように気を使います。
したがって、火山灰を削る時は、昔から、経験的に先程の崖の写真のように、垂直に崖を造り、雨があたらないようにします。これは、通常の土木工学的な対応ではありません。
この火山灰が厚く積もった南区では、中心部が熱と圧力で融けて固まり、石が形成されました。
札幌軟石です。溶結凝灰岩という種類の岩だそうです。トップの写真は、この札幌軟石が採掘された場所を公園とした石山緑地の人工の崖です。上の方は、未固結の火山灰が載っています。札幌軟石は建築材料として、北海道開拓期から使われています。
下の写真はこの札幌軟石で建築された「ぽすとかん(旧石山郵便局)」です。南区石山に有ります。
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「ぽすとかん」は、札幌景観資産になっています。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
札幌軟石は今でも、採掘されています。下の写真は、現在、辻石材工業㈱採掘している箇所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e2/259d710c532990c9708787bea5459bfc.jpg)
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今から4万年前、支笏火山の火砕流は札幌市豊平区・南区に流れ込みました。その量は、1000億㎥、札幌ドーム63,000杯にもなるそうです。そして、丘陵地帯が築かれました。豊平区月寒はその端部になります。
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豊平区月寒の南側に接する、支笏火山に少し近い豊平区西岡では、火山灰が厚く積もっています。下の写真は人為的に削って作られた崖です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/8b/be6c2881c8776ddfec0895a52bc23261.jpg)
ほぼ垂直になっています。火山灰は土木工事の材料として使われます。特徴は軽いことです。普通の土は1㎥当り、1.7~1.8tの重さがあります。しかし、火山灰はおよそ1.4t程度です
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また、栄養の無い土ですので、雑草すらなかなか生えません。
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したがって、火山灰を削る時は、昔から、経験的に先程の崖の写真のように、垂直に崖を造り、雨があたらないようにします。これは、通常の土木工学的な対応ではありません。
この火山灰が厚く積もった南区では、中心部が熱と圧力で融けて固まり、石が形成されました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/73/b0349f9b2feeeadab7ff0b8b6bca901f.jpg)
「ぽすとかん」は、札幌景観資産になっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_4.gif)
札幌軟石は今でも、採掘されています。下の写真は、現在、辻石材工業㈱採掘している箇所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/e2/259d710c532990c9708787bea5459bfc.jpg)