近所のイトーヨーカドーで、東北フェアみたいなコーナーが有りました。芋煮うどんなるカップ麺が売られていました。
２００７年に、札幌芋煮研究会を立ち上げ（職場の仲間だけです、半強制的に入れた部下ほかです）、山形市の馬見崎川で行われた「日本一の芋煮会」に参加した私としては、思わず買ってしまいました（妻も１個９８円なので許してくれました）。トップの写真のように、醤油味の山形風と味噌味の宮城風が有りました。
醤油味の山形風は、作ると下のとおりです。私が作りました。
味噌味の宮城風は、作ると下のとおりです。妻が作りました（やはり、女性らしく、芋が綺麗に揃っています）。
この味噌味の宮城風、醤油味の山形風はおおよそ合っています。札幌芋煮研究会で詳しく調べた結果は、次のとおりです。
■札幌 芋煮研究会■
まずは、芋煮とはどんな料理かを知るために、宮城、岩手、福島各県
の芋煮レシピと山形県（最上・庄内・村山・置賜４地域）のレシピを勉強。
各県、地域で相当違うことが判明しました。岩手県では、芋の子汁と呼
ばれるものを参考としました。
○用いる肉
牛肉（山形県置賜、山形県村山）
豚肉（山形県最上、山形県庄内、宮城県、福島県）
鶏肉（岩手県北上市）
牛肉・豚肉・鶏肉どれでも（岩手県花巻市）
○味付け
味噌（山形県庄内、宮城県、福島県二本松市）
醤油（山形県置賜、山形県村上、山形県最上、
岩手県北上市）
味噌と醤油（福島県喜多方市）
味噌、醤油どちらでも（岩手県花巻市）
用いられる主役の芋はどこでも、サトイモです。
こんにゃく、豆腐、しめじ、ごぼう、ねぎなど具材はもっと華やかです。
「日本一の芋煮会」に私が参加したのは、２００７年９月２日です。
庄内風の豚肉、味噌味の芋煮は下の写真です。
具がたくさんです。
酒田市のスーパーでは、豚肉のコーナーに芋煮を味わうとの言葉が掲げられています。
山形風の牛肉、醤油味の芋煮は下の写真です。
芋（サトイモ）、牛肉、ネギしか具材はありません。
どちらもおいしいです。こうした様々な違いが生じたのは、それぞれの肉の産地に併せて味付け、具材を併せた結果ではないかが、札幌芋煮研究会の結論です。
