ともみんバスを降りると、そこには瀬戸内海の見事な景色がありました。


弁天島と仙酔島が見えます。ちょうど鞆の浦と仙酔島を結ぶ平成いろは丸という舟が来ました。昭和9年に瀬戸内海国立公園の一部に指定され、これらの島は瀬戸内海国立公園の切手にもなっています。
そして、窓からの景色が素晴らしいとされる福禅寺対潮楼に行きました。

中に入ると、素晴らしい眺めが広がります。トップと下の写真です。



江戸時代の朝鮮通信使が「日東第一形勝」と感動したのもわかります。確かに、額縁におさまる絵のようです。トップの写真にも「日東第一形勝」と書かれています。
ここ、鞆の浦で、宮崎駿男監督が「崖の上のポニョ」の構想を練ったとの説もあるようです。
鞆の浦は歴史ある港です。江戸時代から存続しているとされるのが、下の雁木です。


ちょうど着物のカップルが通りかかり、いい感じです。

鞆港は現役の港です。船が繋留されていました。江戸時代には、白い蔵が一面に立っていたのでしょう。

そして、最も有名なのは、下の常夜燈でしょう。



1859年(安政6年)に建造されたそうです。常夜燈はもうひとつあったそうですが、明治15年の水害で無くなったそうです。
常夜燈の後ろに橋がかかるとしたら?
刀を差している方は、坂本龍馬さんらしいです。

鞆港は、古代から潮待ちの港だったそうです。満ち潮で港に入り、引き潮、満ち潮、その次の引き潮で港から出ていったそうです。
そうした事が学べる歴史民俗資料館が山の上にあります。
そこからの眺めも素晴らしいです。



鞆は、古くからの街です。なので、確かに道は狭いです。この部分にバイバスをとの考えは、30年前からあるようです。

私は全くの部外者(単なる観光客)ですが、この景観は残してほしいと思いました。山側にトンネルを掘るという案もあるようです。いずれにせよ、じっくり話し合い、地元に最も利益のある、解決を模索してほしいと思います。
