しなしなの記録

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長野県上田市には、古い建物が多くあり、歩いて楽しいです。特に養蚕関係の建物が多いです

2017-09-19 20:55:50 | Weblog

 6月11日(日)と12日(月)、私は長野県上田市内を歩き回りました。

 最初に気になったのは、下の建物です。

 

 「2Fの上にある、外気を取り入れるようなものは何に使われているのだろう。」と思いました。その疑問を持ちながら、市内の古い建物を巡りました。まずは、信州大学繊維学部に行ってみました。

 

 信州大学繊維学部の前身は、1910年(明治43年)に開校した、官営の上田養蚕専門学校です。1949年(昭和24年)から信州大学繊維学部になっています。

 下の写真の警備員室は1912年(大正元年)に建てられ、1964年(昭和39年)に移築されたそうです。

 

 一際、目を引く建物があります。トップと下の写真です。

 

 

 1929年(昭和4年)に完成した講堂です。内部には桑、繭、蛾の意匠が施されているそうです。あまりごてごてしていない、直線の多いすっきりとしたデザインの建物だと思います。

 こちらの倉庫は、上田養蚕専門学校が開学した時に造られたレンガの貯蔵庫です。現在は資料館だそうです。

 

 とにかく上田市は養蚕が盛んな街だったのでしょう。まだまだ、養蚕関係の建物があります。


 旧常田館製糸場は、長野県岡谷市出身の笠原房吉氏が1900(明治33年)に設立しています。数々の古い建物が残っています。下の写真は、1905年(明治38年)に建設された5階立ての繭倉庫です。

 

 こちらは、1908年(明治41年)に建設された事務所兼住宅です。現在は資料館だそうです。

 


 翌日に歩いていて見つけた農家の廃屋を見て、最初の疑問が解けました。2Fの上に付けられた吸気口のような部分です。


 
 「2Fは、蚕室になっており、そのために外気を入れる部分が必要だったのではなかったか。」です。


 上田市内には養蚕関係以外にも古い建物が多くあります。
 下の写真は、旧上田市立図書館です。

 

 上田男子小学校同窓会が市民の寄付を募り、建築したそうです。1910年(明治43年)です。1970年(昭和45年)まで、図書館として使われていました。


 上田高校は、旧上田藩主邸に建設されたそうです。この門はそのまま残っているそうです。

 


 小県上田教育会館の建物も歴史がありそうです。

 

 1Fは事務室、資料室、会議室であり、2Fは石井鶴三美術資料館だそうです。


 下の建物も歴史がありそうです。

 

 


 上田電鉄千曲川橋梁は、1924年(大正13年)に建設された、プラットトラスの橋梁です。この形式、近年では使われません。

 


 最後は、東塩田に有った、下之郷公民館分館です。

 

 旧東塩田郵便局だそうです。
 
 
コメント (1)
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