しなしなの記録

 しなしなの趣味の記録です。洋楽カラオケ、郵便局訪問、川、猫など

支笏湖からは、千歳川が流れています。その千歳川に「山線鉄橋」と呼ばれる橋が架かっています。1899年(明治32年)の英国製の橋です

2020-07-09 19:07:55 | Weblog

 支笏湖からは千歳川が流れています。そこには、「山線鉄橋」と呼ばれる橋が架けられています。英国技術者ポナールの設計したダブルワーレントラスという形式の橋です。
 この橋は元々、1899年(明治32年)、北海道官設鉄道上川線の砂川~妹背牛間、空知川に架けられた、第一空知川橋梁でした。王子製紙㈱が1908年(明治41年)、千歳川に発電所を建設するための資材運搬のため、苫小牧~支笏湖間の王子軽便鉄道を敷設します。その千歳川の橋梁として、払い下げを受け、1924年(大正13年)頃に架橋されたようです。

 

 

 


 道内最古の鉄道橋です。土木遺産、日本近代産業遺産になっています。

 


 トラス橋の構造解析は、部材が集まるところは、回転のできるヒンジとして解析します。この橋梁では、実査にヒンジが挿入されています。

 

 現在では、そこまでしなくても問題が無いため、このような形式は採用しません。


 橋からの千歳川は美しいです。澄んだ水が川底を綺麗に見せてくれます。かなり、彩のある景色になっています。
 
 

 

 
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする