5月14日(日)、私は、鹿児島観光で桜島に行った後、石橋記念公園に行きました。鹿児島市の中心部を流れる甲突川には、江戸時代に5つの石橋が架けられました。


残った橋は、1999年(平成11年)に甲突川の河川改修に合わせ、石橋記念公園に移設されました。

まずは、西田橋です。トップと下の写真です。

4連アーチ橋で、橋長49.5m、幅員6.2mの石橋です。1846年(弘化3年)に築造されたそうです。橋面には、青銅の擬宝珠が設置されています。


路面の斜めの切石の配置が美しいです。城下の表玄関の橋だったそうで、豪華に造られたそうです。参勤交代で使われ、篤姫もこの西田橋を渡ったそうです。
この西田橋、流失した2橋を含め、5つの橋全てを架橋したのは、肥後の石工、岩永三五郎です。像が有りました。


1840年(天保11年)から1849年(嘉永2年)までの10年間、鹿児島に滞在し、5橋を架けたそうです。

次は高麗橋です。



1847年(弘化4年)に完成したそうです。橋長54.95m、幅員5.4mです。
最後は玉江橋です。1849年(嘉永2年)に完成しました。橋長50.74m、幅員4.0mの橋です。

橋脚部分が右と左で違っています。他の橋も同様です。


上流側は川の流れに抵抗できるよう、先端を尖らせ、石を多く積み上げ、重量を多くしたのだと思います



元橋梁技術者の私はすごく感動して、石橋記念公園を後にしました。
