園長です。
10月は忙しい月でした。ライオンズ杯サッカー大会、クラス懇談会、園内サッカー大会。地域での行事や小・中学校の行事、そして園舎の改築工事の遅ればせながらの基礎工事など、忍者になって「分身の術」を使えたらどんなに楽だろうと本気で考えてしまいました。
工事のほうはやっと「パイル打ち」が終わり本日から「根切り工事」と穴掘りが始まりました。やっと実際目に見える変化の工事に突入です。土曜日までかかったパイル打ちの機械は、その日のうちに福島県へ戻りました。よくよく聞いてみると、この機械は、「すぐれもの」だそうで、東北には2台しかない貴重な機械だったようです。当園へ来る前は、前日まで新潟にいたそうで、メンテナンスする暇もないくらい忙しいのだそうです。今頃は福島で震災復興のために頑張っていることだと思います。
小学校の音楽界、学習発表会も素晴らしかったです。2つの小学校へ行きましたが、大規模校、小規模校のそれぞれの良さを感じてきました。保育園ではわからなかった、こども達の成長ぶりに感心したり驚いたり・・。上級生になると顔かたちまで変わり、しばらく名前が出てこない子もいました。(単なる若年性痴ほう症かもしれませんが・・・65歳までは「若年」だそうで、恥ずかしながらも使わせていただきます。)。私は、昔の「学芸会」で育ったので、音楽界よりも、いろんなハプニングの起きる「学習発表会」のほうが面白く感じるのですが、それはきっと、長坂の発表会も同じような考えで行っているからなのだと思います。とにかく卒園した子どもたちは、堂々と歌い、表現していました。1年生のあどけなさから6年生の堂々とした発表まで最後まで感動して見ることができました。子どもたちの成長を感じた1日でした。
さて、本日(10月29日)は、私の小学校からの友人の招待で、彼の畑で「サツマイモ掘り」を体験してきました。年長組と年中組約50人が200本の苗から成長したさつまいもを我が畑のような振る舞いで掘り起こし、たくさんのサツマイモを収穫することができました。今年で3年目になりますが、例年より小ぶりのいもでしたが、量はたくさんありました。全員に2個づつ各家庭へお土産。その他保育園の「食育」のために3人の職員がビニール袋に満杯の芋を手に持てるだけ持ち帰りました。袋を引きずりながら秋の斜陽を浴びながらの帰り道、子どもたちは「てんぷらで食べる。」「お菓子にしてもらう。」「蒸かして食べる。」などとサツマイモの食べ方を話しながら帰りました。ひとつの出来事でいろんな話ができることも食育の良さかもしれません。汗を流し、サツマイモの蔓に苦戦し、苦労して掘りあてたサツマイモには愛情がたっぷり浸み込んでいます。家庭でも今日の楽しい出来事を肴に子どもたちと楽しい会話に花を咲かせてほしいものだと思います。
さて、そんな忙しい中、昨日は、青森県保育連合会主催の「ほいくの広場」が津軽の平川市を会場に行われました。昨年は八戸で行ない、大成功でしたが、今年の平川市は昨年以上の盛り上がりがあったような気がします。特に短期大学生も参加しての発表や活動、各保育園の職員の手作りのおもちゃ、保育教材など感心するものがたくさんありました。青森市中心だったこれまでの開催地を県内3地区を順番に行うことにより、各地区の特徴や思い入れがわかりやすく表現できたのではないかと思います。来年度はまた青森地区に戻りますが、青森地区のむつ市辺りで行えばまた別の青森地区の良さが出てくるのではないでしょうか。
その帰り道、久しぶりに「碇ヶ関温泉」にでも行こうかということになり、薬効が素晴らしいことで有名な「古遠部温泉」までいくことにしました。ここの温泉は、「体が痛くて動けなかった老人が、1日ゆっくり温泉に浸かって、帰るときはじゃんじゃんと歩いて帰った・・という言い伝えがあるくらい霊験あらたかな温泉なのです。事実、当日は雨が降っていたにも関わらず、狭い湯船にあふれるくらい人が集まっていました。ここの温泉は、湯量が豊富で源泉掛けながしはもちろん、湯口からは大量の温泉が湧き出ています。効能は「効かないものを除く何にでも効く」のだそうです。外の駐車場には水戸ナンバーや宮城ナンバーの高級車も並んでおり、確かに有名な温泉のようでした。良く温まる、私には効きそうな温泉です。妻も大満足のようでした。最近は女風呂が大変賑わっており、楽しい話をしている内容が男風呂にもよく聞こえることがあるので女の人たちは注意しましょう。ここは板一枚で仕切られているので話声は良く聞こえます。どんな話かって・・・それは秘密・・悔しかったら古遠部温泉までいってみておいで。