園長です。
我が園には、園庭の片隅に2階への非常階段があります。階段の入り口に「あけび」を植樹したのがかれこれ3年になります。春先には濃い紫の花が咲きます。これまでは花は咲けども実はつけませんでした。今年は結構の数の花が咲き、小さな実をつけているのを確認していたのですが、濃い緑の同色でなかなかすぐ見分けがつかないくらいでした。今日、何の気なしに蔓の中を覗いたら、紫の結構大きい身になっていました。大きさは15センチくらいでしょうか。スーパーの店頭に並んでいてもおかしくないくらいの出来栄えでした。全部で3個ありました。子ども達には秘密です。なぜって?言ったら最後「宝探し」が始まり、あっという間に無残な姿をさらすことが目に見えているからです。姫リンゴも未だ味見をしていません。いつの間にか「落ちてた」といって園長室に無残な姿の小さなリンゴが届きます。落ちた割には表面がとても傷んでおり、「たたき落とした」とい感じがします。でもきっと落ちていたのでしょう。そういうこともあるので今回は食べ頃までじっと秘密にしておき、「食育祭り」に披露したいと思っています。くれぐれも秘密にしておいてください。
また、園庭の「金木犀」が満開を迎えています。少し風が吹くと、風下にかすかな甘い香りが漂い、晩秋の気配がします。東京では10月の終わりから11月にかけて咲き、「今の季節に?」という感じで咲いています。垣根に普通に咲いているのですが、八戸ではめったに見ることがなかったので、とても感激したことを覚えています。「トイレの芳香剤」でおなじみの金木犀の香りですが、トイレの芳香剤にはもったいないくらいの香りがします。
新型コロナウイルスもひと段落したようで、少しだけ心に余裕ができたような気がします。子ども達は、9月はどこにも出かけられず、保育園でじっと我慢していたので10月は思いっきり体を動かして遊ばせようと思います。6日には年長組が楽しみにしている「ライオンズ杯」が予定されています。コロナのせいで練習試合もできなく、いきなり実戦になるようです。けがをしないよう用心しながら本番に向かいたいと思います。
また、10日には我が園恒例の「食育祭り」が予定されています。キノコジル作りから野菜、魚、肉を焼いて食べようと計画しています。最近は「セブロイワシ」や「サンマ」が不漁なようで、焼き魚が少し心配ですが、何か焼いて食べようと思います。今年はそのほかに「てんぽ」の鋳型を買ったので「八戸せんべい」にも挑戦したいと考えています。八戸の故郷の味「八戸せんべい」(草加せんべいとは全く違います。都会の人には「塩味」の素朴な味わいはあまり歓迎されていませんが、私たちにとっては切手の切り離すことのできない郷土の味なのです)。鋳型は職員の家庭からの動員してもらい5台予定しています。小麦粉、重曹、塩をこねて秘伝の味を再現したいと思います。今年はジャンボひまわりも食育に参加(もちろん種)してもらい、ゴマやピーナツの代わりにしたいと思います。ジャンボひまわりの種は大きく重そうに首を垂れて子ども達が収穫してくれるのを待っているようです。どんな味の八戸せんべいになるか、楽しみです。ああ、秋はいいなあ。食育は楽しいなあ。
9月25日(土) 今週はお休みが多い一週間でしたね。曜日感覚が・・・という方も多かったのではないでしょうか?(私もでした!) そんなお休みの多い一週間でしたが、子ども達は元気いっぱいでした。今日も外で遊ぶのにはちょうど良い気温(ただ、まぶしい!)で、子ども達は鬼ごっこをしたり鉄棒をしたり好きな遊びを楽しんでいました。私が園庭に出ると、「先生、見ててね!」と逆上がりやコウモリを見せてくれます。とびきりの笑顔が可愛い子ども達です♪ 今日の給食は和風きのこパスタ。昨日の栗のケーキの引き続き、秋を感じるメニューです。きのこが苦手な子もいますが、麺類は子ども達には人気のメニューです。薩摩芋のコロコロサラダは、チーズのしょっぱい味と薩摩芋の甘い味が合っていて美味しかったですよ。(松田)
9月24日(金) 今日は9月生まれの誕生会でした。6名の誕生児がみんなからお祝いされました。1年の中で一番9月の誕生児が少ないです。その分出番も多く、しっかり楽しんでいました。(詳しくは「かわら版」で確認ください。) 朝はお日様が出ていましたが、10時前から雨が降り出しました。子ども達が一斉に園内に避難したあと、じっくり園庭を眺めると、金木犀の花が強い香りとともに目に入ってきました。咲き始めから約1週間。やっと満開になりました(多分)。周囲2メートルくらいは金木犀独特の甘い香りが漂っています。この分だと来週の初めころまでが見ごろのようです。それにしてもトイレの芳香剤として有名な金木犀ですがやっぱり本物の香りは一味違います。保護者の方々にも是非嗅いでほしいと思います。 さて、誕生会の給食室は毎月大忙しです。調理員が腕によりをかけておいしいご飯を作ってくれます。今回は「パエリア」。レストランくらいでしか見たことがないメニューですが海鮮がたっぷり入った逸品です。スコッチエッグが良い色どりを添えています。中のエッグは「うずら」なので2個のスコッチエッグが選択可能です。コーンサラダには少し酸味の強いドレッシングがかけてあり、良いアクセントになっていました。午後のおやつは先日、小笠原さんから頂いた「栗」を使っての手作りケーキだそうです。地域の方からも見守られておいしい秋を満喫している子供たちです。
9月22日(水) 最近の天気予報はよく当たります。午後から雨、という予報がぴったり当たりました。それも強い雨でした。近年はひとたび雨になると、予想を上回る降雨になり甚大な被害・災害につながります。これから台風の季節、十二分に注意していきたいと思います。昨日の「十五夜」は見ごたえがありました。久しぶりに夜空を見上げ感激に浸りました。いつも地球には表の面しか見せない月、裏側を一度見てみたいものです。UFOの巨大基地があったりして・・。 さて、今日の献立はみんな大好きな「豚肉の生姜焼き」。十和田には「十和田バラ焼き」とい呼ぶ牛肉と玉葱がたっぷり入ったB級グルメがありますが、我が園の豚の生姜焼きはそれに匹敵する味付けだと思います。野菜の胡麻和えはもやしのシャキシャキ感とほうれん草がうまくマッチしていました。北海道の魅力「三平汁」は味噌味で鮭と里芋が調和のとれた味に仕上がっていました。個人的には里芋ではなくやはり北海道のジャガイモで仕上げてほしいと思いました。今年は鮭の遡上が遅れているそうで、いくらは高嶺の華だそうです。そういえばこの時期にワタが肥えてくる「イカ」もとれなくなり高級魚の仲間入りです。ぱんぱんと太ったワタで塩辛を作ると最高です。我が家の奥様が作るイカの塩辛は商売にしても成り立つのではないかと思うくらいおいしいのですが、最近はとんと作らなくなりました。彼女曰く「塩辛はワタが命。イカの腑がおいしくないとだめ。」だそうです。秋の夜長、ナマッピー(以下の一夜干し)とワタがたっぷり入った塩辛で一杯やりたいと思う園長です。
9月21日(火) 連休後の保育園はにぎやかです。新型コロナもだいぶ落ち着いてきました・・が、気を緩めると元の木阿弥になりかねません。ここは今一度褌を締めなおしてしっかり対応していきたいと思います。今日は「十五夜」です。昨日も丸い月が出ていましたが、今日の月は見ごたえがありそうです。保育園では「月見団子」を子ども達が作りました。こねて、丸めて、ゆでて・・・今日のおやつは「月見団子」です。本当は夜、月を見ながら食べたいところですが、散歩時に採ってきたススキやモミジで雰囲気を醸し我慢したいと思います。園庭の「金木犀」の花(まだ蕾が主です)が今年もたくさんの花をつけています。一部咲いているものもありますが、今週の末くらいが見ごろかもしれません。香りも次第に漂うようになってきました。保護者の皆様には特別に「金木犀」の観覧を許可したいと思います。お迎えの際は是非一言声をかけてください。(希望者のみ) さて、今日は「鰈の竜田揚げ」と「野菜炒め」、「にら玉」の味噌汁でした。鰈は煮つけかフライが多いのですが、竜田揚げは子ども達に大人気です。1個から3個まで選ぶことができます。年長組はほとんど3個を選択です。もちろん残食はありません。子ども達の食べっぷりを見ていると「食欲の秋」という感じがします。果物も「梨」が出てきて秋の訪れを感じさせます。今日の夜は十五夜を見ながら一献いただきたいと思います。もちろんススキとお月見団子を添えて・・・。