園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

保育士不足

2019-12-24 09:47:58 | 日記

園長です。

 「保育士不足」が叫ばれるようになって久しいですが、その度合いは益々大きくなっているようです。我が園には毎日のように「保育士はいりませんか」という保育士紹介の会社からファックスが届きます。我が園では「職安」を通して職員を募集してきた実績があり、なかなか人材バンクを利用する気持ちにはなりません。最近、職安に職員の募集をかけたのですが、その日のうちにある人材バンクから電話がありました。「職安に保育士の募集を出しましたね。募集費用はタダですから登録しませんか」という電話でした。登録は無料ですが、その登録によって職員が決まったら料金が発生する仕組みのようです。話では一人採用すると10万から30万円(パート、正職員による)かかるようです。そこに登録している保育士はかなりいるらしく、1週間に1回はファックスが来ます。本当に保育士不足なのだろうかと疑いたくなります。保育士紹介会社に登録している人たちが全員就職したら保育士不足は解消するのではないかと勘繰りたくなります。まあ、そういう商売なのかもしれませんが、保育園では保育士は人財です。保育士は人が人を育てる尊い仕事です。園の方針、考え方が保育士を育てていきます。この保育園にこの保育士ありと言われるような保育士は保育園で育てていかなくてはなりません。今、保育の世界では「保育士定数」という制度があり、保育士の頭数が必要です。各園ではその頭数をそろえるのに必死です。保育士の質、力量まで考えて採用する余裕はありません。10月1日から3歳以上の保育費が無償化されました。子どもの数が減る中、保育教育施設は増えていきます。生まれた子供は全員「保育施設」へ入園・・・という時代が来るのでしょうか。昭和から平成、そして令和へ。保育制度も大きく変化しています。私たちが育った時代とは比べ物にならないくらい世の中は進歩しています。最近は「キャッシュレス」時代と言われ「いつもニコニコ現金払い」時代の私は、世の中の化石になっていきそうな気がしています。今年もあと1週間。残された令和元年をしっかり楽しみたいと思います。それにしてもどこかに保育士はいないかなあ。できれば優秀な・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする