園長です。
八戸市保育連合会は、平成28年めでたく創立60周年を迎えました。記念事業として「子ども一人ひとりの〈いのち〉を大切にする 保育・教育のために~保育の安全と保育の質」という演題でジャーナリストの猪熊弘子氏を講師にお迎えし記念公演を行いました。猪熊氏は「死を招いた保育」の著者で、全国を講演して回っている先生でもあります。保育園や認定こども園等の施設内で起こった死亡事故などを検証し、改善につなげるための伝道師でもあります。約2時間にわたり、保育施設内で起きた死亡事故などを中心にお話しいただきました。その中で「保育園で一番大切なことは、子どもの命を守ること」であり、「子どもの安全を守るための保育の質」を向上させることを力説されていました。「くう・ねる・みずあそび」に気をつけろ、という保育園では基本的な注意事項を再確認しました。我が保育連合会では毎年「保育の危機管理」ということで脇貴志先生の勉強会を年1回以上開催していますが、両氏が訴えることは同じ感じました。私も小さな事故には「まあ、いいか」とか「起きたことは仕方がない、次は気をつけるように・・・。」とか言ってしまいますが、それが怠慢や思い込みにつながりなれ合いとなり命に関わる危険の芽になる。ということでした。事故は起きるもの・・・と思っていましたが、起こさないものとして考えるべきだと教わりました。特に保育園での3大危険は「くう・ねる・みずあそび」ということを再三言われていました。ご飯をたべているとき。寝ているとき。水の事故が乳幼児の死亡事故の典型的パターンだそうです。食材の大きさ、うつぶせ寝、夏の水遊びは片時も気を抜けないことを肝に銘じて保育にあたりたいと思います。猪熊先生本当にありがとうございました。
さて、当日は「保育の集い」も行われ、市内の会員と来賓合わせて約750名が一堂に会し連携を深めました。3人の歴代会長をはじめ、8人の永年勤続表彰、そして叙勲など全国的な表彰を受けた人には特別表彰として記念品をさしあげました。今年は4名の方が対象でした。おめでとうございました。その中で永年勤続表彰受賞者を代表して謝辞がありましたが、とても素晴らしい内容で各方面から称賛の声があがりました。八保連の名を大いに高めてくれた素晴らしい謝辞でした。30年本当にご苦労様でした。これからもよろしくお願いいたします。
ということで、大きな事故もトラブルもなく無事に終えることが出来ました。両実行委員の見なさには深く感謝いたします。これで、私の「ストレス性湿疹」も一段落しそうです。これから園の常時に向けてエンジンをふかしていきたいと思います。それにしてもこの時期は「書き物」が多く、国語の嫌いな私にはとてもつらい時期になります。2月の園だよりや卒園のしおりなど担当から催促されています。アメリカのトランプ大統領のように「ツイッター」で呟こうかな…と思いましたがツイッターのやり方がわかりません。いっそのこと、このブログを載せたらどうかな・・・と「からやき」の考えが浮かびましたが、これも大事な情報公開なのでしっかり書こうと思います。それにしても忙しい1月だったなあ、と思います。2月はどうなるのかとても心配です。