園長です。
最近の台風は大型化し、なお発生頻度が高くなっているようです。先週の台風19号は典型的な「雨台風」で日本列島に大きな爪痕を残していきました。その後も立て続けに20号、21号が発生し、被災地になおも襲い掛かっているようです。青森県でも過去に大きな被害が出ているので台風に関しては甘い考えを持っている人は少ないようですが、最近の「直ちに命を守る行動をしてください」という避難勧告にはさすがに恐怖を覆い隠せないようです。水の勢いはかくも恐ろしいものだと再確認した園長でした。この災害に合われた多くの方々に心からお見舞い申し上げます。
さて、この台風19号の時はちょうど週末だったので、園業務と子どもたちには大きな混乱はありませんでしたが、日曜日の朝に園の様子を見に行ったら、ほとんど変わりがなかったのですが、園庭の砂場の砂がどこに行ったのかあったはずの砂がなくなり、砂場の枠の基礎がえぐられ、宙に浮いた状態になっていました。砂ももちろんどこかへ流され、影も形もなくなっていました。風が吹くとどこかへ吹き飛んでしまう砂ですが、雨で根こそぎ持っていかれたのは初めてのことです。それだけ雨の威力が強かったということでしょう。そういうわけで早速業者さんに連絡して砂を補充していただきました。1年に1回は砂を補充している計算ですが、いったいどこに消えているのか・・・。
年を追うごとに台風の勢力が九台になっていくようです。これもそれも「地球温暖化」の禍だと思うのですが、世界でこの問題に取り組まないと大変なことになりそうです。これで北極や南極の氷が解けると現在の海面から2メートルほど海面が上がるようです。オランダの国土は半分が海面ゼロメートルなのだそうです。世界の国の形が大きく変わりそうです。インド洋に浮かぶモーリシャス諸島は消滅の危機を訴えていますが、二酸化炭素をたくさん輩出している経済大国はあまり関心がないようです。どこかの少女が国連で大演説して地球の危機を訴えたようですが、大国の良心にどのくらい響いたのでしょうか。子どもたちに地球を受け継いでいってもらうためにももっともっと地球を大切にしていかなければなりません。私はSFが好きで近未来の物語を読むとわくわくしますが、近未来の地球はたいてい瀕死の場面が多く、それを守る数少ない人々が戦っている場面が多いのです。今のこの地球の環境を子供たちに残していくのは私たちの使命だと思います。少しずつ、できることから始めていきたいと思います。