園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

新幼保連携認定こども園3

2014-05-26 15:58:43 | 日記

園長です。

 先日、ふれあい広場に遊びに来たお母さん達から「認定こども園」のことが聞きたい、と言われ、わかる範囲で説明しました。説明してみて、本当にこの制度は面倒くさいなあ、と感じました。すべての保育園、幼稚園が全部新しい制度に変わるのであれば、「こうなります。」ときっぱり言い切れるのですが、幼稚園でも保育園でも認定こども園でも希望する園を選べます・・・。このような場合はこれとこれ、しかも短時間、長時間。こういう時は幼稚園でも認定こども園でも入れます。ただし1日4時間まで、8時間まで、11時間まで・・・。今妊娠中の子どもと一緒に入るには、こういう方法、ああいう方法・・・。自分でも行ったり来たりしながらやっと説明しましたが、果たして理解してくれたかどうか、自信がありません。自分ではいろいろ情報を得て制度自体を理解してきたつもりですが、それは運営、経営に関してのことが多く、保護者へ説明するのはもう少し勉強が必要なようです。私たちでさえ十分に理解していないのに保護者はもっと不明だと思います。早い時期に保護者向けの説明会を開いてほしいと思います。

 本日26日は国の子ども子育て会議が開催されています。今日でだいたいすべての情報が出そろいます。「まだ全部が決まっていないのでわからない・・」という言い訳は使えなくなります。私達には今年10月までに「このまま保育園で残る」方法と「新認定こども園へ移行する」方法とその他(小規模保育園等)の方法を選ばなくてはなりません。「この制度はなじまないのでこの制度には従いません。」という選択肢はありません。これは自殺行為になります。とにかく施設給付の対象施設でなくては生き残ることはできないのです。

 いろいろと情報を集めての考えましたが、経営的にはどの方法を選択してもあまり違いはないようです。ただ、認定こども園は「保育と教育」、保育園で残れば「保育」、幼稚園で残れば「教育」を進めることになります。教育に関しては、少し言いたいことがあるのですが、国の役人は「教育は幼稚園」しか行っていないと言います。確かに法律的には保育園では保育ですが、そもそも保育とは「養護」と「教育」だったはず・・。保育園の教育と幼稚園の教育の違いは何なのでしょう。とにかく複雑怪奇な制度が出来上がったものです。これから日本の人口は急激に減っていきます。ある研修会で講師が言っていました。「生き残るには何が必要か。強いもの、賢いものだけが生き残るわけではありません。変化に対応するものだけが生き残るのです。」と。

 私がこの世界に入ったのは33年前です。当時から「幼保一元化」やゴールドプラン、エンゼルプランなど保育の環境が揺れてきましたが、今回の制度改正は今までと比べ物にならないくらいの変化だと思います。幼稚園、保育園の垣根を越え、日本の国の生き残りをかけた制度改革のように思います。経営や運営、財政も重要ですが、子ども達が健やかに意欲的に活動できる環境を私たちは整えていかなければなりません。新聞やテレビでは危機的な情報を伝えていますが、日本人の底地からに期待したいと思います。世界の歴史が伝えています・・・「子どもが生まれない国、女性や子供を大事にしない国は亡びる」のです。すべての家庭のすべての子どもたちが、未来に希望を抱き、世界に羽ばたいていけるような保育・教育環境が求められているのではないでしょうか。

 難しいことを考えたら頭が痛くなりました。明日の新聞には「すべての類型の公定価格」が発表されると思います。日本の国の本気度が試される発表だと思います。新制度は来年4月から始まります。あまり考える時間はありません・・・。私たちの本気度も試されます・・・。

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西わらび

2014-05-22 15:49:19 | 日記

園長です。

 今日は雨が降っています。ここのところほとんど雨が降らなかったので、農家の方々には恵みの雨だと思います。ただ、寒い。気温が15度にしか上がらないので半袖から長袖に替えました。ほんと体調管理が大変です。

 さて、先日、妻とワラビ取りに行ってきました。私たちの数少ない楽しみの一つです。毎年2回くらい山へ出かけ、ワラビ、蕗などをとってきます。いつもは6月の初めくらいに行くのですが、今年は仕事が立て込んでいたので、「今でしょう。」という思いつきで出かけました。行先は秋田県堺の「白萩平」。ここは、私が中学3年生の時学校でキャンプが行われ場所で、いつ行っても懐かしい香りがする場所です。山にはところどころ雪が残っており、まだ早い感じがしましたが、いつもの場所へ直行しました。出初めのワラビがたくさん出ていました。妻はじっくりと腰を据えて背比べをしているワラビをとっていました。短いものは5センチくらい。しかし、根本はえんぴつより太いものが多く、食べごたえがありそうです。本当に小さいものが多く、10~15センチに伸びた若いワラビがたくさん採れました。採ったワラビは車に運び、持ってきた「草木灰」に根元をつけます。ワラビは痛みが早く、水分が抜けるとおいしくないのです。乾燥を防ぐために灰につけます。私の車にはこの時期、草木灰が常備されていて、いつどこでもワラビ取りが出来る準備が出来ています。今回のワラビは、4月に行った「銀河高原ホテル」で出された「西わらび」を作ろうと思います。なんと、いつ食べても新鮮採りたて、しかもしゃきしゃき・・・。目からうろこの西ワラビです。作り方はホテルのシェフから「企業秘密です。」という条件で聞き出したので、一度作ってから報告したいと思います。とにかく、びっくりの西ワラビなのです。

 西ワラビは、「西和賀でとれたワラビ」のことを言うそうですが、1年前のワラビでも新鮮、採りたて、しゃきしゃき感いっぱいの仰天ワラビです。地元でも「西ワラビ25年産」ということで昨年のワラビを売っていました。そのころはまだあたり一面雪が積もっていて、一面銀世界だったのです。今頃はあたり一面でワラビが発生していることでしょう。

 ということで、白萩平で採れたワラビは、厳選して「西ワラビ」と自家用の食卓ワラビに分けて調理し、西ワラビは大事に保存してあります。妻が採ったちびワラビは、灰で湯がいてあく抜きをしたあと「お浸し」でいただきましたが、ぬめりがある上にしゃきしゃきした歯触りで最高の味でした。お蔭でビールが進む進む。でも繊維質なのでメタボの私にはいい感じです。

 これから1か月くらい、道端のワラビがきになる季節です。実は先日、青森市へ用事で出かけたのですが、途中にワラビが生える場所があり、ちょっとだけ歩いてみました。枯草の中からやっと頭を出しているワラビがたくさんありました。その中から夕食分だけのワラビをいただき、持ってきました。ここのワラビは色が赤く、ずんぐりと太っていて最高の食感なのです。もう何年もとっていますが、今年は遅めのようです。来週も青森市へ出かける用事があるので、ぜひ立ち寄ってみたいと思います。春はいいなあ・・あ、そうそう、ここに行くときは、私の車には「味噌」が常備されていて、生のワラビに味噌をつけて食べます。もちろんその場で・・・。採りたてのワラビはアクもなく、かじるとさわやかな食感と適度のぬめり感があり最高です。不謹慎ながらビールが飲みたくなります。私のささやかな春の楽しみです・・・。

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八食パワーズフットサル大会

2014-05-20 17:12:15 | 日記

園長です。

 5月17日(土)に行なわれたフットサル大会では、並み居る強豪を打ち破り、予選リーグ6戦全勝。失点2、得点・・45。狭いコートとはいえダントツの得点力でした。一方、別の予選リーグでは、強豪の城下保育園がやはり全勝で勝ち進んできた。このチームはここ数年、目覚ましい活躍で常に優勝戦線に絡んできている素晴らしいチームです。決勝は全勝同士の対決で、見応えがある試合でした。結果は3-2の僅差。1点を争う好試合でした。応援の保護者達も予選とは打って変わった態度でフェンスが壊れないか心配になったほどです。本番前の小手調べのつもりの参加でしたが、子ども達にはいい経験になったと思います。本当は、5~6位争いかなと思っていたのですが、相手チームにも恵まれて最高の結果になりました。しかし、本番は6月28日。本番に向けてもう少し練習してほしいと思います。それにしても担任が子ども達にかけた魔法の威力はすさまじいものがありました。あんなに不安がっていた子ども達でしたが、1点取ったら自信の塊のようになり、チーム全体に勢いがついたのです。子ども達の士気を上げるのは我園一番かもしれません。子ども達に良い思い出をたくさん作って欲しいものです。

 今回の大会から初めて各チームの「MVP」選手と全体の「MVP」(最優秀選手賞)を選出することになり、全体のMVPに長坂保育園の選手が選ばれました。決勝戦の中から選んだそうですが、文句なし、全員一致の選出だったそうです。48得点のうち約半分をたたき出したキック力が評価されたようです。でも、女の子たちも得点したし、今回影のヒーローになってしまったゴールキーパーも決勝戦では大活躍し、優勝の原動力になりました。みんなが頑張って得た結果だったと思います。MVPをもらった子は、早くもお父さんとお母さんに「親孝行」をしました。MVPの景品は「お買物券」でした。お父さんの絵にかいたような笑顔がとても印象に残っています。おめでとうございます。

 さて、この日は風が強く、気温も低く、子ども達の体調管理にはとても気を遣いました。しかし、バナナや飲み物の差入があり、試合の合間は楽しく過ごせました。予選最後の試合と決勝の間が約2時間あったので八食センター内をうろつき、時間をつぶしましたが、卒園児の元保護者がたくさん働いていて、子ども達にエールを送ってくれました。土曜日ということもあり八食は大変込み合っていましたが、子ども達は楽しそうに魚や野菜を見ていました。

 雨は降らなかったので一応「雨男」の汚名は晴れましたが、テントが飛ばされそうな強風には閉口しました。雨男、雪男の次には「風男」と呼ばれるかもしれません。なかなか天候には気をもみますが、5月31日には絶体晴れて欲しいと思います。こんどは親子バス遠足が手ぐすね引いて待ち構えています。雨男退散、といきたいものです。

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晴れ男

2014-05-14 15:12:31 | 日記

園長です。

 最近、私は子ども達から「園長先生晴れ男」と呼ばれています。つい2か月前までは「雨男」「雪男」と呼ばれていたのが嘘のような感じです。これにはわけがあり、最近、ほとんど雨が降っていないからです。おかげで畑の土はぼさぼさ、園庭の山砂も悲鳴を上げています。天気予報も最近は良く当たるようになりましたが、降水確率だけは精度が落ちたような気がします。「園長先生雨男」と呼ばれるよりはとても気持ちのいい「晴れ男」ですが、17日のフットサル大会、31日の親子バス遠足あたりに雨が降ると、たちまち「雨男復活」になりそうです。最近、NHKNの天気予報を穴のあくほど見ていますが、どうやら雨だけは免れそうです。もうしばらく「晴れ男」でいたいと思います。

 さて、今週の土曜日は「八食パワーズ フットサル大会」が開かれます。昨年は途中からの大雨で中止・・・やっぱり私のせい?・・・になりました。ちょっとやそっとではない豪雨で、テントは壊れ、シートが雨で浮くくらいすごい雨でした。中止が決まった途端、からりと晴れ渡り、とてもショックだったことを思い出します。今回はその反省も含め、春先5月開催を打診したところ、快諾を受け、この時期に開催されることになりましたが、今度雨が降ったら、保育園内どころではなく「雨男」コールがありそうな気がします。神様、仏様、雨男様、どうか17日だけは雨が降りませんように・・・・。

 

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総会ラッシュ

2014-05-13 15:24:08 | 日記

園長です。

 年度が変わり、各種団体の総会の時期になりました。我が八戸市保育連合会の総会は早々と4月に行ないましたが、規模の大きい団体は、決算が終わりこれから総会を迎えることになります。私の机の前にはカレンダーが掲げてあり、1か月ごとの予定を書き込んでいるのですが、今月は26日を除いてすべての日に予定が入っています。特に午後からの総会、その後懇親会というパターンが多く、頭も体も肝臓も疲れる毎日が続きます。日曜日も小学校の運動会、夕方から連合町内会の総会など体を休める暇もありません。保育園の決算もままならないのに、今週末には「八食パワーズ杯フットサル大会」が行われます。あちこち心が動かされ、どうなることやら・・・。

 最近、新聞やテレビで「人口減」の話題が取り上げられます。日本の人口はこの先、どんどん減り続け、小さな市町村の約800の自治体が日本地図から消え去るようです。私たちが住む、この八戸市でも2015年から2020年の5年間に約1,200人の0~4歳の子どもたちが減り続けます。1年間に200人以上の子どもが減っていく計算です。私たちの業界も大変ですが、八戸市自体が生き延びていけるのかとても心配です。高齢化は仕方がありません。でも少子化はこれからでも食い止めなければ、日本が沈没してしまいます。若い男性諸君!そろそろ草食から肉食に変貌する時ではありませんか?立ち上がれ日本男児。

 さて、最近考えていることとやっていることが微妙に違っていることがあります。自分が二人いて、考えていることとしゃべっていることがちぐはぐになっていることが多くあります。「そうじゃない。」と思っているのに、口では違うことを言っている・・・これって痴呆?年をとると頑固になる、とよく言われますが、筋を通す信念もなくなってきました。立場上、いわなければいけないことが多いのですが、本当は性格通り大人しくしていたいです。そうそう、先月の末に職員の結婚式がありましたが、あの祝辞も何とかならないものでしょうかね。園長はしゃべるのが商売だと思っている人が多いのですが、私くらいしゃべらない、しゃべれない人に祝辞は無理でしょう。第一、折角書いた原稿が老眼で見えない。老眼鏡をかけたらいいべ・・・しかし、忘れるのです。どちらの眼鏡をかけているのかもわからなくなり、掛けたり、外したり・・・。年をとるってことはこういうことなんですね。これからはもっとお年寄りに優しくしようと思います。だから、私をもっといたわってください。これから総会が続きますが、爽快な気分でいられるように、何か言われても「そうかい?」といって過ごしたいと思います。

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