先週の月曜日、もみじ狩りに行ってきました。場所は八甲田。妻と孫一人が同行し、途中、十和田市の「駒っこランド」で乗馬と滑り台を堪能しました。孫は初めての乗馬で最初はびくびくしていたようですが、最後は私たちにピースサインを出す余裕まで見せていました。人参も食べさせ馬の魅力に少しだけはまったようです。駒っこランドには恐ろしく長いローラー滑り台があり、いつも人が集まっています。特にお尻に敷く板が用意されているので、あのローラー独特の振動にも十分耐えられます。その分スピードも出るので、男の子たちには大人気です。我が孫は女の子にもかかわらず、最上階から最下部まで2往復していました。距離にして約250メーター、高低差は20メートルくらいでしょうか、下から見ていても迫力満点の滑り台です。私は登りの坂の途中でギブアップ、一度も滑り台に乗ることなく終わりました。
その後、八甲田山に向かいました。途中「天は我を見放した」で有名な後藤伍長の銅像を見ました。ちょうど紅葉が見ごろで黄色が主体でしたが、見事な紅葉を見ることが出来ました。ハッコウダロープウエイに乗る予定でしたが、乗り場の建物の外にまで待っている人が並び1時間以上待たなくてはならないということでキャンセルし、城ヶ倉大橋に向かいました。ここもたくさんの自家用車、観光バスが停車していて大混雑。駐車スペースがあいたのを見計らって、車を停め、橋の上から高田大岳を背景に紅葉を楽しみました。まさに「錦織なす」という形容がぴったりの紅葉でした。ただ、城ヶ倉大橋から下を覗くと、恐ろしいくらい高くて、落ちたら痛いだろうなあと思われました。8分くらいの紅葉だったので赤色が少ないのは残念でしたが、久しぶりに見た八甲田の紅葉は見事でした。その後、酸ヶ湯、水連沼の渋滞を横目に十和田まで出て、八戸へ帰ってきました。今週からは奥入瀬渓流も見ごろだそうで、一層の渋滞が予想されます。そういえば10月の21,22日は「マイカー規制」があり、奥入瀬渓流には自家用車では入られないようです。寂れたとはいえまだまだ「奥入瀬渓流」は観光の目玉なようです。
もみじ狩りのころは例年だと「きのこ」の季節なのですが、今年は少し状況が違うようです。この時期の観光名所の売店にはもれなく近くで獲れた「きのこ」が展示されているのですが、今年はほとんどなし。店の人に聞いても「今年はキノコ不作だよ。」とのこと。私がきのこにありつけないのも仕方がないのかもしれません。
そんな中、保育園では恒例の「きのこ汁会」が開催されました。これは秋の味覚を味わおうと、私が趣味で採ってきたきのこを保育園の皆に食べてもらおうという企画なのですが、今年は9月の初めに「まつたけ」が2本採れただけで、ほとんど収穫はありませんでした。そのため保育園の食材は業者からの注文品で賄いましたが、私のプライドが許さない。園児が近くの神社へ散歩に出かけるというので、私も急きょ参加。この神社は地域でも有名なきのこの宝庫。ここで獲れた「畑シメジ」「えのきだけ」「ならたけ」でどれだけ我が家の食卓を賑わせたことか・・・・。今は少し時季外れに近いのですが、今年は異常気象なので可能性はあるかも・・・。保育園から歩いて10分。神社の入口の鳥居付近で早くも「ツチスギタケ」発見。あまりおいしいとは言えないキノコですが、ないよりはまし。神社の境内はツチスギタケがいっぱいありました。なかには「ならたけ」「はつたけ」「畑シメジ」もあり、少しだけキノコ狩りが楽しめた園長でした。
その時採れたきのこは、翌日の2歳児の給食試食会の「具だくさんの味噌汁」の実になりました。皆さん「おいしいおいしい」と言っていましたが、子どもたちが捕ったキノコと知って食べていたのかは不明です。誰もおなかが痛くなりませんように・・・。