園長です。
10月のカレンダーも残すところあと1日となりました。「光陰矢のごとし」と言われますが、本当に月の経つのは早いものです。10月も色んなことがありました。最大のイベント「八戸東ライオンズ杯」では、強豪城下保育園に今年2敗目を喫し、準決勝で敗れてしまいました。城下保育園とは今年3回対戦し6月の八食フットサル大会で勝っただけで2連敗となりました。3位決定戦ではPKを1-0で制し、ブロンズ像をいただきました。今年の城下保育園は強かった・・・。来年に向け、年中組が年長組の指導をうけて練習しています。負けても勝っても子供たちの成長には欠かせないサッカー大会となりました。城下の負けたときのわがチームは担任も含め、ほぼ全員が泣いていました。あの涙はこれからの子どもたちの成長に大きなプラスとなることでしょう。
また、ここ数年保育士不足が叫ばれています。わが園でもここ3年間で新採用が1人となかなか職員を募集しても応募がありませんでした。他の保育園でも同様のようで、顔を合わせると「いい保育しない?」という合言葉のような会話が交わされます。保育園には毎日のように「人材派遣会社」から保育士の紹介のFAXが舞い込んでいますが、やはり地元の養成校の方が安心できます。今年は6月に31年度の募集をしたのですが、短大の方から「9月まで実習があるので10月以降の採用試験にしてください。」と言われ、10月13日に採用試験、面接を行いました。最近では珍しく、園見学に5名の学生が参加してくれました。実際の応募は3名でしたが、久しぶりに複数の応募に感激してしまいました。立派な学生たちだったのでこれからの活躍が楽しみです。
さて、そんな状態のなかで9月に契約を交わした「多目的子育て支援棟 どんぐりの杜」は着々と工事が進み、今現在「建方」に入っており、大型クレーン者から木材を吊り上げながら柱などの枠組みが出来上がっています。新築ですが、基本的には「増築」の扱いなので、本園からの引きこみ(水道・下水・電気等)なので工事は大変なようです。園庭には機会が入ることができないので「人の手」で穴掘りをしています。本当にご苦労様です。
これから工事は佳境に入りますが、細かい打ち合わせなどようやく私たちの出番がやってきます。壁の色や素材など子どもたちの環境を考えたものにしたいと思います。基本的な間取りは決まっていますが、中身はしっかり吟味して使いやすい建物にしたいと思います。来年の消費税10%を見込んだ駆け込み建設が多く、工事の方も大変なようです。工事関係の会社も人出不足のようで私たちのような社会福法人関係の厳しい建物は敬遠されているようで、なかなか入札が決まらないと聞いています。テレビでは「働き改革」や「外国人労働者拡充」など騒いでいますが、人出不足は短期間で解決するものではないので慎重に進めてほしいと思います。長年かけて壊してきたものは短時間では戻りません。倍の時間をかけて取り組まないとこの不透明な霧は晴れないと思います。付け焼刃ではなく本質をしっかり見極めた取り組みを期待します。