園長です。
4月7日は全国的に「入学式」です。4月に入ったら少しは仕事量が減るかと思ったら、制度改革や国の通知による変更や新制度導入など逆に増えてきたような感じです。それでも「入学式」は嬉しいもの・・・。わが園では、卒園児が9つの小学校へ分かれて入学します。すべてに行ってはいられないので根城小と江南小に私と園長代理が行きました。私が行った「江南小」では新入学児童が16名でした。そのうち3人がわが園の卒園児でした。教科書と1年生の誓いの言葉を全校の前で元気にあいさつできました。少し緊張した姿を見ていると「大丈夫。心配するな」と声をかけたくなりました。一方の根城小学校は市内で3番目に新1年生が多かったようです。これからいろんな行事で小学校へ行きますが、元気な卒園児たちと会うのが今から楽しみです。
さて、午後からは中学校の入学式でした。先月、涙涙で卒業した6年生たちが、堂々と入場し、中学生の誓いの言葉に元気にうなづいていました。たった3週間くらいでとても大人になった子どもたちの姿を見ることが出来ました。これから部活動も始まり、いよいよ子どもからの脱皮が図られます。どのように成長していくのかこちらも楽しみです。3時前に園に帰ったら、なんと真新しい制服に身を包んだ「新高校1年生」たちが来ていました。例年4,5人が入学のあいさつに来ますが、今年は様子が少し違う。保護者同伴も含めた新高校生が20人くらい集まりました。後攻も全くの別別だったり、無念にも第一志望校に入学できなかった子どもたちもそれぞれの制服を着て集まってくれました。保育園を卒園して10年目の春、卒園させた担任の先生もまだ元気で仕事をしているので、晴れ姿を見せに来たのでしょう。思えば、この子たちは小学校を卒業した時も、三々五々保育園に集まり、中学校卒業の時も集まっていました。保育園からの「絆」がよほど深かったのかもしれません。まして、保護者同伴ともなれば「公認」の集まりみたいになっているようです。6時過ぎに私が帰るまで友達同士、親同士が旧交を深めていました。これから先もきっと何かあるたびにこの子たちは保育園を中心に集まることだと思います。高校卒業、大学入学、就職、結婚・・・なんかわがことのように夢が膨らんでいきます。この子たちの中に「長坂保育園」という思い出がいつまでもあり続いてほしいものだと思います。帰り際にはいつの間にか制服を脱ぎ捨て、体操着姿で子どもたちのサッカーボールで遊んでいました。ひょっとすると幼児サッカー大会で悔しい思いをしたことが忘れられないのかもしれません。男の子達の中には今でもサッカーを続けている子もありとても頼もしく感じました。青森山田を倒して国立競技場を目指してほしいと思います。「頑張れ根ッ子の子どもたち、長坂魂を忘れるな」、そしていつまでも仲間を大切にしてください。
4月7日は私の誕生日でもありました。学生のころは、入学式と一緒なのでいつも忘れられていました。その分歳も増えるのを忘れてくれればいいのですが、誕生日は忘れられても年齢はしっかり増えていきます。今年は長女がつくばから帰ってきて孫たちと一緒に誕生会をしました。昨年までの大人3人の静かなものとは違い、大騒ぎの誕生会でした。人生いろいろ、人もいろいろ。生きていくことは楽しいことだけではありませんが、それを乗り越えるのは楽しいものです。私の人生も「下り坂」の半ばくらいでしょうか。元に戻ることはできませんが、生き方を少し楽にしていきたいと思います。何が大切かというと健康です。巷では「命よりも大切な健康」と言われているそうです。さあ、月曜日も忙しいなあ。頑張ろう。高校生たちに負けないように・・・・。