園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

大晦日

2013-12-31 12:16:56 | 日記

 

園長です。

 今日は12月31日です。保育園は、12月29日~1月3日まで休園です。今日は、保育園の園舎と神棚に1年間の感謝と来年の飛躍をお祈りするために来ました。子供たちのいない園舎は、とても静かで寂しい限りです。子供がいない園舎は、ただの建物であって「保育園」ではありません。いつもは、にぎやかで騒がしい保育園ですが、元気な叫び声や歓声が響く保育園は活気があり勢いがあるような気がします。1月4日になると、「騒がしい」と思うことになると思いますが、保育園の本来の姿に戻るだけのようです。1月4日に元気な子供たちの笑顔が見られると思うととてもうれしい気持ちになります。

 さて、平成25年を振り返ってみるといろんなことがありました。昨年の今頃は、新園舎建築の真っ最中で、「年度内完成は難しい」と言われている頃でした。それでも「上棟式」は1月におこない、建設中のごたごたした中で第35回目の「卒園式」を3月23日に行い、3月29日には、無理やり引っ越しを敢行しました。4月5日まで旧園舎からの引っ越しを終わり、4月6日には新園舎での入園進級式をおこないました。新年度に入ってから旧園舎の取り壊しが本格的に始まり、同時進行で園庭整備、環境整備が行われ、5月20日に竣工を迎えました。その間4月23日に八戸市保育連合会の総会があり、無理やり会長に押し付けられ25年度が出発しました。各種会議の傍ら、保育園の行事をおこない、7月は目が回るような忙しさでした。それでも幼児サッカー大会は準優勝、運動会は雨のため1日順延にはなりましたが、新園舎での初めての大きな行事となりました。子供たちのためと思い、山砂を少し厚めに巻いたのですが、これが保護者には大きな負担(汚い、洗濯が大変・・・等)になったようです。保育園では、「けがが少なくなった。」と高評価でしたが、立場が違えば評価も違うようです。9月には指導監査、10月にはライオンズ杯と続き、11月には新園舎の落成記念を行い、12月には懸案の「発表会」を行いました。とにかく、今年はすべての行事が初めての試みになったわけで、子供も職員も、そして保護者にとっても試行錯誤の1年だったと思います。

 発表会が終わり、保育に関してアンケートを実施しましたが、やはりいろんな「忌憚のない意見」があり、来年度以降、もっと創意工夫をしていかなければと職員ともども話し合いました。集計は、1月に行い、結果は2月の保育参加日に報告したいと思っています。忌憚のないご意見は、結構保護者自身の都合が多かったように思いますが、子供第一に考えていこうと思います。

 また、今年は個人的にもたくさんの出来事がありました。特にショックだったのは妻の妹と父が11月に相次いで亡くなったことです。短期間に同じ家から別事情で2人も亡くなることは滅多にないこと・・・だそうですが、現実には起こってしまいました。一人でも大変なのに妻はよく頑張ったと思います。この頃は少し落ち着いたようですが、妹の死、新園舎落成式、葬式、父親の死、葬式・・・と続いた11月の初めは、きっと頭の中が真っ白だったと思います。私は頭の髪の毛が白くなって、抜けただけでしたが、それでも大変でした。そういうわけで、今年は本当に忙しい1年でした。来年は「午年」(うまどし)ということで、すべてがうまくいくような気がします。

 来年は、保育制度も大詰めを迎えます。少子高齢社会に合った保育制度は、いよいよ平成27年4月からスタートします。すべての子供が3種類の子供に分けられ、保護者がそれぞれ自分と子供に合った保育(教育)施設を選ぶことになります。まだまだ周知徹底されていませんが、保護者の皆さんにも決断の時期は確実に来ます。これからどのように仕事と子育てを両立していくのか、子供のためにどのような保育施設が適しているのか・・・。目線はこどもの位置でありたいと思っています。

 今年1年、本当にお世話になりました。来年も「自分で考え、自分で選び、自分から行動できる子」を目指した保育にまい進していこうと思います。よろしくお願い申し上げます。

       長坂保育園 園長 川口 司      2013年12月31日

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忘年会

2013-12-24 15:06:52 | 日記

 

園長です。

 今日は、今年一番の寒さになりました。朝降った雪は、すぐに消えましたが、午後になり、地面が白くなるくらい降っています。今日はクリスマスイブ、まさにホワイトクリスマスになりそうです。

 先週の水曜日から、どうしても出なければならない「忘年会」が4日連続でありました。保育園の職員の忘年会は、不幸ごとが続いたため(私たちもそうですが、今年は職員の身内に不幸ごとが重なった)、中止にしました。そのかわり年が明けたら静かにひっそりとみんなで騒ぎたいと思います。これはひょっとして「新年会」というのかもしれませんが、いつまでもくよくよしていても始まらないので、今年は静かに過ごしたいと思います。私は忘年会でも新年会でもお酒が飲めれば幸せなので、なるべく飲む機会が多い方が嬉しいのです。最近は体調も内蔵もぼろぼろなような気がしますが、それをアルコール消毒して頑張っています。体を動かさず、飲む、食う、しゃべるなので健康にいい訳はありません。おかげでここ1か月で体重が1.5キロも増えてしまいました。我が家の犬の散歩だけでは足りない運動量です。しかも、散歩してるんだか、されてるんだか・・・知り合いにはあまり出会いたくない朝の散歩です。

 今年を振り返ると、いろんなことがありました。ここ数年で一番忙しい1年だったと思います。それでも保育園の子供たちや職員、保護者の協力により、なんとか無事に切り抜けられたようです。来年は今年の反省を生かし、駿馬のように駆け回りたいと思っています。新園舎になり、これまでの法則や決まりごとが今まで通りにはいかなくなり、保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。心からお詫び申し上げます。・・・ただ、諸行無常ではありませんが、世の中は刻一刻と変化し続けています。新しい決まり事を一緒に作る必要性も考えてほしいと思います。実は発表会が終わったあと、第三者評価を受審した時以来の「保育園のアンケート」をとりました。つい先日締め切りましたが、この5年の間に保護者の意識が大きく変化していることを実感しました。ほとんどは好意的な回答でしたが、中には本当に「忌憚のない意見」が結構あり、私たちの心が折れれそうな言葉もありました。保育が「サービス」と言われるようになって久しいですが、保育サービスの意味を取り違えているのでは?と思うような「忌憚のない意見」もありました。子供のためというより・・・・・現代社会の縮図を見る思いがしました。結果をどう公表したらいいのか悩んでいます。説明責任も重く感じます。2月には保育参観日があるので、そのとき報告しようと思っていますが、その前に時間をゆっくりとって、アンケートの集計とこれからの基本方針を職員とともに考えていきたいと思います。まずはともあれアンケートにご協力いただきありがとうございました。

 

 

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東京

2013-12-14 18:24:51 | 日記

園長です。

 お仕事で東京に行ってきました。2日間会議をした後、新宿にあるS保育園を見学してきました。この2年間、園舎の改築のためにほとんど研修らしい研修、見学らしい見学をしてこなかったので、とても勉強になりました。長坂保育園が取り組んでいる「見守る保育」の大元締めの保育園です。私は過去に2度ほど行きましたが、行くたびに進化している保育園です。今回は「コーナー」「ゾーン」の配置とこどもの動線を確認するのが目的でしたが、出迎えてくれたN副園長の説明によれば「配置は基本的に変わっていない。」とのことでしたが、しばらくぶりに見るととても新鮮で、改めてこの保育の素晴らしさを実感してきました。この感動を忘れないうちに長坂保育園の環境をもう一度見直してみたいと思います。

 さて、今回の東京は、「子ども子育て新制度」の会議でしたが、全国組織の会議でも、今の保育園で残るのか、幼保連携型の認定こども園へ移行すればいいのか、悩みが深いようでした。私が感じたのは、「既得権にこだわっていては前に進めない。」ということでした。「悪法も法なり」といいます。外でわいわい言うよりも中から改革することが一番の解決方法だと思うのですが・・・。新制度も概略はほとんど決まり、あとは細かい部分と、一番関心のある「公定価格」が判明すれば私たちの進むべき道は決まってくるものと思われます。早ければ来年6月。遅くとも来年10月ころには「一大決心」をしなければなりません。どの仕組みが「子どもたちのためになるのか、私たちの使命が全うできるのか」ふんどしを締めて考えてみたいと思います。

 東京はすごい人でした。木、金、土という曜日もあったかもしれませんが、「都会は契機が良い。」ことを肌で実感しました。どこに行っても人だらけ・・・。スクランブル交差点で行きあう人は一体何人いるのでしょうか。いつも思うことですが、渋谷のハチ公前交差点で投網を投げると10回も投げると八戸市はすぐに30万都市になるのになあ・・・もっと企業が来ないと無理だろうなあ。今回思ったのは、電車に「女性が多い」ということでした。日本の経済は女性の力なくしては成り立ちません。朝も夜も女性の働く姿がとても眩しく見えました。八戸市営バスもあのくらい混雑してほしいものです。また、交通機関も素晴らしく、八戸では朝晩1時間に2本、昼間は2時間に1本・・・の運行状況ですが、山手線を初め、東京の電車は、3~5分おきに運行していて、それでもほとんどが満員状態です。田舎者には「ラッシュ」はいろんな意味で辛いです。それでも東京に行くと健康になるような気がします。八戸では自動車がないと移動は困難ですが、東京では交通機関が発達しているので自家用車はいりません。そのかわり、「歩く・歩く・あるく」。夕方になると足がパンパンになっているのが良くわかります。都会のほうが健康的な生活ができるようです。でも電車の中の人たちは終始無言で「スマートフォン」をいじってい姿は異常です。そのうち何かの「倍返し」があるような気がします。それでも師走の大都会は人出があふれていました。どこかで国土の均衡が崩れたのでしょう。同じ日本で生まれて、こんな格差があっていいものでしょうか。少し疑問を感じるこの頃です。

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老眼鏡

2013-12-11 14:08:52 | 日記

 

園長です。

 最近、肩が凝ったり、頭が痛くなったり危ない兆候があります。たぶん働き過ぎだと思うのですが・・・。誰も信じてくれないので自分で言うしかないのですが、私は、働き者・・・じゃなく、働き過ぎだと思います。ここ2,3年、何事も思うようにいきません。これは、自分で言うのもなんですが、老化現象だと思います。たぶん認知症も若干混ざっているかもしれません。自覚症状は「目が見えなくなったこと」です。私はもともと禁止・・・じゃなく近視なので、字を読むときは眼鏡が必要です。しかし、最近字を読むために眼鏡を外すことが多くなりました。その上、近視なので、文字に顔を近づけなければなりません。文字がはっきり見えるまで近づくと、持っている手と近づける顔がとても疲れるのです。

 じつは、1年前、若干ものが見えにくくなったので「老眼鏡」を作ったのですが、眼科医が園児の父兄だったので、少しいいかっこを付け過ぎてしまい、「近々の老眼鏡」を作ってしまったのです。老人になるといろいろ大変なのです。「近々」「中近」「遠近」など老眼鏡にも個人差による選択肢があり、この選択を間違えると、私みたいに1年も使わないのに「使用済み」になってしまいます。また、老眼は、とても短期間で進行するので、眼鏡を作るチャンスをどこにするかも大問題になります。・・ということで前回はあまり役に立たない眼鏡を作ってしまい、大反省(金額も結構高額になった)しました。

 今回は、前回の反省を込めて、希望的観測はご法度にして、現状を詳しく説明し、将来に向けての構想を正しく伝え、使える老眼鏡を作ってもらいました。今日の午前中にとりに行ってきたのですが、これがまた非常によく見える優れもので、パソコンに向かっても「猫背」にならず、とてもいい調子です。これで脳みその方も改善されれば最高なのですが、そうは問屋がおろしそうもありません。でも、目が見えるということは、なんとなく頭がすっきりするようで、気分が明るくなります。この度数がいつまでもつかわかりませんが、大事に使いたいと思います。先日、眼鏡を外してパソコンに向かっていた私の姿を見て、「お父さんの肩こりの原因はこれです。」と大本営の発表みたいに大声で教えてくれました。腰をかがめ、パソコンの画面に顔を20センチくらいまで近づけていたそうです。私も何となく窮屈な感じはしていましたが、まさかそんな恰好でいたとは思いませんでした。実は、姿勢の悪さは私がいつも行く「八戸温泉のマッサージ屋」さんも言っていました。「こんなに凝っているお客さんは珍しい。」とまで言われました。でも、もう安心です。目が見えるということは人生を楽しくしてくれそうです。なにはともあれ「見えるぞ~。」と叫びたい心境の園長です。明日からの東京研修はきっと素晴らしい成果が出せることでしょう。

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和食

2013-12-09 20:42:47 | 日記

園長です。

 このたび、和食が世界遺産に登録されました。日本人としてとても喜ばしいのですが、一抹の不安を感じています。日本食というと、「すし・てんぷら・さしみ・・・」などヘルシーな点が評価されていますが、「和食」となると少し意味合いが違うような気がします。和食の原点は「一汁一菜」が基本ですが、最近は栄養のバランスとか言われて、一日30品目が目標のようです。「一汁一菜」とはご飯と味噌汁(スープではない)そしておかずが1品。おかずはたいてい「焼魚」か「玉子焼き」が主だと思います。我が家でも、昔、今の時期は「塩漬けイワシ」を焼いたものと大根の漬物「がっくら漬け」、そして干し菜汁。干し菜汁は大根の葉を干したもの。それに八戸名産の食用菊を散りばめます。味噌はもちろん自家製です。それがこの地方の冬の定番メニューだったような気がします。たまに「納豆」などが出ると、どんぶりに入れて、玉子、ネギを入れ量を増やします。何もない時は、「玉子かけご飯」(これは味の素を入れることによりおいしくなります。)になったりします。今は、「飽食の時代」と言われ、贅沢三昧の食生活ですが、そのうち必ず、「倍返し」があると思っています。

 さて、和食ですが、世界遺産に登録されたのはヘルシーなだけではないようです。和食に関した「マナー」や「食器・居住空間」なども含めての和食なようです。特に、「箸」の使い方、食器の持ち方、魚の食べ方の作法など多岐にわたる一連の仕草が含まれているようです。先日、保育懇談会があり、「保育カルテ」を一人一人に渡しましたが、中身を確認した時、箸の持ち方を指摘されていた子どもが結構いました。せっかく日本人に生まれたからには、箸を上手に使い、和食をおいしくいただきたいものです。

 保育園では、今年のテーマを2年続けて「日本」にしました。当然、日本各地の郷土料理も入っています。毎月行われる「誕生会」には、日本各地の郷土料理が登場します。その様子を今回の発表会で発表しました。宮城県、山形県、東京、大阪、沖縄県が今回登場しましたが、47都道府県の有名な郷土料理はほとんど頂きました。来月は青森県です。八戸名産の「いちご煮」(ウニとアワビのうしお汁)、せんべい汁が出るようです。郷土料理は子どもたちには少し負担が大きいようですが、職員は大喜びです。今年は隣の町の久慈市の「マメブ汁」が一躍人気になりましたが、青森県には「十和田のバラ焼」、青森の「生姜みそおでん」、黒石の「つゆ焼そば」、むつの「海軍コロッケ」などおいしい食べ物がたくさんあります。大事にしたい食文化だと思います。まずは「箸」を上手に使えるようにしたいと思います。

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