園長です。
お盆が過ぎ、そろそろ秋の気配が漂う季節になったと思ったら昨日(22日)はなんと今夏最高気温を記録しました。しかも34度cというもう少しで「猛暑日」と言われる段階まで上昇しました。今日も昨日に劣らず暑いです。今週いっぱいはこんな天気が続きそうです。台風も心配だし、「どうした異常気象」と叫びたい気持ちです。おかげでしまい忘れたプールが再び大活躍。裸ん坊の子どもたちがうらやましいです。
そんな中、仮称「多目的子育て支援棟」新築工事の入札が行われました。本園改築の時は補助金の関係もあり大々的な一般競争入札を行いましたが、今回は規模も小さいし、ある意味「増築」みたいなものなので、「指名競争入札」とさせていただきました。設計士さんからは「人出不足と資材不足」が顕著なので難しくなるのではないか、と言われていました。実際1回目の入札は予定価格より大幅に上回り、2回目は「辞退」が相次ぎ、1社だけが応じてくれました。それでも「不調」となり、応じてくれた1社と協議の上、契約をすることになりました。差額は「消費税分」ありました。それでも一応ぎりぎり想定内だったのでお願いすることになりました。消費税分とはいえ、結構な額になるので、来年10月以降の消費税10%は相当刺激的になりそうです。
わが園では5年前に全面改築し、定員もそれなりに増やしたのですが、「子育て支援」をもっと充実するために別棟で「多目的子育て支援棟」を整備することにしました。本園ではその分余裕ができるので、1号の定員を少しだけ増やそうと考えています。人口減少、少子化を考えると定員増よりも保育教育の充実、子育て家庭への支援を充実した方が地域の要望に沿っているように思います。まして、来年10月からは3歳以上は「無償化」の予定なので、一時的には待機児童?が増えるかもしれませんが、すぐに落ち着き、その後は供給過剰になるような気がします。私の予想は大体外れるのであまり心配はしていませんが、人材確保(頭数をそろえるだけではなく)だけはしっかり行おうと思います。保育・教育は人が重要です。いくら人工知能が深化しても、保育の営みだけは人間の専売特許だと思っています。人間の最後の砦・・・それは保育であり教育だと思います。その為には環境を整え、準備することが重要になります。わが園の得意分野は子供たちの成長にどうかかわっていくのか、保育士とともに考え実行していきたいと思います。
とりあえず、9月に入ると工事が始まります。予定では12月いっぱいで完成の予定ですが、それまで保護者をはじめとして関係者の皆様にはご不便、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。そうそう今は仮称多目的子育て支援棟になっていますが、この棟を「どんぐりの杜」と命名したいと考えています。どんぐりのもり、子どもたちが木々の中でドングリの実と戯れ、楽しそうに遊ぶ姿が目に浮かびます。自然を大切にした環境を整えたいと思います。