園長です。
大雨が各地で被害をもたらしています。その中で広島市の土砂災害は最近では東日本大震災に続く大きな災害です。被害にあわれた皆様、亡くなられた方々には心からご冥福、お見舞いを申し上げます。
さて、最近の気候には驚かされることが多いです。梅雨明け宣言が出された数日後から、雨が降り出し、一向に去る気配を見せません。テレビでは太平洋高気圧が弱く、北からの寒冷前線が湿った空気を呼び寄せ、同じ場所に長期間前線が座り込み、天気を崩しているようです。八戸でも昨夜、大きな雷とともに大雨が降りました。幸いなことに長時間続くこともなく約1時間くらいで雨はやみましたが、夜通し降ったりやんだりの天候でした。最近、天気に関しては「警報」の上の「ただちに命を守る行動を起こしてください。」という、避難命令より強い緊急避難命令が出されることが多くなりました。テレビではいづれも「観測史上初めての・・・。」という言葉で始まっていますが、今までは数十年に一度だから観測史上・・・が出るのであって、毎年のように大きな被害が出るような気候は「異常」ではなくなるのではないかと危惧しています。雨もそうですが、台風、竜巻、豪雪など異常を数えるときりがなくなります。
世界に目を向けると、イスラム、ウクライナ、アメリカ、中国などで戦争や暴動が治まる気配を見せていません。第三次世界大戦・・・までは考えませんが、あまりに無秩序な世界に少し心配しているところです。
昨日、青森県保育連合会主催の「施設運営者セミナー」に参加してきました。保育園が直面している子ども子育て新制度を理解するための最終研修でした。県内から350人を超える参加者があり、みな真剣に講師の話に耳を傾けていました。これから選択しなければならない「認可保育園」、「保育所型認定こども園」、「幼保連携型認定こども園」の特徴、メリット、デメリットなど県職員の説明と、わが青森県保育連合会会長と副会長の細かなシュミレーションに基づいた予想など、大変参考になる研修会でした。これを参考にして10月以降、市町村の「認可・確認申請」に向かうことになります。認可定員と確認定員の設定など、これからの保育・教育にかかわる大切な決断になります。近い将来と10年後辺りの未来を予想して大胆に、しかも綿密に考えなくてはなりません。私はあまり頭が回らないので、公定価格・・・などという複雑怪奇なことはあまり考えず、これまで進めてきた保育園の理念、考え方、保育士の職務内容、これからの幼児教育の在り方などを念頭に10月を迎えたいと思っています。これから保育たちの意見も聞きながら、「幼児教育」の在り方、「保育の在り方」を探ってみたいと思います。私自身の方向性は定まっているのですが、保護者や職員の意見も参考にしたいと思います。それにしても「詳しい情報」がなかなか無い中での決断は勇気が入ります。昨日の説明も・・「国からはっきりした説明がないのでわかりません。」とか「この件については追ってお知らせします。」とか「国で検討中です。」という言葉が各所で聞かれました。
来週の25日には、八戸市のこども家庭課からの説明会があります。こちらは、実施主体の市町村の説明会なのでもっと詳しい説明になるものと考えられます。9月議会の条例案、市内の認定こども園の動向などより詳しい情報があるものと思います。今関心が深いのは「企業内保育所」と「小規模保育所」「家庭的保育所」の市の考え方です。都会では企業が認可保育園を経営する話でもちきりです。イオンや大手保険会社でもでも「待機児童解消」のために「企業内保育所」を運営し、地域の3歳未満の子供たちも受け入れるそうです。子どもの減少が続く八戸では認可しないと思いますが、なんでも国の基準の通り・・・を目指す八戸市の進め方に注視していきたいと思います。八戸市の「子ども子育て会議」が有効に機能しているか、みんなで確認していきたいと思います。
あまり難しいことを考えたので、頭が痛くなりました。最近、少しボケてきたな・・。と自覚することがあります。8月の中ごろ、朝起きて、顔を洗おうとしたところ、眼鏡をかけたまま顔を洗い、家族から失笑をかいました。今までだと、どこかで気付くのですが、今回は、タオルで洗っていて「何か変だぞ・・・」とすっかり眼鏡も洗ってから気付いたのでした。幼保連携型どころか「痴呆連携型」も考えなくてはならないと真剣に思いました。私の賞味期限もそろそろかな?