園長です。
お盆が過ぎてから毎日猛暑が続いています。今日も30度にはなっているようです。しかしながら、朝夕の気温はさすがに秋の気配を感じる今日この頃です。最近は夜になると「コオロギ」「鈴虫」などが競い合って音楽会を催しています。我が家は少し町から離れているのでそれはそれは自然が豊かなのです。それにしてもこの猛暑はいつまで続くのでしょうか。予報では今月いっぱいは暑い日が続くといっていますが、さすがにバテ気味の今日この頃です。
さて、保育園は今年35周年記念を迎え、全面改築工事が行われますが、お盆過ぎからあわただしい動きになっています。設計・監理の入札が終わり、少し静かになっていましたが、いよいよ基本設計から本格設計、建築確認と進み、工事の入札をすることになりました。それまで理事会で予定価格、入札申請社の資格審査など普段なじみのない仕事が続き、少しお疲れモードになっています。それに追い打ちをかけるように「24年度監査」が9月にあり、老体に鞭打って頑張っています。監査の方は日頃の行いが良いせいで書面監査になりました。準備は7月から始めていたので、もうすぐ終わりそうです。あとは微調整して確認をするだけです。まさに「備えあれば憂いなし」。今年は特に園舎改築のため行事の時期を大幅に変更したため、8月から11月まで大きな行事は組みませんでした。例年なら今の時期は運動会の練習の真っ最中ですが、今年は7月に行ったため余裕の9月を迎えています。こんなに暑い中では練習も大変なようです。
先日、工事の公告を建設新聞に出し、設計の縦覧を保育園でしたのですが、複数の建築会社から申し出があり、「いよいよ始まるぞ」という気持ちになってきました。来月の半ばには入札が行われ、正式に工事が始まります。今は「嵐の前の静けさ」の状態が続いています。設計師から図面をいただきましたが、厚さが5センチもあるA2番の紙で、全部見るのにだいぶ時間がかかりました。商売とはいえ、大したもんだと感心した次第です。とりあえず園舎は木造二階建て。容貌は根城地区の街並みにマッチした形と色合いにしたいと思います。特徴として、乳児室・ほふく室合わせて130平米余りとりました。これからは「乳児保育」が保育園のメインになると思うからです。長坂保育園が行っている「見守る保育」、「異年齢児保育」は乳児にとってとても必要なものだと思います。赤ちゃんだから何もできない・・・のではありません。乳児の保育こそ今の日本には必要不可欠なものだと思います。今まで培ってきた長坂の保育が、新園舎でますます発展できるように考えて設計したつもりです。そして、園庭にもこだわりたいと思います。ただ広いだけの園庭ではなく、太陽・風・緑・虫・空気・土を感じられるようなつくりにしたいと思います。
今後の予定としては、9中旬から工事に入り、来年2月には園舎完成。その後引っ越し。引っ越しが終わったあと現園舎の解体・取り壊し。最後に外構整備・園庭整備で完了になる予定です。3月までにすべてが終わるかどうか心配なところですが、年長が新園舎から卒園することは確実だと思います。その日を楽しみに待っていたいと思います。