園長です。
昨日、我が園の保育士と八戸短期大学&八戸大学主催の「就職説明会」に行ってきました。「最近の学生は地元に残らない。」「地方よりも都会の保育園がいいと思っているようだ。」との学校側の危機感がこのような企画になったようです。県南には八戸短期大学しか保育士養成校がありません。私達にとっても大事な供給源になっています。当園でも職員の7割は八戸短期大学出身です。危機感は私達も持っています。特に年度の途中ではなかなか保育士は見つかりません。これで新規卒業の保育士が八戸を出て行ってしまったらどうなるのでしょうか。こどもの数も減り、保育士もいなくなったらお手上げです。
そこで、「八戸にも良い保育園、幼稚園、施設があるよ。」ということを学生に紹介するために「就職説明会」を開き、そこへ当園とすぎのこ保育園が候補になったと言うわけです。最初の全体会で保育園や施設の紹介をして、第二部では学生がそれぞれ関心のあるところに足を運び、説明を受ける、というやり方でしたが、私達のは少し、窮屈な感じがしました。保育園2園は写真と映像を使い、あとの幼稚園や施設は口頭での説明でした。私は、写真や映像を駆使する保育園の説明は素晴らしいと思いました。昔から「百聞は一見に如かず」と言われるほど視覚は大切です。いくら口で説明してもわかりずらいことも写真で見れば、一目瞭然と言うことは多々あります。
最近は、都会での待機児童の解消のため、保育園の新設や認証保育園が増えていると言われます。地方から都会への保育士の大移動です。八戸から仙台方面へ、東北各地から関東圏へと保育士は流れているようです。そのためのトラブルも多いとか・・・。保育士を断念する学生もいるようです。八戸の保育園経営者は大丈夫でしょうか。いつでも保育士は補充できると思っていませんか?私達もこれからの対応を考えるときに来ているのではないでしょうか。昨日、学生には「八戸の保育園、幼稚園はいろんな考え方、方針があるので、関心がある園には、見学・保育ボランティアなどをするべきだ。」と伝えておきました。学生の希望と保育園側の求めている人材がそれにより確認できると思います。就職してからお互いに「こんなはずではなかった」と言うことがないようにしたいものです。学生も自分が得意なものは何か、この保育園で自分はどんな保育ができるのか就職する前に確認しておくべきだと思います。来月早々「保育実習」があるそうなので、いろんな体験をしてみて欲しいと思います。そして是非「保育士」の夢を叶えてください。こども達の未来、日本の将来はあなた方の肩にかかっているのです。卒業したら是非市内の保育園へ就職してください。保育者として子ども達の未来を語り合いましょう。