園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

八戸短期大学

2011-07-27 13:00:16 | 日記

 園長です。

 昨日、我が園の保育士と八戸短期大学&八戸大学主催の「就職説明会」に行ってきました。「最近の学生は地元に残らない。」「地方よりも都会の保育園がいいと思っているようだ。」との学校側の危機感がこのような企画になったようです。県南には八戸短期大学しか保育士養成校がありません。私達にとっても大事な供給源になっています。当園でも職員の7割は八戸短期大学出身です。危機感は私達も持っています。特に年度の途中ではなかなか保育士は見つかりません。これで新規卒業の保育士が八戸を出て行ってしまったらどうなるのでしょうか。こどもの数も減り、保育士もいなくなったらお手上げです。

 そこで、「八戸にも良い保育園、幼稚園、施設があるよ。」ということを学生に紹介するために「就職説明会」を開き、そこへ当園とすぎのこ保育園が候補になったと言うわけです。最初の全体会で保育園や施設の紹介をして、第二部では学生がそれぞれ関心のあるところに足を運び、説明を受ける、というやり方でしたが、私達のは少し、窮屈な感じがしました。保育園2園は写真と映像を使い、あとの幼稚園や施設は口頭での説明でした。私は、写真や映像を駆使する保育園の説明は素晴らしいと思いました。昔から「百聞は一見に如かず」と言われるほど視覚は大切です。いくら口で説明してもわかりずらいことも写真で見れば、一目瞭然と言うことは多々あります。

 最近は、都会での待機児童の解消のため、保育園の新設や認証保育園が増えていると言われます。地方から都会への保育士の大移動です。八戸から仙台方面へ、東北各地から関東圏へと保育士は流れているようです。そのためのトラブルも多いとか・・・。保育士を断念する学生もいるようです。八戸の保育園経営者は大丈夫でしょうか。いつでも保育士は補充できると思っていませんか?私達もこれからの対応を考えるときに来ているのではないでしょうか。昨日、学生には「八戸の保育園、幼稚園はいろんな考え方、方針があるので、関心がある園には、見学・保育ボランティアなどをするべきだ。」と伝えておきました。学生の希望と保育園側の求めている人材がそれにより確認できると思います。就職してからお互いに「こんなはずではなかった」と言うことがないようにしたいものです。学生も自分が得意なものは何か、この保育園で自分はどんな保育ができるのか就職する前に確認しておくべきだと思います。来月早々「保育実習」があるそうなので、いろんな体験をしてみて欲しいと思います。そして是非「保育士」の夢を叶えてください。こども達の未来、日本の将来はあなた方の肩にかかっているのです。卒業したら是非市内の保育園へ就職してください。保育者として子ども達の未来を語り合いましょう。

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内部被爆

2011-07-22 11:41:28 | 日記

園長です。

 牛の飼料から大量の放射性セシウムが検出されました。3月11日から4ヶ月以上たってからの検出に大きな憤りを感じます。我が家では「牛肉」はあまり口にすることはありませんが、焼肉、ステーキだけが牛肉の食べ方ではなく、いろんな料理にたくさん使われています。保育園では、子ども達の成長のために、牛、豚、鶏、魚を手を変え品を変え、いろんなメニューにして提供しています。福島発の放射能汚染なら産地を限定して受け入れ拒否も出来るのですが、飼料を通しての感染は防ぎようがありません。食肉業界は未曾有の混乱に陥っています。政府は「1回、2回食しても直ちに健康被害を及ぼすものではありません。」とあまり騒がないように躍起となっていますが、ちょっと前に散々私達が聞かされた「福島原発からの放射能は直ちに健康に被害を及ぼすものではありません。」という大本営発表と同じような感じがします。20年後、30年後のことは誰にもわかりませんが、政府の言葉を素直に信じている人は少ないのではないでしょうか。

 牛だけなら・・・まだ予防線は張れますが、この稲わらが豚や羊、鶏までが食べていたらどうなるのでしょうか。考えると夜も寝られなくなりそうなので考えないようにしていますが、早くもとに戻って欲しいと思います。しかし、たった1箇所の原発が起こした事故はこれまでの私達の生活を大きく変えようとしています。便利過ぎる生活にピリオドを打ち、生活よりも心を豊かにしたいものだと思います。でも出来るかなあ・・・便利さになれた生活は、これまで私達の体をどのくらい蝕んできたのでしょうか。原発は怖いけれど、電気のない生活も大変そうです。

 「脱原発」を宣言した管総理ですが、少しトーンダウンしたようです。電気は私達の生活を潤すばかりではなく、日本の経済活動にも深く関わっています。電気のない国には産業が育ちません。日本を支えてきた企業の国外流出も本気でささやかれているようです。福島から脱出ではなく、希望のない日本からの脱出です。やはりここは、原子力と再生可能な風力、水力などいろんな組み合わせを考えて、今のレベルを維持して言って欲しいものだと思います。これは政治家だけではなく、企業、日本人全体で考えていくべきだと思います。日本はこの先どのような道を進もうとしているのか、じっくり様子を見ていきたいと思います。

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