園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

子育て支援員研修

2017-02-22 11:24:12 | 日記

園長です。

 昨年度から始まった青森県主催の「子育て支援員研修」、昨年は、急なこともあり、1日の実習でしたが、今年は規定通り、2日間になりました。その前に必要な知識は座学で5日間ほどあったようです。基本研修と専門研修があり、その中でも共通科目、専門科目、見学実習があり、7日間の日程になっています。わが園では2年続けて実習を引き受けました。昨年は6名、今年は4名の強者が参加しています。保育養成校の実習とは一味違う実習で、指導する方も勝手が違うようです。何しろ40代50代の実習生(保育士資格はないものの実戦経験が豊かな皆さん)なので、「釈迦に説法」みたいな感じです。でも、家庭の子育てと保育園の集団保育では、視点が違うので実習生の方も真剣です。わが園では「無資格保育士」はいませんが、これほど保育士不足が顕著になるとこの支援員制度もありがたい制度になるようです。今日と明日の2日間ですが、わが園の保育をしっかり学んでほしいと思います。それ以上に指導する職員には心を込めた指導に徹してもらいと思います。

 子どもたちは、甘えられる大人が増えたので大喜びです。基本的には3歳未満の実習ですが、3歳以上の子たちは「次は自分たちの所へ来る」と期待しているようですが、残念。それでも外で雪遊びをしている実習生を見る目はらんらんと輝いていました。

 たった2日間ですが、保育の楽しさを実感してもらえれば幸いです。けがをしないよう、させないよう大変さより楽しさを実感してほしいと思います。頑張れ、経験豊富な実習生。

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閑話休題2017

2017-02-21 16:33:49 | 日記

園長です。

 何を書こうか迷うときは「閑話休題」としています。今までに何度この文字が出てきたことやら・・・。2月も残すところ1週間。いよいよ年度末も大詰めを迎えようとしています。保育園では1か月後の卒園式に向けてだんだん練習の回数が増えてきました。2階から卒園式の歌が流れて来るとなぜかしんみりした気持ちになってしまいます。昨日、根城地区の幼保小連絡会議(小学校2、保育園4、幼稚園2)が行われ、小学校と各園の連絡調整、確認が行われました。校長先生と園長たちが小学校へ上がる子供たちのためにいろいろ話し合いました。また、スタートカリキュラム、アプローチカリキュラムは各園がそれぞれ校長先生たちと話し合い、ボタンのかけ違いが無いよう話し合いました。昨年は、新しい制度になり行政と教育委員会の話し合いが無く、大変もめましたが、今年は何とかスムーズに進みそうです。

 さて、先日2月17日に八戸市保育連合会(八保連)の園長会が開催されました。2年に一度八保連の会長、副会長を選任するための会です。今回は平成29年、30年の会長、副会長が決まりました。会長と副会長ひとりが変わりました。全体として若返った感じがします。私もやっと重責から逃れることができ、肩の荷が下りた感じがしています。思い返せば、長い間役職についていたような気がします。健保連の理事も8期16年勤めました。常務理事も3期6年務めました。おかげでいろんなことを勉強させてもらいました。青森市に通うこと年20回として100回以上は足を運んだと思います。我ながらよく頑張ったと思います。今年は八保連創立60周年でもあり、自分としては気力体力を考えると本当に「ホッ」としています。背伸びもいっぱいいっぱいして、自分の実力以上のことをしなければならないのは大変なことです。会長の任期が連続3期6年と規定されているのも良くわかります。これからは若い園長たちが自分たちの組織のために何ができるかを考えなければなりません。世の中の変化のスピードはとても速く、ついていくのがやっとの私でしたが、これからは違う場面がみられることと思います。まだ、4月の総会まで1か月ありますが、早くその日になってほしいと思います。何はともあれ、4年間の会長、4年間の副会長の責任を全うできたことに深く深く感謝申し上げます。今まで子どもたちとかかわれなかった分をこれから取り戻していこうと思います。それにもまして、わが園で取り組んでいる「自主・自律」を育てる保育の見直しと取り組みを再確認し、保育士の質の向上を目指したいと思います。これからは自分の時間を大切にし、子どもたちの保育にあたりたいと思います。 

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平賀源内

2017-02-16 15:45:43 | 日記

園長です。

 久しぶりに文化的生活を過ごしました。なんとミュージカルを鑑賞したのです。青い森信金が主催した鑑賞会で「わらび座」の「げんない」というものでした。恥ずかしながらこれまで「ミュージカル」などという高尚なものを見たことが無かったのでとても感動しました。物語としては「平賀源内」の生きざまを演じたものですが、迫力があり、つい引きこまれてしまいました。公会堂の2階席ということもあり、役者さんの表情まではわかりませんでしたが、場面構成と歌の力量、声量には驚きました。あんなに声を出して歌ったら気持ちがいいだろうなあと素人ながらに感じました。

 わらび座というと秋田県の「ゆぽぽ温泉」の隣にあり、かの有名な「田沢湖ビール」の工場があるところです。昨年、妻と温泉に行った記憶があります。系列の川口温泉「奥羽山荘」もいいところで、近くを散策したら「天然わさび」がたくさん群れて生えていました。気候が良くなったら孫たちを連れてキャンプに行こうと思います。なかなか広くて、ビールも1,500円で飲み放題付。ジョッキ3杯で元が取れると思った妻は2杯目を飲み干すことはできませんでした。全部で6種類ある田沢湖ビールは、2種類しか味わうことができなかったようです。私は1敗目を飲み干した後、「これはやばい」と感じ、ジョッキではなくコップを用意してもらい、6種全部の味を確認したのでした。

 感動の後のビールは格別でした。表通りと裏通りの中間に「M川」という居酒屋があり、久しぶりのお出かけだったので一杯 飲んで帰ることにしました。この店は「安い」「早い」と評判の居酒屋で、高級な居酒屋に行きなれている人には少し面食らうことが多いようです。妻もその一人で、つまみを選ぶことができない。値段を見ると200円、300円、高くて500円くらいのものが多い。とりあえず生ビールを注文し、メニューを覗くことしばし。タンの塩焼き、肉豆腐、げそ焼き、チーズ揚げを注文しました。ビールの後は「お酒」。なんと熱燗1合200円。テレビで居酒屋の番組でお酒1号500円などと表示されると「安い。なぜ八戸は酒どころなのに日本酒は高いんだ」とテレビに文句を言っていたが、200円は安い。一体何の酒を出しているのか心配になった。よくよく見ていると店の名前と同じ「M川」がお燗器に流し込まれていた。まともな酒だ。味の方は・・・一口飲んだが異常はない。さすがに「大吟醸」などとはレベルが違うが、200円の酒だ。妻は驚き、桃の木、山椒の木で、こんな店が八戸にあったのね・・・と感激していた。この日は「さしみ」は注文しなかったが、いか、マグロ、ほっき貝など普通にあった。つまみの味もまあまあ。帰る際に支払った金額は、サラリーマンに優しい金額だった。私達より一足先に出たおひとり様は、「700円」の会計に驚いていた。こんな店も八戸にはあるんです。八戸の居酒屋は奥が深い。また行こう~っと。

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季節の変わり目

2017-02-14 10:06:57 | 日記

園長です。

 じたばたしている間に2月も半ばを迎えました。本日は「バレンタインデイ」。例年だと子どもたちは朝からそわそわして落ち着かないのですが、今年は静かです。何故かって?それは「禁止令」を出したからです。トランプ大統領ではないのですが、貿易?の不均衡が明確で、あまり良い傾向だと思えないからです。また、感染症の心配もあるので、思い切って禁止にしたのですが、案ずるより易し。保護者も良く理解してくれていたようです。この分だと3月のホワイトデイも静かになりそうです。世の中には、いろんな記念の日があり、経済界の指標にもなっているようですが、節度のあるプレゼントの仕方を考えて欲しいものだと思っています。

 さて、あとひと月半で新しい年度に変わります。粘土の変わり目はとても忙しいのです。保育園では1年のまとめの時期でもあり、保育教諭たちは書類整備に追われているようです。管理者としてはあまり遅くなってほしくはないのですが、書類はしっかり残しておかないと困るので痛しかゆしの毎日です。来月には新年度のクラス発表もあり、新年度の計画・準備もしなければなりません。保育園はこれから1年で一番忙しい時期を迎えます。インフルエンザはもう少しで「警報」に発展しそうです。でもわが園では、まだ数人しか罹患していません。近くの小学校では、すでに「学級閉鎖」が2クラス出ていて、園児の兄弟も罹患しているようです。桜が咲くころまでインフルエンザは流行するそうですが、もう少しの我慢です。でも、近年まれにみるインフルエンザ罹患率の低さです。やっと日ごろの成果が出てきたというところでしょうか。良く食べ、よく動き、よく考えるが実践できているようです。

 天気が良い日は、毎日のように子どもたちは雪の積もった園庭で遊んでいます。昨日の帰り、子どもを抱っこした保護者が玄関にいました。「どうしたの」と聞くと、お父さん曰く「靴の中がびしょびしょでとても履いて帰れない」。「申し訳ない」と謝ると、「いや、親としては雪遊びをしてもらってありがたい。今の世の中、雪遊びも知らない子どもたちがたくさんいる。その点保育園は、寒い日でも、雪が降っても外遊びをしてくれる。靴はストーブで乾かすことができるが、子どもたちの記憶には、今、この瞬間の雪遊びの思い出が必要なのです。」という。年長で重くなった子供を片手で抱っこし、反対の手には濡れた靴を持ち、楽しそうに車に向かっていきました。ニュースでは保育園への批判が多いと聞きますが、このような保護者がいるわが園は、「子どもたちには良い環境」だと思います。たまにはお迎えの保護者と玄関で会話を交わすこともいいもんだと思った園長でした。

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鬼は外

2017-02-03 14:26:16 | 日記

園長です。

 今日は「節分」です。保育園では朝から子どもたちがそわそわしていました。な~ぜか。それはね、節分は豆まきをして楽しいけど、鬼も出るからです。わが園では、昨年から食物アレルギー対策のために「まめ(落花生)」はまかないことにしました。口に入れなくても、踏みつけられた落花生からアレルギー反応が出る子がいるからです。そんなわけでわが園では「豆まき」ではなく「飴まき」をしています。一つ一つが袋に入っていて、拾っていて食べても問題が無いようにしました。園長と二人の「年女」が鬼は外、福は内、と掛け声をかけながら飴をまきました。30個くらい拾った強者もいて「虫歯」には注意してほしいと思います。

 さて、子どもたちがわいわいがやがやと飴の収穫自慢をしているところへ、「ドドドドドン・・・」と太鼓とともに青鬼、赤鬼、黒鬼が乱入してきました。わが園の若手保育士が鬼に扮して登場したわけですが、子どもたちは大騒ぎ。普段から甘く、優しく育てられてきたので私たちから見るととてもかわいい鬼なのですが、恐怖にひきつった顔で逃げ出しました。普段意地悪をして威張っている子も目が点になって逃げ回っていました。中には「ママ~」などと泣き出す子もいました。私のところへもたくさんの子どもたちが逃げてきて助けを求めましたが、「鬼さん、どうぞ」とばかりに一人ひとり捕まえては鬼に差し出しました。子どもたちには「青天の霹靂」、こんなはずじゃあなかった・・・ようなのですが、保育士たちは数日前から、子どもたちが逃げ出さないよう、テーブルやロッカーの位置を綿密に計算していたのです。その成果があって、昨年は10センチの隙間から逃げられた反省を改善し、今年は隙間なしの設定を完成させ、見事に子どもたちを恐怖のどん底に陥れたのでした。中には飴を思いっきり投げつけていた子もいましたが、所詮多勢に無勢、鬼たちの餌食になったのでした。それにしても心優しい子どもたちです。数年前はもう少し鬼に立ち向かっていった子がいたのですが、本当に「怖い思い」をしたことが無いようです。そんなことでどうする・・・と言いたくなりますが、まあ、子どもたちにとっては一大事だったのでしょう。そのうち鬼に動じない度胸が備わってきます。長い目で見ていきたいと思います。・・・とは言っても男は本当に鳴いていた。その点女の子たちはスクラムを組んで、子どもたちを鬼から守っていました。一目散に逃げる男の子。一位団結して自分たちを守ろうとする女の子・・・世の中の縮図を見ているようでした。優しい男たちよ、世の中は優しさだけでは生きていけないのだよ。もう少し強くなろうね。せめて、鬼たちの前に立ちふさがり、両手を広げて女の子を守る男になってくれ・・・。無理だよなあ。本当に怖かったみたい。来年はもう一段鬼のコスチュームも落とし、優しい鬼を演じてもらおうと思います。でも本当に怖かったみたい・・・。

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