園長です。
毎日少しづつでもブログを更新したいと思いますが、なかなか思うようにいかないのが世の中。それでもやっと書類作成が一段落したので気持ちが落ち着きました。それにしても書いても書いても、作っても作っても・・・書類作成が減りません。子ども子育て支援新制度になり、より複雑に、より細かく、より添付書類が増えたように思います。幼保一元化はいったいどこに行ったのでしょう。年寄の寿命を縮めないためにももう少し簡単に、書類も少なくしてほしいものだと思います。
さて、そんな中でも保育園の行事はこなさなければいけません。私たちにとって一番大事なことは書類作成ではありません。子供たちが元気に楽しく、けがをしない成長することを見守ることが重要です。園の行事も子供たちの成長には欠かせない大事なものです。特に7月、8月は一年でも一番行事が立て込み、子どもも大人も心がうきうき、そわそわする季節だと思います。わが園では子供たちの大切な行事として「園外保育」が計画されています。保育園内だけではできない貴重な体験を得ることができます。卒園のしおりで一番印象が深かった出来事のトップにあげられます。親元を離れて、自分たちで計画を立て、食事もゲームもおこないます。「牛の乳搾り」や「魚のつかみどり」「キャンプファイヤー」など普段家庭や園ではできないことに挑戦します。今回は一日中天気が悪く、あいにくの空模様でしたが、実はここは夜の星がとてもきれいに見えるところなのです。天気が良ければ「流れ星」も見えます。満天を覆う輝く星に感動も覚えます。何年も前になりますが、「未確認飛行物体」(UFO)と思われるものも見ることが出来ました。この近くに「大石神ピラミッド」という場所があり、そこが全国的にもUFO出現の多い場所だと言われています。数年前、妻と二人で頂上まで登ってみましたが、確かに不思議な感じがするところでした。UFOは見ることができませんでしたが、何かが起こりそうな気配が辺り一面から漂っていたことを思い出します。キャンプファイヤーでは本格的なトーチ棒で「火の神」を迎え、火の大切さや危険性、優しさなどを学びました。全員で火を囲み「誓いの言葉」で締めくくりました。火に照らされた子供たちの顔はとても輝いていました。その後「蛍」を見たり、ゲームをして楽しんだ後、お待ちかね「花火」をしました。闇夜に浮かび上がる花火の炎と煙、真剣なまなざしが子供たちの本気度を見せていました。バンガローに帰る400メートルの道には「おばけ」が隠れていて、肝試しが行われます。今年は「熊」の出没が多発しているので「あまり怖がらせないように・・・」とお達しを出しておいたのですが、普段威張っている子の恐怖におびえる声が夜の闇から聞こえていました。
さて、新郷村にはもう15年以上も通っています。最初はよく喧嘩した管理人さんとも「旧知の仲」になりました。魚のつかみ取りのイワナやニジマスも少しサービスしてくれたようです。魚のつかみ取りと言えば、今年は魚を53匹(池に入れる時に私と管理人さんが声をそろえて数えた)池に放しました。バケツ3杯に分けてはなしたので間違いありません。最初が17匹、次に16匹、最後は20匹でした。合計53匹です。ところが子供たちが捕まえた魚は42匹。池の中にはまだ3匹が残っていましたが、どうしても数が合いません。2,3匹合わないならまだしも・・・10匹近い誤差はなんだろう。そう、ここはミステリーゾーン新郷でした。きっと岩の陰に大きな穴があってそこに隠れていたか、見えないところに秘密の抜け穴があり、そこから逃げたか・・・まさにミステリー。まあ、全員の口に入る分はあったので良しとするか・・・。それにしても今までにない不思議な出来事でした。
ここ新郷には、キリストの墓もあり、田舎ながら異国情緒も感じられるところです。この場所はカブトムシやクワガタ虫が数多くいるらしく、あちらこちらにカラスに食べられた残骸が残っていました。角やのこぎり、羽など固い部分や食べられないところを残していました。来年は「必殺虫取りアイテム」をここに仕掛けようかと思っています。それにしても夏の一日、子どもたちと楽しい思い出を作ることが出来ました。それにしても子供たちは元気です。一体どこで充電しているのでしょう。職員もご苦労さんでした。余りゆっくりもできませんが今週の「夕涼み会」が終ったら、少し息抜きをしましょう。8月3日の「三社大祭」まで・・・・。夏は楽しいなあ。でも忙しいなあ・・・。