園長です。
毎日暑い日が続いています。先週の土曜日は当園の夕涼み会が行われましたが、最高気温34.9度という今夏最高の気温でした。夕方になっても気温は下がらず、蒸し暑い中で夕涼みを楽しみました。おかげでここ数年あった売れ残りは全くなく、すべてが完売いたしました。毎年、かき氷の氷が余って、保育園に寄付されるのですが、今年は早々と完売してしまい(量は昨年と同じ)子供たちの楽しみはなくなりました。ジュースも予定外の誤算で追加分まで完売してしまいました。完売完売・・・と書くといかにも「儲かった」と思われるかもしれませんが、「薄利多売」を超えた赤字決済で行われています。子供たちに「対面の売り買い」の面白さと「お金の使い方」、お父さん、お母さんの働く後姿を見てもらうための行事なのでお金儲けは論外です。夏の日の夕方、夜店と花火、盆踊りを楽しみ、日本の夏を満喫した子供たちでした。
さて、翌日の日曜日も暑い一日でしたが、風が強く、気温ほどは熱さを感じませんでしたが、強風による被害が出たくらい風が暴れた一日でした。そんな中、階上町の「イチゴ煮祭り」にいきました。ちょうど昼時に行ったので、たくさんの人でいっぱいでした。ここの名物は「いちごに」です。ウニとアワビの潮汁なのですが、一緒に行った孫たちは野菜のイチゴと勘違いしたらしく、いちご煮のお椀を見るなり、これじゃない、と大泣きし大変な目にあいました。せっかく「いちご煮」と「ウニごはん」を頼んだのに、ほとんど食べませんでした。おかげで私たちのおなかは満腹になったのですが、孫たちのご機嫌をとるのに大騒ぎでした。
いちごに煮はウニとアワビのお吸い物と理解していましたが、隣の看板に「元祖いちご煮」というものもあるそうで、値段は普通のいちご煮の3倍、2500円で売っていました。そういえば、階上町の保育園の園長先生が、「今のいちご煮は、いちご煮ではない。本当のいちご煮は煮物なんだ。」と言っていたのを思い出しました。お吸い物ではなく、ウニのアワビの煮物。話には聞いたことがありましたが、実際食べたことはなく、つい懐の中身を確認しました。4杯でなんと10,000円。この出費にこの先耐えられるか心配しましたが、思い切って食べてみることにしました。ところが・・・・「残念、完売です。」とのこと。がっかりするやらほっとするやら、複雑な思いでしたが、来年また挑戦することにします。よくよく聞いたら「限定50杯」ということで値段の割にはすぐ売り切れたそうです。世の中は不景気と聞いていたのですが、そうでもないようですね。久々に浜の活気を肌で感じることができました。その日孫たちと捕った「磯かに」は翌日まで元気で生きていましたが、海水が汚れ、ひどいにおいがしてきたので処分しました。5歳になる孫は「かにじる」にして食べると言っていましたが、どう説明したらよいのでしょう。それにしても海水の腐った匂いは当分消えそうもないくらい強烈なにおいでした。孫たちも良い経験になったことだと思います。それにしても疲れた。母親が迎えに来るのを毎日指折り数えて待っている・・・じいじとばあばです。