園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

甲子園よ お前もか・・・

2020-05-23 15:13:23 | 日記

園長です。

 春の選抜に続き、夏の甲子園まで「中止」になりました。新型コロナウイルスの猛威はとどまるところを知らないようです。今日の新聞には地元八戸市の「中体連」(中学校の運動組織)が無くなったとありました。甲子園も高校総体、中体連もこの時期になると選手名が記載された記事が新聞等に載るので卒園児たちの活躍がわかり、懐かしくなります。その若者たちの一大イベントがなくなり選手たちも涙を流していることでしょう。特に3年生は人生の中でも特別な時期です。仲間とともに頑張ってきた成果を発揮しその先の人生に大きな影響を与えます。私も高校野球の選手だったので3年生の最後の試合のことは何年たっても昨日のように鮮明に思い出されます。残念ながら楽しい思い出は余りありません(公式戦すべてが1回戦負けだったため)が、流した悔し涙は今の原動力になっています。スポーツで成功する人はほんのひと握の人たちです。ほとんどは学生時代でその幕は降ろされ、その人の思い出のアルバムとなります。今は、そのアルバムさえも作れない状態です。本当にひどいコロナウイルスです。できるならば2020年をもう一度やり直したい気分です。

 それにしても、今年はすべての行事が中止や延期になり、心の持っていき場に困っています。自粛・縮小で心に残る思い出を作ることが本当に困難になっています。当園でも6までの行事がすべて中止になりました。夏の恒例行事「お泊り保育」もどうするか職員で話し合いましたが、「これだけは子供の成長に欠かせない」ということで少し内容を変更しながらも強行することになりました。夏祭りも保護者会の賛同を得て、縮小しながらも楽しめるような企画をしています。何もないのは子ども達に重大な影響を与えますが、私たち職員の士気にも大いに影響します。困難な中でも子ども達と良い保育をしたい、楽しい保育を作り上げていきたい・・。そんな気持ちで職員は取り組んでいます。「新しい常態」に慣れろと言いますがコロナウイルスがもらした新しい生活様式は、我が園の取り組みには相当厳しいものがあります。スキンシップから始まり、相手の目を見て話す、楽しくお話ししながら食事をするなど「三密」あるいは「二密」が保育園の実態です。今までの保育の概念が一挙に変わってしまったようです。保育園も新しい時代が来るのでしょうが、人生で最初の集団生活はこれから始まる人生百年時代の基礎になります。とても大事な時期です。どのように生きていく力をつけさせたら良いのか思案のしどころです。悩みは尽きませんが、この先ワクチンや治療薬が早く発見されることを切に期待したいと思います。

 夜の繁華街に行かなくなって何か月たったでしょう。禁断症状まではいかなくてもいつも言っている店が閉まっていないかとても心配です。職業柄緊急事態宣言を無視するわけにもいかず、じっと我慢の4か月でした。そろそろいいのかなあ・・・。焼き鳥をつまみに冷えたビールをグイっと・・・・。ああよだれが出てきそう。でももうしばらく辛抱かな?なぜって、コロナよりも身近な「痛風」になったみたいなので・・。

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緊急事態宣言解除 園庭は花盛り

2020-05-08 11:14:10 | 日記

 今、世界中で新型コロナウイルスの感染で大混乱です。昨日、「緊急事態宣言」が青森県では解除になりました。学校も5月7日から再開されました。本日現在青森県では26名の感染者が発生しています。ほとんどは県南地方です。八戸市と十和田市に集中しています。そのせいか、津軽のラーメン屋さんが「八戸ナンバーお断り」の看板を出して大問題になっているようです。もともと南部と津軽は何かと競い合いライバル意識が強いのですが、さすがにこれは問題だと思う人が多いようです。それにしてもこれまでの標準・基準があっさりと崩壊していくことに非常に危機感を覚えます。これまで「観光立県」や観光都市を目指してきた青森県。人集めにあの手この手を駆使してきましたが、コロナのせいで「今は来るな」「ステイホーム」などと不要不急の行動は慎むよう言われています。コロナが収束して「さあ来てください」と言っても、すぐには元にはも出れないでしょう。経済もダメージを受けています。貧乏県の青森は大丈夫でしょうか。とても心配です。

 そんな中、保育園の園庭は花盛りです。赤と白の「ハナミズキ」、新緑の「ブナ」が目に染みます。これまで騒ぐことも自粛気味だったのでこれからは残りの春を存分に楽しみたいと思います。保育園には子供たちの歓声が似合います。今までは少し遠慮していましたが、園庭で思う存分子ども達が羽を伸ばす様子を眺めたいと思います。近くの根城の広場は5月10日まで入場禁止です。この広場に咲く「枝垂れ桜」は遠く、武州身延山から分けていただいたものと聞いています。最盛期にはたくさんの人でにぎわいますが、今年は静かに散ってしまったようです。本当に残念です。

 さて、天気が良いので、園児のほとんどは園庭で遊んでいますが、園内では異年齢で「カレーつくり」を行っています。いつもは配膳で子ども達と接している調理員ですが、今回はカレーつくりの講師になって子ども達と一緒に過ごしています。野菜の皮むきなど包丁を手にするので、慎重にしかも大胆に教えているようです。「危ないからさせない」より「危険だからより慎重に」ということをメインに行っています。子ども達にはたくさんの経験を積んでもらい、コロナに負けない新日常に備えてほしいと思います。

真剣に調理員の話を聞く子ども達。異年齢ならではの場面もたくさんあります。

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