羽黒山の国宝五重塔は、厳かな杉の大木の中にたたずんでいました。写真では見て知っていたものさすが本物は見ごたえがありました。拝観料が500円だったのですが、受付に神主二人がいて、拝観者にお祓いをしてくれました。今回はラッキーなことに五重塔の中が見られるという特別な期間でした。五重塔や三重塔は、その階ごとに部屋があると思っていたのですが(お城の天守閣のように)、あにはからんや立派な心柱が四本の柱に囲まれ、中は吹き抜けになっていました。外から見た景観とは全く思いつかない構造になっていました。周りには数百本の杉が見守っていてまさに霊験あらたかな気持ちになりました。ここまではまだ元気いっぱいだったのですが、この先くらいから勾配も急になり、下から見上げる石段は視界からはずれ天国の道へと延びていたのでした。小学生・中学生は体力にものを言わせ、元気に駆け上がっていきましたが、年配の方々は、一歩一歩踏み占めるように石段を登っていました。石段の中には遊び心で石を削った彫り物があり、それを探して登っている人たちもいました。私たちも探しましたが、ひとつだけ「ひょうたん」を見つけることができました。下を向いても、上を見ても呼吸が楽になることはありませんでした。
さて、本日は土曜日。保育園では4歳児の保育参加&給食試食会があり、5歳児は近くの授産施設「柿の木苑祭り」のステージ発表に呼ばれていて、とても忙しい午前中でした。あっちへ行ったり、こっちへ来たり・・・。明日からは台風も通過するようでなかなか心が落ち着きません。
落ち着かないといえば10月1日からの「保育料の無償化」には本当に困っています。こんな複雑な制度をよく編み出したものだと感心します。市の役人でさえも悩む制度を私たちに押し付けて、いったいどうしたいのでしょうか。給食費においては「朝令暮改」の言葉のごとく、発足まで1か月もないのに 前言を撤回する有様です。もう少し余裕を持った対応ができなかったのかとても残念な気がします。せっかく良いことをしようとしてもあまり拙速では意義が薄れてしまいます。それでもあと10日で無償化は始まります。無償化のための書類は出しましたが、良いのか悪いのか結果はありません。このまま進めて良いものでしょうか。連休明けには副食費免除の子の名簿が配布になります。あまりにも短期間の対応に私の頭はパニックを起こしそうです。・・・・こんなブログを書いている暇があったら仕事をしろって・・羽黒山で「頭がよくなりますように・・」と一心不乱にお願いしたのですがまだご利益がないようです。もう一回行ってこようかな・・・なんてね。