園長です。
異常気象の連続でした。こんなに雪が降った記憶はありません。80センチ、60センチ、50センチ。我が家の前に降った積雪量です。しかも2月、3月の2ヶ月間です。合計170センチと言えば豪雪地帯の積雪量に匹敵します。気温も低かったせいでしょう。温暖化の影響もあるでしょう。それにしても近来まれにみる積雪量でした。おかげで園庭の雪は1月末から土の姿を見せることなく3月の下旬を迎えています。
しかし、ここ3,4日の気温は10度を超える春の気温です。雪解けも進み、今日、園庭の土がやっと顔を出しました。園庭からの雪解け水で玄関周りは水浸しですが、玄関の庭木スポットの雪が解け、柔らかい土が見えています。3か月ぶりの土の色に感激ひとしおです。長かった冬もやっと終わりを告げたようです。
3月20日には小学校の卒業式、22日は当園の卒園式・・・と感動と感謝の季節を過ごしましたが、嬉しい気持ちと寂しい気持ちが入れ混じり複雑な感傷の季節を過ごしています。22日は長坂保育園の36回目の卒園式でした。園舎改築後の初めての卒園式で、今までと勝手が違う行事でしたが、保護者の絶大な協力により、厳粛の中にも感動的な卒園式を行うことができました。今年の年長組の父兄は団結力が強く、何事にも協力的でした。式の後のささやかの「茶話会」もとても心が通い合った和やかな会でした。役員の皆さんの献身的な協力、支えで本当に感動的な時間を過ごすことができました。最後に職員に子どもたちからプレゼントがありましたが、私には「雨傘」でした。昨年は雨が多く、行事のたびに雨に見舞われました。運動会、園外保育、夕涼み会・・・ことごとく、雨降り・・・おかげで私は「雨男」というありがたくないニックネームをいただくことになりました。考えてみれば、私より強力な「雨女」がいたようにに思うのですが、皆さんここには目をつぶったようです。まあ、私がすべを受け入れれば何事も丸く収まるので、今回は私が「雨男」でしたということにしましょう。それにしてもプレゼントが「雨傘」とは父兄も良く考えたようです。私としては、気分は「日傘」なので、それほど落ち込んではいないのですが、こども達が最近私の顔をみると「アメオトコ」と指をさして叫ぶのです。これには少し抵抗を感じています。26年度は「晴れ男」を目指したいと思っています。それにしても年長の保護者の皆さん、本当にありがとうございました。頂いた「日傘」は大事にサッカー大会や運動会に使わせていただきます。天気の良い日に黒い日傘を咲いているのは私です・・・。
最近、実績報告や入園式・進級式、の手続きや書類書きで目の回るような忙しさです。今日も理事会が2種類、見学者1組ありました。自分のペースで仕事ができないいらだちはありますが、そうしばらくの辛抱です。4月1日に出す書類も先日書き上げました。退職職員の書類も本日夜7時20分までかかり書き上げました。準備は万端、仕上げをゴロウジロというところでしょうか。
今日、自宅に帰ったのが午後8時。我が家の愛犬「ゴン」を久しぶりに夜の散歩へ連れていきました。雪が少し残る散歩道を長靴で歩いたのですが、春の匂いがしました。これまでになかった土の匂いとどこからともなく吹く南の風が、春の香りを届けてくれました。東京では桜の便りがあったようですが、八戸では雪解けの水があちこちであふれ、桜の前の「春の息吹」を感じさせています。昨日は青森県保育連合会の仕事で青森市まで行きましたが、ずいぶん雪解けが進み、行きと帰りでは風景が違っていました。雪って解けだすと勢いがつき、1日で20センチくらい解けることがわかりました。「みちのく有料道路」も雪解けで道路がところどころ冠水していました。自家用車の中は春の陽気が一足早く来たようで快適な一日でした。明日は、子ども子育て新制度について八戸市の説明会があります。眠くならないようにしっかり聞いてこようと思います。老体に鞭打って頑張っている園長でした。