園長です。
2週続いた大雪も、今回はお休みだったようで、久しぶりに「雪かき」のない週末でした。今日は最高気温が6度くらいまで上がり、ようやく春の兆しを感じる暖かさになりました。太陽の日差しはだいぶ強くなり、久しぶりに雪が解けています。ただ、この雪解けがまた厄介なもので、タイヤが横滑りをして、交通事故が起きやすくなります。我が家の前の道路も、轍から抜け出すのに苦労します。
園庭に積もっている雪は、子供たちに踏み固められ、なかなか解ける兆しは見えませんが、鉄棒が雪の中から顔を出したり、子供たちが作った「かまくら」が小さくなったり、確実に雪は減りつつあるようです。午前中、用足しに街中へ出かけましたが、道路もだいぶかたずけられ、走りやすくなっていました。日影のところは依然として頑固な氷になっていて、轍になっていますが、もうしばらくの辛抱です。
昨日は、私の所属する町内会の役員会がありました。保育園の仕事だけでも忙しいのに、町内会の仕事もさせられています。役柄は「総務部長」。部長・・・といっても部下が一人もいないので、この時期は大変です。500世帯くらいの集まりなのですが、ほとんどが「老人世帯」です。しかも「独居老人」が最近増えてきました。町内には20の班があり、交代で班長を務めますが、老人世帯が多いので比較的早く班長が回ってきます。この時期は、来年度の班の名簿作成などがあり、班長さんも忙しいのですが、私たち執行部はもっと忙しいのです。昨日は、ある班長さんの「ご意見」に執行部全員が迷惑しました。あまりにも自分勝手な言いぐさに返答する気にもなれませんでした。でもわが町内の会長は、人間が出来ているので、優しくわかりやすく対応していました。年齢はきれいにとりたいと思ったのは私だけではないと思います。自分のことを棚に上げて、他人を攻撃することは現に慎みたいと思いました。これからわが町内も少子高齢の影響で10人に5人が老人になります。自助、公助、共助が必要ですが、これに「近助」(きんじょ)が入れば、町内会も少しは活動しやすくなると思います。それにしても「成熟した社会」といえば聞こえはいいですが、若者がいない町内会はすごく不安が募ります。まして子供会を組織できない町内会の未来はあるのでしょうか。待機児童の解消が叫ばれる大都会ですが、地方の嘆きも聞いてほしいものだと思います。この先日本はどうなっていくのでしょうか・・・。