園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

青天の霹靂

2015-11-16 12:44:48 | 日記

園長です。

 天高く馬肥ゆる秋・・・何を食べてもおいしい季節です。青森では今年初めて「特A」の認定を受けた「青天の霹靂」が全国デビューし話題を集めています。新米に五戸産の「味噌南蛮」(五戸にはコムラ、キクチ、ムラヤが有名だが私は「ムラヤ」の南蛮漬けがおいしいと思う。)をおかずにすれば軽く2杯はご飯を食べることができます。おいしいコメはおかずがなくても食が進むものです。秋は体重管理が重要です。最近の私の体重は「メタボ」判定はされませんでしたが、空気を吸うだけでも体重が増えそうな今日この頃です。

 ところで、先月の18日。つがる市で行われた青森県保育連合会主催の「ほいくの広場」では、出来立ての新米3種「つがるロマン」「まっしぐら」「青天の霹靂」の食べ比べ、味比べのコーナーがあり盛り上がっていました。ミニトマトくらいの量でしたが、炊き立てほやほやの新米はとてもおいしかったです。どれが一番おいしいかときかれても・・・「わからない」というのが正直な意見でした。3種類の名前を伏せて食べるとまったく「わからない」のが現状だと思います。個人的にはつがるロマンが一番口に合っている気がしました。青天の霹靂は冷めてもおいしいということだったので、炊き立てよりは少し覚めたくらいが良かったのかもしれません。ただ、味音痴の私にわかったのは「一番もちもちしている」ということでした。これは食感なので味本来の評価ではありません。あくまでも個人的な意見です。それにしても値段が「超特A」なので庶民の口にはなかなか入らないのが実情です。だって普通のコメだと10キロ入りが買えるくらいの値段です。(青天の霹靂は5キロ入りが標準) おいしいとか味が落ちるとかいろんな評価がありますが、私的には「津軽のコメはおいしい」という結論に達しました。八戸をはじめとした県南地区には「やませ」というコメの強敵が存在するのでなかなか良いコメが育たないようです。証拠に「青天の霹靂」は津軽地方限定作付になっています。栽培技術や品種改良が進めば県南地方も特Aの産地になれるかもしれません。八戸は米よりも企業の誘致をした方が得Aのような気がします。

 先日、何かの記事で「最後の晩餐」に何を食べますか。という質問に対して「白いご飯に白菜の漬物」と答えていましたが、私だったら最後の最後に何を食べたいだろうと考えてみました。すき焼き、しゃぶしゃぶ、エビフライ、マツタケご飯、豪華海鮮鍋、ふかひれの姿煮・・・・ではないでしょう。ここはやはり「白いご飯」に何かでしょう。何かは・・・「卵焼き」「鮭の塩引き」「焼き海苔」、ちょっと贅沢に「たらこ」「筋子」あたりでしょうか。やはり子供の時によく食べていた食べ物が頭に浮かびます。我が家の母親はあまり料理が得意ではなかったので、どちらかと言えば「一緒盛り」で1品のおかずを全員でつついて食べていました。冬になると毎日イワシの塩漬けを焼いたものが朝ご飯のお供でした。雪が降った寒い朝に七輪を庭先に出し、煙がもうもうと立ち登るなかでイワシを1匹づつ焼いて食卓へ運びました。我が家ではもう一品、「納豆」がありました。今みたいに「小分け」ではなく三角のきょうぎ(木を薄く削ったようなもの)に入った一袋のものです。家族6人が食べるので卵、ネギを入れかさを増します。小学生のころは「あっついまんまさ納豆かけて食う。」のが一番のごちそうだった気がします。話はそれましたが、小さいころに食べた食べ物は大人になっても記憶に残ることが多いようです。今の子供たちが大きくなったら「家庭の味」「おふくろの味」を思い出すのでしょうか。最後の晩餐、と聞かれて「ステーキ」「いちご煮」なんて答えるのではないでしょうね。何年か前、この欄に「家庭で手作りの料理をしなくなった」と書いたら、「我が家では頑張っている。」という返事をいただいたことがありました。家族が一堂に会して家庭(母、父、祖母、祖父等・・最近ここまで書かないと納得されない。)で作る料理をわいわい騒ぎながら食べる食事が一番おいしいのだと思います。できれば最後の晩餐は家族で楽しみたいと思います。

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感謝と祈り

2015-11-14 10:52:22 | 日記

園長です。

 暦の上では明日は「七五三」です。でも日曜日なので保育園では「13日の金曜日」に行いました。西洋では13日の金曜日忌み嫌われているようですが、わが園は気にしません。この日は、「御神酒」を用意し、近くの「奥州南部糠部三十三観音、十二番札所 隅の観音(すみのかんのん)」へお参りに行きます。今年の子供たちの健康と成果に感謝し、これからの未来が輝くようお祈りします。普段キカンボウの子供たちも手を合わせ、神様の前でしおらしくしている姿に少し感動を覚えます。小さいながらもここが「神聖な場所」でありいつもの自分を出してはいけない場所だと理解しているようです。例年だと、寒さが厳しく、たまに雪が舞うときもありますが、今年は穏やかな天気になりました。お参りは年長から始まり、2歳、3歳、1歳、0歳、一時預かりと続き最後は年中で締めます。何故かって?・・・年中組に来年の自覚を持たせるためです。隅の観音は普段施錠されており中には入れませんが、この日ばかりは特別に許可を得て、中で真剣に神様と対峙します。二拝二礼一拝し「これまでの反省とこれからの成長」をお祈りします。普段へらへらとしている子たちもこの時ばかりは真剣に向き合っています。目には見えない「畏怖の念」を感じているのだと思います。ここで提案・・・保育園にもこういうお堂みたいな場所を作ったらいかがでしょうか。・・・なんてね。場所ではなく精神的な心のよりどころが必要なのですね、まだまだ修行が足りない園長です。

 今日は年長組の「クラス懇談会&給食試食会」があります。懇談会の話題は「小学校に向けて」のことが主になりますが、これまでの保育園の取り組みが小学校でどのように生かされるのか、継続していくのかを説明するのが私の役割になっています。5,6年前から八戸市教育委員会が発行する「わくわく1年生」という資料を解説し、わが園のアプローチカリキュラムを説明します。0歳からの保育園の取り組みが最終的に小学校へどのように結びついていくのか図式になった「小学校との連携年間計画」で詳しく伝えます。基本的には「人間形成の基礎作り」「学びの基礎作り」が主になります。小1プロブレムで騒がれた「あいさつ・きまり・いのち」の大切さを改めて保護者に伝えるようにしています。質問は・・・ありませんでした。私の説明の仕方が良かったのか、下手すぎて理解できなかったのかは不明です。来月は「発表会」が予定されていて、これまでの成長を再確認する場があります。今日の説明が一番わかるイベントです。普段の姿を見てほしいと思います。年内のクラス懇談会はこれで終わり、残りは来年1月に予定しています。保育園でもっとも小さいクラスの0歳児と1歳児が残っています。この時期はインフルエンザの季節でもあるので、「看護師」の出番もありそうです。こちらは教育よりも「健康」の話が主になりそうです。認定こども園になり「保育と教育」の説明がますます重要視されるようになり、研修の重要性を改めて感じています。

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あぁ、蕪嶋神社

2015-11-07 12:34:02 | 日記

園長です。

 11月5日、とんでもないニュースが飛び込んできました。700数十年の歴史を誇る「蕪嶋神社」が全焼したとのこと・・・。原因はどうやら「漏電」の可能性が強いらしいのですが、特定はされていません。その前日は、八戸の繁華街のど真ん中「六日町」にあるローソンに強盗が侵入し、現金10万円を奪って逃走中という事件が発生しています。犯人はまだ捕まっていません。平和な町だった八戸ですが、最近は物騒な町になったようです。

 蕪嶋神社は我が家でもよくいくなじみの神社でした。亡くなった父親は特に蕪嶋神社が好きで、我が家で「海に行く」といえば蕪嶋でした。私も年に何回かウミネコを見に行きます。4月の蕪嶋祭りは「天気が荒れる」といわれ、春なのに雪が降ったり、強風が吹き荒れたり、私の住む山側では「蕪嶋祭りの日に行事をするな」とまで言われています。6月に黄色い蕪の花が咲くころ、ウミネコの雛の誕生が見られます。このころも強風の日が多く、空を乱舞するたくさんのウミネコが風にあおられミャーニャーと叫びながら神社の空を覆うように飛ぶ姿は八戸の風物詩にもなっています。その神社が全焼してしまいました。とても残念な気持ちでいっぱいです。おりしも先月、宮司の階級昇進と「蕪嶋の舞」完成披露のお祝いが盛大に行われ、震災復興のシンボルとなる予定でした。テレビや新聞にも「カブ上がりひょうたん」や「年越し花火大会」などユニークなイベントを計画し、八戸の広告塔でもありました。かえすがえす残念で仕方ありません。一日も早い復旧・再建を願っています。

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健康診断結果届く

2015-11-04 14:56:03 | 日記

園長です。

 先月行なった職員健康診断の結果が届きました。いろいろ書いてありましたが結論として「アルコールは控えましょう」「食べすぎに注意しましょう」「体を動かしましょう」ということのようです。昨年初めて指摘され、とても困惑した「大腸がん検診」は・・・異常なし。昨年は前日まで東京で会議があり、しかもその後飲み会があり、飲み過ぎの下痢と長時間新幹線での移動でお尻の状態が悪く、翌日の検便採取となり結果「異状あり、要精検」となったわけです。理由を知らない妻は「今何時?一大事」とばかり検査を受けるよう懇願したのでした。私は「痔もち」ではないので、絶対なんでもないことは確信していましたが、健診センターからの結果はとても重い情報となっているようです。今回はγGTPと血圧が高いということで院内を2週まわり、深呼吸3回して挑んだのですが、繰り返すたびに数値が高くなり、結局最初の数値が記入されました。今回は例年より要精検が少なく、少しだけほっとしています。

 緊急告知・・・私は「がん」です。ここ数年体調が悪く、頭もぼんやり。一番の自覚症状は「根気がない」ことです。熱はないのですが、体がだるく、ゴルフのスコアも下降気味です。(これは関係ないか) 救いは気になる体重が減らないことです。(がんになると体重が減ると言われているので)多分、減る以上に摂取量が多いのが原因だと思います。物忘れも多くなり、痴ほう症も気になっています。とにかく私は「がん」なのです。何のガンだって?・・・「ろうがん」です。漢字で書くと「老眼」。これにかかると目が悪いから眼鏡をかけているのに字を読むときは眼鏡を外さなくてはなりません。集中力も無くなり、考えもまとまらなくなります。つまり「末期症状」なのです。これ以上よくはならないそうです。残念。

 健診の結果はなるべく尊重しますが、あまり大げさに受け取らないようにしています。人間だれにも始まりと終わりがあります。「老害」と言われないよう若い人たちの邪魔にならないよう奥ゆかしく過ごしたいと思います。 それにしても「書く」ということは難しいものですね。なかなか自分の思っているようには他人に伝わらないもどかしさがあります。特に私は気分屋なので調子が良い時には次から次へと湧き出るように文章が浮かびますが、いったん不調に陥ると全く書けなくなります。だんだん調子が下降気味なので注意しようと思います。書けなくなると一番影響が出るのがこのブログです。その時は「ごめんなさい」。頑張ります。

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日本秘湯を守る会 蒸けの湯(ふけのゆ)

2015-11-03 17:50:07 | 日記

園長です。

 忙しかった10月もあっという間に過ぎ去り、一息つけるかもしれない11月になりました。先週の採用試験は悩んだ末、ようやく結果を出すことが出来ました。保育は人なり。積極的に動く良い人材は確保したいと思います。

 さて、本日、久しぶりに家内と温泉に行きました。例の通り、あらかじめ予定を立てていたわけではないので行き当たりばったりの温泉行きになりました。出発はゆっくり朝ごはんを食べてから、おもむろに提案したので午前十時。我が家から八戸自動車道は車で5分足らず・・。さあ行くぞ!と言っているうちに高速道路を走っています。言いだしっぺの私の提案は、まだ玉川温泉に行ったことがないので「玉川温泉で体調の充電をする。」ということでした。玉川温泉は療養・薬効で有名で日本一酸性度が強く、「癌」さえも消滅すると言われています。温泉の中に包丁を入れておくと1週間でボロボロになるそうです。車内で玉川温泉の話になり、私が「体の悪いところを消滅させてもらおう。」と言ったら妻がすかさず「だったら行かないほうがいいじゃない。体が全部消滅してしまうわよ。」。「あはは・・・それもそうだな。」と私。ひとしきり笑った後、車内は10分くらい沈黙が続きました。

 高速の「松尾八幡平」で降り、一路、「蒸けの湯温泉」に向かいました。玉川温泉に行くには時間が足りないという結論に達し、手前の「蒸けの湯」にしたのです。八幡平は晩秋から初冬の気候で山頂付近は雪が路肩に積もっており、いつ通行止めになってもおかしくない様子でした。山頂までは良い天気でしたが、秋田県に入った途端霧が湧き出て空模様が怪しくなりました。蒸けの湯には12時前に着き、早速温泉へ。この蒸けの湯は子宝の温泉と言われ温泉内には男性のシンボルの形をした「金勢様」が祭られており、霊験あらたかな効能があるそうです。この宿は、日本秘湯を守る会のメンバーで、由緒正しい「ひなびた温泉宿」なのです。温泉の敷地は広く、「野天風呂」があるいて2,3分のところに5~6か所あり、当たりの山肌や地面、川の土手からゴーゴーと地鳴りをあげて蒸気が吹き上げていました。谷全体が野天風呂で入るには時間がかかりそうです。私たちは宿の中の風呂に入りました。料金は野天も含めて600円なり。とてもリーズナブルで得した気分になりました。温泉は「露天ふろ」と内湯がありましたが、露天は屋根がないだけ、温度はぬるめで、内湯は43度くらい(源泉は88度あるそうです)、眼の高さに窓が作られており、温泉に浸かりながら八幡平の絶景が眺められる設計になっています。PH2.3はは青森の誇る「酸ケ湯温泉」とほぼ同じですが、なめてもそんなに酸っぱい感じはしませんでした。ゆっくり1時間かけて内湯と露天に入り、ロビーで妻と待ち合わせ、温泉卵(1個100円、食塩付き)を食べてから、私だけ外の「野天風呂」へ出掛けました。外の気温は5度前後、寒い寒い。野天風呂は温度が高く熱いくらい。冷たい風が顔に吹き付け、体は熱いが顔は寒い、という状態で、なかなか体が温まらなく困ってしまいました。近くを流れる小川は温泉が流れ込み調度よい湯加減のようでした。それでも5分くらいで上がれる状態になったので急いで着替え(ゆっくりしていたら寒くて風を引きそう)をして妻のもとへ・・・。ここはもう少しじっくり時間をかけて「湯治」するくらいがちょうどよい温泉のようです。久しぶりに温泉を堪能した一日でした。

 若いころは温泉と言えば「歓楽街」があるところや「豪華ホテル」の温泉が楽しくおいしく遊べて良かったのですが、歳をとるにつれて、「古い建物」「効能のある泉質」「高名な作家が泊まった宿」など、豪華なホテル、山海の珍味満載の食事でなくても山には山の、海には海の地のものがあり、少しの地酒があれば良くなりました。当然カラオケなどもいりません。こんこんとわき出るお湯に最低でも一日3回入り、朝からビールを1杯飲めればそれだけで満足なのです。でもそんなところは交通も不便で、買い物も不便できっと2日もいられないと思います。そんな時は由緒正しい温泉がお勧めです。たとえば「道後温泉」「由布院温泉」「別府温泉」「草津温泉」などですが・・・・行くのが大変です。老後の楽しみにしたいと思います。箱根の「冨士屋ホテル」も良かったなあ。そういえばもうすぐ箱根駅伝が1月にあります。先日の大学日本一は東洋大学が勝ちましたが、わくわく大作戦の青学大もこのままでは納得しないでしょう。我が駒沢大学も頑張ってほしいものだと思います。来年の箱根駅伝は温泉に入りながら、地酒を飲み感染・・じゃない観戦したいものです。

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