園長です。
今日で11月も終わり、明日からは師走の12月です。秋の半ばから来年4月からの子ども子育て支援新制度に向けて、最終調整が始まり、保育園関係者は目が回るような忙しさでした。先がわからないことへの不安と、これまでの歴史を振り返りながら、我が園の将来を予想し決断しました。ところがここに来て、国会は解散する、消費税は先送りするなど環境が著しく変化し、心がぐらぐらと揺れ動いています。でもここは「初志貫徹」で行きたいと思います。自分を信じて・・・・。
さて、そんな忙しい中、花巻南温泉郷山の神温泉優香苑に行ってきました。我が家は温泉大好き家族なので暇があると温泉巡りを計画しています。今回は仕事のしすぎが顕著だったので、妻の所属する「ゆこゆこ」を利用し、1泊で心と体を癒すことになりました。青森、岩手は温泉のメッカであり、どこに行くのかいつも迷います。花巻温泉には何度か行っているし、近くの台温泉、大沢温泉、鉛・新鉛温泉などにもいっています。でもここは、歴史が浅く、建物も新しくなかなか風情のある温泉で、前から狙っていた温泉のひとつでした。一軒宿ですが3階が一番高く、川沿いに2階建ての建物が伸びていて、端から端まで行くのに300メーター約5分くらいかかります。温泉は「大浴場」と「小浴場」があり、それぞれに露天ふろが付いています。私は大浴場より小浴場が好きです。温泉の成分は変わらないのだと思いますが、小浴場のほうがより効能があるような気がします。アルカリ性温泉で「美人の湯」特性のぬるぬる、すべすべの湯です。それでいてすっきり、さっぱりの泉質はなかなか趣が深い感じです。夜の露天風呂もライトアップされ、紅葉は終わっていましたが渓流沿いの川の音、風のそよぐ気配は、気分が落ち着く最高のロケーションでした。
夕食は、少し追加料金を払い、ちょっとだけ贅沢をして、「岩魚のコツ酒」を注文しました。立派な陶器の器に入れられた岩魚は、20センチ前後のぷりぷりに肥えた食べ応えのあるものでした。お酒も2合入りなので、妻と二人でほろ酔い気分を満喫しました。レストランは100人くらいが入る立派な部屋でしたが、ほとんど埋まっていました。世の中不景気だと聞いていましたが、なかなかどうして景気は良いようです。でも、お年寄りが7割、そのうちの8割りは女性客でした。子ども連れの若い家族は、たった1家族しか見当たりませんでした。どこに行ってもお年寄りの団体で賑わっており、景気が良いのは退職したばかりの元気な老人達でした。今、一番お金を持っているのは60、70代の元気な老人たちだと実感しました。それでもこの温泉が人気があるのは、従業員が若いことだと思います。古びた温泉に行くと昔美人だったと思われる女性が少しくたびれた姿で働いていますが、ここは「若い」・・・男も女も・・・。これからきっと伸びていく温泉ホテルだと思います。ここのホテルは、テレビのロケにもよくつかわれるようで、大浴場の廊下には、番組のロケーションの様子の写真や出演者のサインなどがたくさん飾られていました。きっと事件が起こったのでしょうね。今度また行きたい温泉のひとつになりました。