園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

山の神温泉

2014-11-30 20:58:06 | 日記

園長です。

 今日で11月も終わり、明日からは師走の12月です。秋の半ばから来年4月からの子ども子育て支援新制度に向けて、最終調整が始まり、保育園関係者は目が回るような忙しさでした。先がわからないことへの不安と、これまでの歴史を振り返りながら、我が園の将来を予想し決断しました。ところがここに来て、国会は解散する、消費税は先送りするなど環境が著しく変化し、心がぐらぐらと揺れ動いています。でもここは「初志貫徹」で行きたいと思います。自分を信じて・・・・。

 さて、そんな忙しい中、花巻南温泉郷山の神温泉優香苑に行ってきました。我が家は温泉大好き家族なので暇があると温泉巡りを計画しています。今回は仕事のしすぎが顕著だったので、妻の所属する「ゆこゆこ」を利用し、1泊で心と体を癒すことになりました。青森、岩手は温泉のメッカであり、どこに行くのかいつも迷います。花巻温泉には何度か行っているし、近くの台温泉、大沢温泉、鉛・新鉛温泉などにもいっています。でもここは、歴史が浅く、建物も新しくなかなか風情のある温泉で、前から狙っていた温泉のひとつでした。一軒宿ですが3階が一番高く、川沿いに2階建ての建物が伸びていて、端から端まで行くのに300メーター約5分くらいかかります。温泉は「大浴場」と「小浴場」があり、それぞれに露天ふろが付いています。私は大浴場より小浴場が好きです。温泉の成分は変わらないのだと思いますが、小浴場のほうがより効能があるような気がします。アルカリ性温泉で「美人の湯」特性のぬるぬる、すべすべの湯です。それでいてすっきり、さっぱりの泉質はなかなか趣が深い感じです。夜の露天風呂もライトアップされ、紅葉は終わっていましたが渓流沿いの川の音、風のそよぐ気配は、気分が落ち着く最高のロケーションでした。

 夕食は、少し追加料金を払い、ちょっとだけ贅沢をして、「岩魚のコツ酒」を注文しました。立派な陶器の器に入れられた岩魚は、20センチ前後のぷりぷりに肥えた食べ応えのあるものでした。お酒も2合入りなので、妻と二人でほろ酔い気分を満喫しました。レストランは100人くらいが入る立派な部屋でしたが、ほとんど埋まっていました。世の中不景気だと聞いていましたが、なかなかどうして景気は良いようです。でも、お年寄りが7割、そのうちの8割りは女性客でした。子ども連れの若い家族は、たった1家族しか見当たりませんでした。どこに行ってもお年寄りの団体で賑わっており、景気が良いのは退職したばかりの元気な老人達でした。今、一番お金を持っているのは60、70代の元気な老人たちだと実感しました。それでもこの温泉が人気があるのは、従業員が若いことだと思います。古びた温泉に行くと昔美人だったと思われる女性が少しくたびれた姿で働いていますが、ここは「若い」・・・男も女も・・・。これからきっと伸びていく温泉ホテルだと思います。ここのホテルは、テレビのロケにもよくつかわれるようで、大浴場の廊下には、番組のロケーションの様子の写真や出演者のサインなどがたくさん飾られていました。きっと事件が起こったのでしょうね。今度また行きたい温泉のひとつになりました。

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つった

2014-11-14 20:26:54 | 日記

園長です。

 11月も終盤に差し掛かりました。七五三が終わると、いつ雪が降ってもおかしくない天気になりますが、今年は今のところ「暖冬気味」です。まだ夏タイヤで車を運転していますが、来週には交換しようと思います。いやあ、ほんと忙しかったなあ。正確には「まだ忙しい」。11月13日に青森県から「子ども・子育て支援新制度」での新たな施設種別の説明会があり、これを機に一気に新制度移行の手続きが始まりました。わが園では、早くから「幼保連携型認定こども園」へ移行する意向を示してきましたが、いざ、移行しようとしたら、いろんな複雑な要件が出てきました。これまでアンケートで意向調査などしていましたが、実際は「様子見」を決め込む保育園が多いようです。そんな訳で、これから年度末にかけて、とても忙しい日々を送ることになりそうです。

 さて、「つった」のことですが、何がつれたのでしょうか。「釣った」になれば、私が得意としている魚釣りですが、実は「攣った」なのです。寝ている間に足の指や、足のふくらはぎが攣るのです。俗に言う「こむらがえし」です。最初に、右足の薬指が、だんだん詰まってきて、痛くなり、目が覚めます。ひどい時は、両足のふくらはぎが固くなって反乱を起こします。あの痛いことと言ったら・・・。そのあとのケアが大変なのです。思いっきり騒ぐわけにもいかないし、せいぜい、布団をはぎ、足を伸ばすことしかできません。その間約1分。地獄のような時間です。でも、それを過ぎるとまた静かな眠りに入ります。若いころは、「金縛り」という現象によくかかったことはありますが、それとはあまり関係ない現象のようです。単に「老化現象」だと思うのですが、今までなかったので、少しだけ心配しています。何かの栄養素が足りないという話もありますが、私は、「心配事、悩み事」が原因だと思います。この年になって、すべてがうまくいくわけはないと思っていますが、それにしてもあんまりな出来事、現象が起こっています。そのうち落ち着くと思いますが、今が辛抱のしどころ・・・。

 この「攣り」には、いろんな思い出があります。一番すごかったのは「背中」が攣ったときです。どう動いても痛い。手は届かないし、呼吸も困難になる・・・。大学生の時、東京・上野で背中が攣り、何とか渋谷までたどり着いたものの、動けなくなり、救急車で渋谷広尾病院(よく刑事もののドラマに登場する病院)に運ばれた時があります。診断は「腎結石」ということですが、私は今でも「背中が攣った」のだと思っています。救急車に乗ったのは後にも先にもその時だけです。乗り心地は全然覚えていません。でもなぜ背中が攣ったのか自分でもよくわかりません。夜あまり眠れないので深夜放送を聞きながら激しいストレッチをしたことを覚えています。まさに人生いろいろ、楽しいことも、そうでないことも良くありました。明日は、結婚式の乾杯をお願いされています。完敗にならないよう気を引き締めていこうと思います。

 そうそう、昨日、保育園で避難訓練を行いました。今日の朝、何人かの父兄に「園長先生大丈夫でしたか。」と聞かれました。よくよく話を聞くと、子供たちが「避難訓練」での話をしてくれたとのこと・・・・。実は「不審者対応」の訓練をしたのですが、長坂保育園は改築して2階建てになったので、訓練は「マイク」で行います。不審者対応の訓練は、あまりリアルにやると子供たちのトラウマになる・・・と聞いていたので、わが園では「模擬不審者侵入事件」をでっち上げ、マイクで実況放送します。副園長がマイクで「今、園長先生が不審者と戦っています。おっと、不審者がナイフで園長先生に切りかかっていきました。園長先生はひらりとかわして回し蹴りを浴びせました。ひるんだすきに園長先生と主任のまどか先生が犯人を取り押さえました・・・。」てな調子です。実際はワークルームで出まかせを言っているのですが、子供たちには見えないので本物だと思ったのでしょう。「園長先生けがはなかったですか。」と聞かれたときは、本当にあせりました。大人は「避難訓練」でも子供たちにとっては「本当の事件」だったようです。次回からはもう少し「嘘っぽく」放送劇を作りたいと思います。そういえば昨日、子供たちが帰る前、園長室によって「園長先生ありがとう。」と言っていた意味がやっと分かりました。そうだよ、園長先生は、いつもみんなのことを守っているのだよ・・・。ちょっとだけ後ろめたい思いに駆られた園長でした。

 

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七五三

2014-11-14 12:43:09 | 日記

園長です。

 今日は、一日早い「七五三」を行いました。ホールで「七五三集会」を行った後、保育園の「守り神」である南部糠部三十三観音十二番札所「隅の観音」にお参りに行きました。大人が歩いて約5分。距離にして約500mくらい・・・。今日はとても寒く、子供たちには地獄の行進だったかもしれません。一昨日までの陽気が完全に隠れ、昨日は雨、今日は朝からうっすら雪が降りかかっていました。8時ころには消えましたが、もう冬の気温になっています。隅の観音では、これまでの成長とライオンズ杯優勝を神様に感謝し、それぞれのクラスで記念写真を撮りました。普段鍵がかかって見ることのできない「お堂」の中ですが、この日ばかりはカギを開けてもらい、神様と直接対面します。暗いお堂の中は、子供たちの未知の世界です。いつもは減らず口を叩いている腕白坊主たちも少し緊張していました。非日常の体験は子供たちを一回り大きく成長させます。「神様が見ているよ」という一言で、なんとなく静かになります。今年は年中児と年長児が中に入りましたが、それぞれの思いを神様に伝えていたようです。一番真剣に手を合わせていたのが、それぞれの担任で、感謝の報告と来年の抱負を語っているようでした。最近の子供たちは「神も仏もない、傍若無人」の振る舞いをしますが、わが園の子供たちには「畏怖の念」を持つ子供になってほしいと心から思いました。

 さて、昨日は、青森市で県職員からの「子ども子育て支援新制度」の説明会がありました。みぞれ交じりの青森市でしたが、内容は濃く、熱く燃え上がりました。複雑怪奇で少ない情報。今回は県と市町村のすれ違いも結構感じました。来年4月1日を目指して、それぞれの施設種別に動き出すことになるわけですが、前途は多難です。わが園は「幼保連携型認定こども園」を目指していますが、1丁目1番地の「定員」で疑問がわきました。県と市のとらえ方、考え方が違うのです。認可定員と利用定員・・・。どちらが正しいかまだ分かりませんが、もう少しわかりやすくはっきりと説明してほしいものだと思いました。

 難解の書きますが、この制度は「幼稚園救済」のための制度だということは、ほぼ周知の事実なのですが、その幼稚園が「認定こども園」を選択していないのだそうです。多分、拙速な制度には乗れない・・・ということなのでしょうが、このままの幼稚園制度がいつまで続くのでしょうか。保育園もここが決断のしどころ・・・。世の中は幼稚園制度より保育園制度を求めています・・と思っています。「女性の輝く社会」も保育園制度の方が貢献すると思います。そうはいっても、制度が複雑で、しかも少子が進行する青森県では「待機児童解消」の大義名分がありません。まして、消費税の先送りが濃厚となってきた政界です。保育園でも「様子見」に徹する園が増えても不思議ではありません。まあ、どの道を進むにしても「自己責任」は免れません。ここは褌を締めなおしてじっくり取り組んでいきたいと思います。

 ここ、1か月くらい、とても忙しい時間を過ごしています。また、最近、心がへこむような出来事が起こりました。立ち直るには時間がかかりそうですが、来年4月に向けて、雑音には耳を傾けないようにしたいと思います。これから寒さが厳しくなりますが、心の中は暖かくしておきたいと思います。

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