園長です。
長い長いお休みをして申し訳ありませんでした。7月、8月は殺人的スケジュールに追われブログまで手が延びませんでした。この間、高校野球で地元光星学院が準優勝を果たし、感動もさめない内にレギュラー選手の飲酒が表に出て、世間を騒がせてしまいました。特待制度のあり方が問われそうですが、その前に、社会のルールをわきまえて欲しいと思います。私もあまり偉いことを言う資格がない高校生だったので多くは語りませんが、他人に迷惑をかけるような行動は厳に謹んで欲しいと思います。「外人部隊」については、学校の考え方もあるのでわかりませんが、地元住民としては地元のこども達が活躍すればもっと応援に熱が入ったと思います。どうやら高野連の処分は「厳重注意」で済んだようですが、これからの若者達には社会の一員としての自覚を持ってもらいたいと思います。
菅総理が辞任しました。新聞では「最大不幸 最低総理」と揶揄されての退陣でしたが、やはり最大の原因は「総理の器ではなない」ということではないでしょうか。確かに東日本大震災の不幸はありましたが、言動や説明には私でも「何それ、違うんじゃない」と思ったことがいくつもありました。世間では「脱原発」に拍手を送っていますが、これからのエネルギー事情を良く考えてから発言して欲しかったと思います。日本が戦前前の生活レベルに逆戻りしても好いのなら批判はしませんが、1億2千万人の生活、雇用を考えると、「減原発」くらいにして欲しかったと思います。まあ、誰が総理になっても千年に一度の大惨事+原発事故の処理は大変だったと思いますが、それでももう少し何とかならなかったのかなあという気持ちが強いのは私一人だけではないと思います。29日には新代表、30日には新総理が誕生するようですが、身内からも外側からも信頼され、日本と言う国の方向性をしっかり定め、導いてくれる人になってもらいたいものです。納得できれば私達も少しくらいの痛みには耐える覚悟があります。これからの若い人たちが「日本人」として世界に胸を張って生きていける国作りを目指してもらいたいものです。
さて、今日の朝、こども達が私の元へ、どやどやとやってきて、「この虫、なあに。」と聴きに来ました。最初は「ゴキブリ」かと思ったのですが、後ろ足が長く、しっかりした甲羅(硬い羽)があります。色は黒。私のこれまでの経験では、幼少時代によく沼で見かけた「ゲンゴロウ」ではないかと思いました。ただ、こども達は、保育園のコンクリートの壁にとまっていた、と言い張ります。ゲンゴロウって空を飛んだっけ・・・?近くには池も沼もありません。先日降った雨が少したまっているくらいです。久しぶりに「昆虫図鑑」を紐解き、こども達とああでもない、こうでもないと言いながら探した結果、やはり「ゲンゴロウ」ということで決着しました。どこで判断したかと言うと、一人の子供が「ゲンゴロウだったら水に入れると泳ぐから、水に入れてみようよ。」という実験でした。少し大きめの透明な虫かごに水をいれ、その中に虫を入れると・・・見事に後ろ足で水を蹴って泳ぎだしたのです。こどもの発想は素晴らしい。図鑑で解決できると思っていた私は深く反省しました。それにしても、最近では滅多に見ることが少なくなった「ゲンゴロウ」や「タガメ」ですが、自然環境が少し改善されてきた証拠なのでしょうか。人間の便利さを追求する変わりに捨て去られた生き物の環境をもう一度見直したいものだと思います。でもゲンゴロウに羽があり、空を飛ぶなんて、私も知らなかった。子ども達の観察眼に驚きです。