園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

春の色

2010-03-30 11:07:09 | 日記
園長です。
 西日本や東京では「桜」の開花で賑わっているようです。桜の下で一杯飲む酒は格別です。でも、こちら八戸では「白」い世界に戸惑っています。あと数日で4月なのに毎日のように雪が降っています。今日の朝は、特に寒さが厳しく、ホンワリした春の気配は全く感じられません。北風が少し強く吹くと耳が痛く感じるくらい冬真っ只中です。流石に太陽が顔を出すと直射日光の熱は強く感じられるようになりましたが、まだまだ本格的な柔らかい春の色になるまでは時間がかかりそうです。
 保育園では、新年度を迎える準備で大賑わいです。例年、4月1日に行なう「入園進級式」も保護者の都合に合わせて第一土曜日の4月3日に行なう事にしました。その分、気分的にも日程的にも余裕があるはずなのですが、なかなかそうはいきません。いつも私の考えは甘いようです。
 甘いと言えば、八戸の子どもの数が大変なことになっています。先日行なわれた「行政説明会」において、市職員の説明によれば、定員超過入所制度を導入してから初めて、4月当初の入園児童数が市全体の入所定員を下回ったそうです。それほど少子化が進んでいる状態だそうです。多分に地域的なものもあるようですが、確実に子どもの数が減っていました。そういえば近くの小学校でも、入学児童が少なくなって大変だと言っていました。少人数でじっくり手をかけてあげられそうですが、実際はなかなか思うようには行かないようです。子どもの継続的な育ちを考えるならば、小学校と保育園・幼稚園との関わりをもっともっと深めなければならないと思います。「小1プロブレム」が叫ばれて久しいですが、同じ土俵で考えあわなければ意味がないように思います。学校の先生も保育士も忙しすぎるのではないでしょうか。心に余裕がないといい仕事は出来ません。まずは、自分の心の整理をしたいと思います。ちょうど真っ白い雪のように頭を空っぽにして、リセットしてから前に進んでいきたいと思います。あと、2日で・・・4月かあ・・。
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マッサージ

2010-03-28 21:04:30 | 日記
園長です。
 何年かぶりで、マッサージをしました。今日の朝、とても右肩が凝っていたのです。最近、少し考えることが多くあり、自分ではどうにもならないもどかしさが、肩こりの原因になっているようです。特にここ1週間くらい私の人生が一変するような出来事が連続して起こり、その対処に時間も精神も費やし、心身共に疲れてしまったようです。思いっきり心の中を解放してしまえばすっきりするのでしょうが、なかなかそうはいきません。そこが大人の世界の辛いところです。まあ、そんなことで、温泉に入ったついでに、マッサージしてもらいました。朝から右の首筋から右肩がとても痛買ったのですが、もんでもらっているうちに、実は左の方に原因があることが判明しました。さすがプロですね。素人は痛いところしか感じませんが、プロはその原因がどこにあるのか的確に探し当て対処します。私の肩こりは、左右のバランスが悪いこととストレスが原因だったようです。何のストレスかって・・・それはいわゆる企業秘密なので言えません。そうそう、私の担当になったのはまだうら若き乙女のマッサージ師で少しドキドキしましたが、なかなか力の入れ具合が男勝りで、汗が出るくらい、しっかりもんでくれました。50分以内3,000円でしたが、よほど私の体が凝っていたらしく、予定を大幅にオーバーして1時間15分ももんでもらっていました。なんと25分オーバーでしたが同じ料金でした。次も彼女のマッサージをお願いしに行きたいと思います。おかげで、私の体は・・・とても痛いです。「もみ返し」という症状が出ているみたいです。でも体自体は軽くなったような気がします。これで、少し傷ついた心がいやされるのなら安いもんです。これからもちょくちょくもんでもらいに行きたいと思います。ああ、すっきり、すっきり。
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季節はずれ

2010-03-25 21:19:20 | 日記
園長です。
 日本全国、桜開花の話題で持ちきりです。しかし、八戸は冬に逆戻り。今日は朝から雪が降り続き、現在、我が家の周りは5センチくらいの積雪があります。昨日は「なごり雪」という題でブログを書きましたが、今日は「なみだ雪」という感じの一日でした。この辺では、この時期に降る雪は「彼岸ジャラク」と呼び、確実に春が近づいていることを知らせる「最後っ屁」のような雪のことを言います。この雪は、水分を多量に含み、2日も経てば、すっかり消えてしまう、幻のようなような雪ですが、これが来ないと春が来る実感がわかないのも事実です。まだまだ、油断の出来ない北国の春の始まりです。
 今日から、新採用の職員が来ています。4月1日からの採用ですが、4月1日に初出勤しても仕事にならないので、毎年、1週間ほど前から出勤してもらっています。初々しい仕事ぶりを見て、私たちも初心に帰る機会をもらっています。何年か経験があると、つい、傲慢になったり、いい加減になったりするものですが、この新職員を見ながら、自己反省をすることが多いです。言葉つきも態度も新鮮そのものです。緊張している様子がはっきり見て取れます。何時までもこの気持ちを持ち続けて欲しいものだと思っています。
 保育園の保育士は一日では成り立ちません。いろんな経験を積んで、悩んで、涙を流し、こどもと一緒に成長して一人前の保育士になっていきます。こどもと一緒です。でも、これがなかなかわからず、「先生」になってしまいます。確かにこども達より10数年前に生まれたので「先生」かも知れませんが、長年、保育士をやっていたから良い保育士だとは言えません。やはりこどもの立場に立ったり、自分の経験をこども達に伝えることが出来て、初めていい保育士になれるのだと思います。この保育士たちもあと3,4年経つと、自分一人だけで大きくなったと思うかもしれませんが、こども達が成長させてくれたのだと思う保育士になってほしいと思います。
 保育園は、今、新年度の準備と旧年度の仕上げでとても賑やかな日々を送っています。2歳児は以上児での異年齢クラスにテンションが上がり、少し暴走気味のようですが、それを除くと比較的落ち着いて新年度を迎える準備が出来ているようです。
 22年度は乳児が少なく、大変なはじまりになりそうですが、妊娠している保護者が何人かいて、「生まれたらよろしく」と言ってくれているお母さんが複数いるので、心強い限りです。昨日「保育行政説明会」がありましたが、八戸市の出生数は年々減り続け、年間出生数はついに2,000人を切ってしまったようです。これからも減り続ける予想です。民間が多い八戸の保育園はこれからサバイバル競争に突入します。さらに幼稚園との幼保一体化による制度改革は、保育園の経営に大きな影響を及ぼすことでしょう。でも、こどもが主体の保育はこれからも必要とされ、支持されていくものと考えます。長坂保育園の目指す「自分で考え、自分で選び、自分から行動出来る子」はこれからの日本を支える大事なこども達のキーポイントになりそうな気がします。コミュティ能力と問題解決能力は、これからの保育の世界基準になることでしょう。環境をしっかり整え、こども達の育ちを支えていきたいと思います。雪が降ると辺り一面真っ白くなり、新しいスタートが迎えられそうですが、日々の取り組みが白から、多種多様な色に染め上げて行きます。それこそ、私たちの腕の見せ所です。春を目前にちょっとだけ腕まくりをしてしまいました。新年度に向かって頑張りたいと思う今日この頃です。
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なごり雪

2010-03-23 23:12:33 | 日記
 「東京で見る雪は これが最後ね」とさみしそうに 君がつぶやく
  なごり雪も 降る時を知り ふざけ過ぎた 季節のあとで
 今 春がきて 君は きれいになった 去年より ずっと きれいになった

 園長です。イルカが歌う「なごり雪」はいいですね。私の青春時代の歌でもあります。ちょうど今頃の時期にこの曲を聞くと、あの時代のあの匂いが帰ってくるような気がします。
今日の朝は雪が積もっていました。先日の大雪で雪もおしまいかと思っていたのに、がっかりです。しかし、これをなごり雪というのでしょうか。これで最後にしてほしいものです。東京では桜が開花したとのこと。うらやましい限りです。八戸では4月23日ごろという予報がありましたが、どうでしょうか。我が家では「フクジュソウ」が黄色い花を咲かせました。山のように積んだ雪が解けて、黒い地面の中から呼吸をするようにはい出してきたかと思ったら、3日後には咲いていました。空気は冷たかったのですが、太陽の光を浴びて、目を覚ましたようです。スイセンも花のつぼみを一杯に膨らませています。もうじき黄色い花を目いっぱい咲かせることでしょう。
 今日から、我が家の3番目の娘が保育園でボランティアをしています。大学が春休みなので自分の勉強のためにやっているようです。世の中はアルバイトをする学生が多い中、お金にもならないボランティアで貴重な春休みを過ごすなんて・・・なんていい子なんでしょう。保育園は大助かりです。卒園式が終わり、新年度の準備で、新と旧が入り乱れているのでお手伝いは何人でも大助かりです。卒園児たちもほとんどが31日まで登園します。4月入園の子も決まり、説明会も終わりました。4月3日に行う、「入園式・進級式」が待たれるばかりとなりました。私は例年にも増して忙しい年度末を迎えています。毎日、頭から湯気を出しそうになりながら仕事をしています。卒園式の夜にちょっとだけ飲んだのですが、次の日は昼まで調子が良くありませんでした。血圧は大分下がってきたのですが、春になるとお騒がせな「花粉症」になったみたいなのです。日曜日は大風並みの強風が吹き荒れました。黄砂も車を真っ白くするくらい降りました。その風に乗ってきたのが「すぎ花粉」だったようで、今日、我慢できなくなり、病院へ行きました。飲み薬、点鼻薬、点眼薬など、恐ろしくたくさん薬をいただいてきました。心配になって医者に聞いたら「何、心配いりませんよ。もっとたくさん飲んでいる人はたくさんいますから・・・。」ちょっと話が合わなかったみたいです。日本の医療の最先端を見る想いがしました。花粉症なのに治療費が5,000円近くとられました。おまけに血圧を下げる薬まで暮れたのです。18日にもらったばかりなのに・・。あの辺には竹林がなかったのに、今では「やぶ」になってしまったようです。
 なごり雪の格調高い話からつまらないダジャレになってしまいましたが、季節の分かれ目、健康管理には十分ご注意下さい。鼻水、鼻詰まりは呼吸困難になりますよ。ほんと・・
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卒園式と保育要録

2010-03-21 11:45:31 | 日記
園長です。
 1年のうちで、最後の大きな行事「卒園式」が昨日、行われました。土曜日ということもあり、各家庭の協力をいただきながら、普通保育も同時進行で行ないました。職員の協力・連携も深まり、式自体は何の支障も無く、無事に終了しました。今年の卒園児は、久しぶりに人数が多く、その分若干の時間がかかりましたが、1時間15分の時間は、子供達にも保護者にも長い時間とは感じられない、充実した時間になりました。こどもたちは9か所の小学校へ進みます。3月の初めには入学する9つの小学校へ「保育所保育要録」を届けてきました。1校1校私の目でこどもたちが入学する小学校を確かめてきました。保育園にもいろんな考え方、保育方法があるように、小学校にもさまざまな特色があると感じました。特に玄関での対応の仕方には考えさせられるものがありました。同じ教育委員会の指導のもとでも、違いがあるものです。他山の石としたいと思います。とにかく一人だけの入学が5校もあり、今までは場所は知っていても玄関に入ることも無かったので、今回は十分、そこの小学校のにおいを感じることができました。これはひょっとすると、要録の中身自体よりも効果があるのかもしれないと思いました。小学校のほうでも各保育園を訪問することによりこどもたちの実際の姿、保育園の環境などが判って良いのかもしれません。要録については今年初めての施行なので、これから勉強会などで中味を検討していきたいと思っています。幼保小連携が叫ばれて久しいですが、これをきっかけに益々、連携を深めていきたいと想います。
 こどもたちはほとんどが31日まで来るので、実際の最後の日とはなりませんが、卒園児なりに卒園の意味が少しわかってきたようです。あと1週間。こどもたちと楽しい保育園生活を楽しみたいと思います。
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