園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

トトロの森の美人の湯

2009-10-30 21:12:25 | 日記
 園長です。
 今日は、仕事が終わってから温泉に行ってきました。我が家から車で約15分くらいのところにある「福田の湯」というところです。最近はとてもモダンな名前の温泉名になっていますが、私が小さい頃は「がんべの湯」と言われいて、皮膚病に良く効くことで有名でした。アトピーややけどの人などが良く利用しています。たまに園児と会うこともあり、本当に裸のお付き合いができる場所です。園児はここを「お山の湯」といい、家族でよく出会います。
 ここの温泉は名川に抜ける農免道路から少し入ったところにあり、山の中の一軒宿です。私たちは仕事が終わって夜行くことが多いので、今時分は暗くなるのが早いので、夜道を運転することになります。この道は街灯もなく、まさに真っ暗闇の世界です。うっそうとした木々に囲まれた森の中の一本道は、今にもトトロが現れそうな幽玄な雰囲気が漂っています。両脇から生い茂る林の隙間から見える夜の空には星が輝き、曲がりくねった道路に希望の光を注いでいます。夜の道は本当に暗く、道路わきの反射鏡がヘッドライトに照らされて輝いています。何回目かのカーブを曲がると急にぼんやりとした灯火が現れ、福田の湯に着きます。妻と一緒に行くことが多いのですが、妻もこの温泉がいたく気に入っていて、特にこの夜道を行くときにロマンを感じるそうです。
 ここの温泉は、無色透明、無味無臭ですが、アルカリ性でつるつるの肌になります。私には「ぬるぬる」という感覚がしっくりくるくらいのいい温泉です。沸かし湯なので少し熱めですが、ときどき湯船から泡を出して温泉の成分が流れ出し、体を包み込んでくれます。まさに至福のひと時でもあります。石鹸を使うと特にぬるぬる感が増幅され、温泉気分が深まります。湯上りには泉源から引いた水がのどを潤してくれます。これでたったの420円。お肌に優しい素晴らしい温泉です。いつ作ったのか不明なくらいじっくり煮込んだおでんの香りも田舎の温泉を醸し出しています。私の好きな温泉のひとつです。
 最近、インフルエンザで忙しく、ゆっくりする時間が欲しかったので、思い切って行きましたが、いい心の洗濯にもなりました。温泉ていいなあ。温かいなあ。
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小春日和

2009-10-29 14:38:10 | 日記
 園長です。
 新型インフルエンザに新しく感染する子どもが減ってきました。いつもは賑やかな園内も少し元気がないようです。晩秋だと言うのに今日の気温は、20度近く。セーターを着ていると暑い位です。風も無く、少しひ弱な太陽の光が晩秋の景色をセピア色に変えています。これから北国の街は、どんどん日が短くなり、夜の訪れが早くなります。心なしか哀愁を感じる季節です。先日、犬の散歩をしていると、空の上の方で「ガア、ガア、ギャー、ギャー」と鳥の鳴き声が聞こえました。なんだろうと空を見上げると、冬の使者「白鳥」が、ブイ字型に編隊を組んで飛んでいました。青い空に鉛色の雲。そして白く輝く白鳥の翼・・。一服の絵を見ているようでした。秋の光は弱々しく、あたりをセピア色に染めています。紅葉しかかった落葉樹が外の空気をピンと張り詰めます。澄み切った空気を震わせながら白鳥は、南を目指して飛んでゆきます。私の好きな晩秋の風景です。晩秋の雲は何故あんなに鉛色をしているのでしょう。とても不思議な配色です。今年は暖冬のようですが、今日のような小春日和に何回出会うことができるのでしょうか。子ども達はインフルエンザで大変なことになっていますが、忙中閑あり・・。外の景色を眺めながら物思いに耽ってみるのも晩秋の楽しみ方かも知れません・・・。
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マスク

2009-10-27 15:16:39 | 日記
 園長です。
 今日もインフルエンザの嵐が吹き荒れました。しかし、今日は途中で帰る子も少なくなったので、そろそろ収まるのかなあという感じです。
 さて、インフルエンザが騒がしくなってきたころ、大勢の人々が「マスク」を掛けはじめました。予防のためとは思いますが、大勢が一斉に掛けている姿は異様な感じがします。特に保育園では、優しい笑顔、優しい眼差しと保育士の顔は子どもの安心、信頼には欠かせない要素です。悪い奴は、必ず目だけを残してマスクをして顔を隠します。「目は口ほどにものを言う」という諺がありますが、口や鼻、微妙なほほの引きつりなどで相手の感じが分るのです。目だけでは判断できません。特に、マスクをしていると人を判別できなくなります。街中でお辞儀やあいさつをされても相手が誰なのか分らないことがあります。・・歳をとったせいもありますが、やはりマスクをすることで人相はだいぶ変わります。国の通達もうがい、手洗い、咳エチケット・・と言うことでマスクで予防を呼びかけていますが、私は、罹ったらマスクをして欲しいと思いますが、それ以外はして欲しくありません・・といいつつ、実は保育園でも私と副園長を除いてほぼ全員がマスクをしています。子ども達も半数以上がマスクをしています。仕方がない・・・。表情の見えない、悲しい保育ももう一息。はやくみんなの素顔が見たい園長です。
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ふう・・

2009-10-26 17:08:57 | 日記
 園長です。
 忙しい1日がやっと終わりました。朝から「お休み」の電話、午前中は「インフルエンザにかかりました。」の電話。その都度、看護師が聞き取り調査を行い、記録に残します。その数、20数名。完全に「パンデミック状態」です。特に年長児、年中児が感染しています。どういうわけか、0歳・1歳・2歳はまだ未感染です。とりあえず、12:00で集計し、報告義務のある、県、保健所へ報告しました。「市内全域で流行しています。」との保健所の職員の言葉に、少しだけ、救われたような気持ちがしました。とにかく、早く収まって欲しいの一言です。おかげで、今週の行事はほとんどキャンセルにしました。玄関にも「インフルエンザ警報」を張り出し、都合のつく方に「登園自粛」のお願いをしました。苦渋の選択でしたが、子ども達の健康第一です。先週、感染した子ども達は、早くも復帰してきたので、だんだん収束に近づいていると思います。感染した職員も明日には復帰します。絶望の中に希望が見え始めました。もう少しの辛抱だ・・。頑張れ。
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手作りおやつ

2009-10-24 14:34:04 | 日記
 園長です。
 今日は、1歳児と4歳児のクラス懇談会がありました。日頃思っていることや育児に対する相談など保護者の情報交換の場です。家庭での子ども達の振る舞いや保育園での顔など親同士の情報交換の場でもあります。また、保育園で取り組んでいる「見守る保育」の様子や保育カルテを使っての子どもの育ち、成長過程などを保育士が説明しました。
 一段落したときに入場したのが、調理員が保育園で作っている手作りおやつです。先週は「豆腐入りドーナツ」でしたが今週は「大学芋」でした。簡単に作れるので、そのレシピも渡しながら調理員が説明します。メイトから出版されている「いただきます。ごちそうさま」にも掲載された簡単手作りおやつです。現代はすべてが忙しく、手作りおやつなど作っている時間がない、と言われますが、子どもにとっては母親が作ってくれるおやつは、どんな既製品のおやつよりもおいしいのです。私は農家で育ったのでおやつと言えば、「キュウリ」「トマト」「キャベツ」「人参」など野菜や「イチゴ」「梅」「桃」など庭にある木の実がほとんどでした。その中でも「人参」は甘みがあり、栄養価も高く、とてもおいしかった記憶があります。でもその反動か、今ではピーマンと同じくらい食べたくない野菜の一つになっています。私の思い浮かぶ「おやつ」とは、このように野菜や果物が主で、もいで、洗って直ぐ食べられるものばかりでした。今のように母親が手をかけて作ってくれたおやつというものにはほとんど縁がなく、手を加えたものと言えば、ジャガイモを蒸かして食べたことくらいです。それでも十分おいしく、思い出に残っています。
 「大学芋」を食した保護者は、手作りおやつに目覚めるでしょうか。ちょっとした工夫で簡単に作れる手作りおやつですが、子ども達と一緒に作ると、もっとおいしくなると思います。是非挑戦して欲しいと思います。来週の手作りおやつは何かなあ。楽しみだなあ。
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