園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

3月の給食 №3

2021-03-22 13:07:36 | 日記

いよいよ令和2年度も残すところあと2週間弱となりました。保育園では、年長さんと在園児が残り少ない日々を有効に過ごしたいといろいろ工夫して遊んでいるようです。先週は「お別れ会」があり、調理員たちの得意料理を堪能しました。今週は「クッキング保育」で最後の食育活動に取り組みます。クッキーを作るのか、パンあるいはピザを焼くのか詳しく聞いていませんが予定されているようです。最後の最後まで保育園生活を堪能してもらいたいと思っています。在園児も積み残しがないよう、今一度一人一人の成長を確認していきたいと思います。

3月19日(金) 今日は殺人的な一日でした。午前中は小学校の卒業式があり、午後からは新採用の保育教諭の雇用契約を行いました。そして今日は給料日。我が園では銀行振込になっているので現金は扱いませんが給与明細を手渡ししています。何とも味気ない給料日ですが、それでも一人一人に手渡すので結構な時間がかかります。その上、お客さんと電話、業者さんの訪問など頭から湯気の出るような一日でした。感動した卒業式を終え、急いで園に帰ると「お別れ会」(お別れ会かわら版参照)はほとんど終わっていて、サッカーとお手伝い保育の引継ぎをしていました。この日は各クラスからの出し物を年長組に見せ、お互いのプレゼント交換をしたりします。今年頑張ったサッカーを来年につなげるために「ユニフォーム」と「ボール」を年中組に引き渡しました。長坂の歴史がまたひとつ積み重なることになります。一連の行事が終わるといよいよ楽しみにしていた「お別れパーテイ」が始まります。腕によりをかけた調理員の自慢料理がテーブルに所狭しと並びます。新型コロナなどお構いなしに楽しい食事会です。途中「園長先生」と玄関から声がかかり、振り向くとさっきまで卒業の感涙を流していた小学校の卒業生(卒園児)約15人が卒業のあいさつに訪れました。卒業式では味わえなかった感激がありました。当時の担任が嬉しそうに対応していました。改めて子供たちと保育士の絆の深さを感じました。おめでとう卒業生。中学に行っても頑張ってください。みんな応援しているからね。忙しくも充実した一日でした。

3月18日(木) 卒業と高校の合格発表の時期になりました。毎年この時期になると中学、高校の卒業式の後、保育園へ挨拶に来る子が多いのですが、新型コロナの影響なのか、園を訪れる子は少ないです。昨日は高校へ合格した子と短大を卒業した子が報告に来ました。短大を卒業した子は我が園の卒園児で実習も行いましたが、就職は八戸市を出るということで採用試験を断られました。残念。今日の玉子サンドは卵がたっぷり入っていて「これおいしい」と見せてくれる園児が沢山いました。食パンも名店アビニオンさんのもので酵母の香りが活かされ、おいしく仕上がっていました。肉団子には甘酢餡かけがかけられていて玉子サンドとの相性は抜群です。そして「タイピーエン」。日本語で表示すると「春雨入り具沢山中華スープ風」ともいうのでしょうか。竹輪、キャベツ、人参、椎茸、ネギなどがたくさん入っていました。ほうれん草は消化され体内から出るときは緑から黒に変わるのでびっくりしますが、ほうれん草の緑とコーンの黄色は見た目にもおいしく感じます。さあ、明日は地元の小学校の卒業式です。昨年は来賓として呼ばれなかったので今年はたくさん大きな拍手をおくりたいと思います。

3月17日(水) 今日は「おにぎりの日」でした。2歳児がクッキング教室で個性豊かなおにぎりを作りました。いつものおにぎりと同じくらい大事に食べていました。家庭から持ってきたおにぎりも多種多様ですが、4歳児のおにぎり(写真)は「」のところに「チーズ」が入れてあり「アイデア賞」をつけさせていただきました。今日のメインは「酢豚」。人参・玉ねぎ・筍・ピーマン・パプリカそして不思議なことにパイナップルが入っています。多分肉を柔らかくするためなのでしょう。私的には少しだけ違和感がありますが、おいしくいただきました。そして「モヤシのナムル」。万能野菜のもやしですが、津軽にはとんでもないもやしがあります。その名も「大鰐温泉もやし」。大鰐温泉のお湯だけで育てた茎の長い、しかもひげ(根)までおいしくいただけるという奇跡のもやしです。豆は普通のもやしより黄色くて、大きめです。茎は30センチくらいまで伸びます。全体として黄色が強く、特に豆はそれだけ拾って食べても食べ応えがあります。普通のもやし料理のように調理してもおいしいのですが、我が家では「鍋物」にいれます。シャキシャキした歯ごたえと出汁が良くしみているのでいくらでも食べられます。2回ほど大鰐温泉に行きましたが、一度目は午後から買いに行ったら「遅すぎてありません」といわれ、二度目は反省して開店前から並んだのですが「業者の方がまだ来ていません」といわれ、おまけに「いつ届くかわかりません」だと。入荷と同時に売り切れになる人気者だそうです。生のもやしは一束300円でした。少し割高なようですが、食べてみれば納得する一品です。機会があったら大鰐から特別注文で子供たちにも食べさせたいと思います。いつになるかなあ。

3月16日(火) 「イカ団子入り中華煮」はそのままごはんに載せると「中華丼」になります。イカ団子は少し柔らかく、私の歯でも十分噛み切れました・・アッ、イガメンチと間違えた。イカはどんな調理にも対応できるので八戸では貴重な食材の一つです。私が高校生の時(今からざっと48年くらい前)自転車通学をしていました(高校は秀才が集まるといわれる八戸北高校。当時はそんな噂も全くなく、青森県で一番最初に男子の挑発、、じゃない長髪が解禁された自由な高校でした)が、柳橋付近の踏切には、朝採りたての「イカ」や「サバ」があちこちに落ちていました。トラックいっぱいに詰め込んだイカやイワシ、サバが踏切の段差で振動し、そのはずみでトラックから落ちるのです。近所の「かっちゃ達」があちこちからボールやざるをもって現れ、拾いまくります。残念ながらトラックにひかれた「獲物」は道路に散らばり、私たちの自転車を襲います。(襲うといっても滑るだけですが、脂ののったサバは良く滑るのです。)当時、イカは買って食べるのではなく「もらって食べる」ものだと思っていました。それが今は「高嶺の花」になっています。イカといえば「するめ」。当時(高校時代)、春先になると小中野中当たり(今のユリノキ通りの近辺)ではあたり一面するめ作りをしていました。「イカのカーテン」と呼ばれ、は初夏の風物詩となっていました。しかし、匂いがすごく、山側の根城にも風向きが悪いと臭いにおいが漂ってきたものです。今はとんと見たことがありません。自転車に乗って手を伸ばせば2,3枚軽く失敬できた時代でした。「イカ刺し」といえば大皿にてんこ盛りで出てきました。夜の海に漁火が燃え、情緒あふれる時代でした。今は夜の街に飲みにも行けません。昔を懐かしく思うのは歳のせいでしょうか。今日はイカ刺しで一杯やろうっと。

3月15日(月) 土曜日の卒園式は感動しました。コロナであまり行事ができなかったのですが、その分中身が濃かったようです。他のクラスの保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。土曜日の夕方、雨が降り、少し冷えて「みぞれ」に変わりました。これはひょっとしたら「彼岸じゃらく?」と頭をかすめましたが大雨のままで終わりホッとしました。あの勢いで雪になったら大変なことになっていました。今日は小春日和になっています。園庭の「金縷梅」(まんさく)も人一倍輝きを増していました。三寒四温を実感しています。

さて、本日の給食は沖縄県の料理がメインでした。我が園では毎年保育の「年間テーマ」を定めています。令和2年度は「日本」でした。4月から各都道府県を紹介し、今月は最後の47番目沖縄県でした。沖縄には豚料理や海産物などたくさんの料理があります。豪華・・という感じではないですが体(健康)に良いというイメージです。炊き込みご飯のことを「ジューシー」というそうですが、特に潤いたっぷりという意味ではないようです。豚肉としいたけ、人参、ひじきなどが入った少し甘めの炊き込みご飯でした。豆腐チャンプルーは炒め物です。ゴーヤチャンプルーが有名ですが、こっちの方が食べやすいようです。卵、もやし、ハムなどが入りご飯が進む逸品です。そして「もずく酢」。もずくには胡瓜の輪切りが似合います。沖縄には「海ブドウ」という海藻がありますが、さすがに値が張るので保育園では用意できません。沖縄には3回ほど行きましたが、食事については我が園の沖縄料理の方がおいしいと思います。魚も南の魚より北の海でもまれた魚の負がおいしいと思いました。南国というイメージには惑わされますが、私はやっぱり青森県が好きです。ちなみに沖縄で一番おいしいと思った食べ物は「豆腐よう」でした。泡盛にはこれが一番。

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3月給食 №2

2021-03-15 14:16:13 | 日記

やっと春らしい気温になりました。13日は卒園式でした。卒園児のほとんどは3月末まで登園します。本当の卒園は3月31日です。令和2年度も残すところあと2週間余りとなり、卒園、入園の準備と忙しい日々を過ごしています。最近物忘れが激しい園長は、老体に鞭打って頑張っていますが社会の変化のスピードが速くて、乗り遅れないようにするのがやっとです。まったく余裕のない仕事をこなしています。これじゃあ、いい仕事はできないなあと思いながらも書類つくりに精を出しています。この書類、もう少しどうにかならないものですかねえ・・。

3月13日(土) 今日は卒園式が行われました。感動の式でした。思いもかけなかった子が式の初めから涙ぐんでいて、父母の会会長さんも涙をマスクで必死に隠していました。今年は男の子が先に泣き、女の子が続くという流れでした。会長さんをはじめ、校長先生方のお祝いの言葉も身にしみました。ありがとうございました。午後からは4月からの入園が決まった子の入園説明会を行いました。園の行事日程がタイトなので保育教諭たちには大変ですが、来年度の担任が行いました。あと1回入園説明会が予定されているので今年は前回の予約の子の説明会も含め3回行うことになります。本日はかような「」の状態だったので給食の様子を写真にとることができませんでした。ごめんなさい。メニューは「キツネうどん」と「かぼちゃのコロッケ」でした。甘辛いお揚げがつゆにとってもあっていました。デザートは「杏仁豆腐」で口の中がほんわりと甘くなりました。来週からはしっかり報告したいと思います。卒園式の様子は「かわらばん」をご覧ください。

3月12日(金)  今日も子供たちは園庭で走り回っています。年中の子たちはサッカーボールを蹴り始めました。昨年のライオンズ杯で活躍した子たちが中心となり練習を始めたようです。園庭の雪もやっと解け、土も乾いてきたようです。砂埃はまだ舞っていませんが子ども達のサッカー熱が高まっていることは確かなようです。

今日は子ども達が大好きな「ハンバーグ」。大きさは大・小の2種類用意されていましたがほとんどがの注文でした。その中でいつも元気な年長の子が「半分にしてください」と言っていたので不思議に思い問いただすと「虫歯が痛いから」ということでした。虫歯は食育の大敵です。しっかり歯を磨きましょう。子ども達の食べ方には2種類あるようで、好きなものを「先に食べる派」と「あとから食べる派」です。真っ先にハンバーグにかぶりつく子と最後にハンバーグだけをいたわしそうに食べる子です。私は後からゆっくり食べたいタイプですが、私の妻はおいしいものから先に食べてしまいます。どちらが正解とは言えませんが、性格がよくわかる食べ方だと思います。今日の味噌汁は「あさり・豆腐」でした。今の時期はアサリやハマグリのおいしい季節です。旬のものを食べると長生きするそうです。子ども達はともかく、私には嬉しい食材です。さあ、明日はいよいよ「卒園式」です。新型ウイルスが身近で発生しているようです。注意しても始まらないかもしれませんが、感染予防を徹底していきたいと思います。

3月11日(木)  今日は近くの根城中学校の卒業式でした。新型コロナ感染拡大防止のため来賓は呼ばれないことになりました。とても寂しい限りです。当園の職員の子も卒業です。しかも明日は県立高校の合格発表なので合わせてドキドキしていることでしょう。とりあえず卒業おめでとう。ちなみに、我が園の卒園式は今週の土曜日です。子ども達は、きっとドキドキしているんだろうなあ。今日の献立は「のっぺい汁」。津軽に行くと同じような食材で「けの汁」があります。里芋と蓮根鶏肉と人参、欠かせないのはゴボウとこんにゃく。このこんにゃくが実にいい働きをするのです。野菜だけでは補いきれない「口当たり」の良さと他の食品では味わえない「食感」。栄養はないそうですが、おなかにしっかり収まる感じはダイエットにもってこいの食材です。「ブロッコリーカニカマ餡かけ」は緑のブロッコリーとカニカマの白さの中に赤いポイントが絵になります。ゆで加減も固くなく、さりとて柔らかすぎることもなく絶妙なゆで加減でした。コーンの黄色が緑のブロッコリーをさらにおいしく見せていました。みそ汁の具は久々に「なめこ」が入っていました。なめこの日は箸を使う子には厳しい試練となります。今日もお代わりをする子が続出でした。今日初めて「コロナ感染防止策」で園児専用ひまつガードを導入しました。見栄えはとてもよくないです。でも八戸では少しだけ感染者が出ているようなので要注意です。早く元の生活に戻りたいです。

3月10日(水)  今日は「おにぎりの日」。各家庭から愛情がたっぷり握りこめられたおにぎりが届いていました。塩結び海苔胡麻ゆかりふりかけみそ、そして醤油の焼きおにぎりなどがありました。調理員が精鍛込めて作った「鮭のマヨコーン焼き」には目もくれず、一番最初にかぶりついていました。やはりお母さんが作ったおにぎりは世界で一番おいしいのだと思います。今日の「鮭のマヨコーン焼き」は塩焼きよりも味が濃く、私が好きな献立の一つです。マヨネーズとトウモロコシは相性が良く、スナック菓子にもなっています。「林檎と白菜のサラダ」はフレンチドレッシングが程よくなじみ、リンゴの甘酸っぱさと白菜のシャキシャキ感が心地よい一品になっていました。おにぎりには最高のおかずだったようです。年長と年中は「わくわく教室」で体と頭をこき使ったのでよけいおいしくなったようです。今年度のわくわく教室は今日でおしまい。来年度もよろしくお願いします。

3月9日(火)  「今日の給食はなあに?」と子ども達に聞くと、「カレー!」という自信満々の答えが返ってきました。ハヤシライスの時、子ども達は「カレー」ということが多いのです。そこで、給食の先生に「ハヤシライスとカレーライスの違いは何ですか?」と質問をしてみました。「それは・・・ルー!」と教えてくれました。 そうなんだけれども・・・笑  そこで、ルーの表示を見せてもらうと、カレーはスパイスなどが記載されているのに対し、ハヤシライスのルーにはトマトパウダー、ブラウンルーなどの表示がありました。もっと詳しく知りたくなった私はパソコンで調べてみることに。「カレーはインド発祥で、野菜やお肉をスパイスの入っているルーで煮込んだもの」「ハヤシライスはヨーロッパ発祥で、野菜やお肉をトマトであえ、デミグラスソースで軽く煮込んだもの」というような結果でした。見た目は同じようなのに、国も違いましたよ~!  味が違うのに見た目が似ているのは、日本人の舌に合うようにアレンジされた結果なのかもしれませんね。

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3月の給食 №1

2021-03-09 15:27:53 | 日記

3月に入ってめっきり春らしくなりました。車に乗っていると窓を開けたくなることもあります。しかし、朝の気温は相変わらず低く、解けた泥が再び凍り、歩く時が大変です。3月は1年の締めくくり、卒園、入園の準備で大忙しです。保育士ほどではありませんが、私も大変です。何が大変かというと、去年のことがわからない、1年に一度の書類の書き方をすっかり忘れている・・・自分ではまだまだ大丈夫と思っているのですが、それ相応の年齢になってきたという証拠だと思います。今週の土曜日は「卒園式」です。今日、本番前の総練習を行いましたが、子ども達は堂々としていて立派でした。練習なのに目がキラキラ輝いていました。毎年この時期になると、何となく涙腺が緩くなってしまいます。我が園では写真をたくさん撮ります。6年間に撮った未公開の写真を式が始まる前に保護者にお見せします。0歳児から1歳児くらいのところで、ほとんどの保護者は涙腺が決壊します。式自体は新型コロナでもマスクと各家庭から2名の限定参加を除けば例年と同じ対応です。でも子供たちは毎年違うのでそれぞれに感動します。総練習でこれなのですから、本番はどうなることやら・・・メガネが曇らないよう曇り止めをしっかりしてから望みたいと思います。

3月6日(土)  三寒四温を実感する季節になりました。路上の氷(雪が解けて寒波により再び凍ったもの)もやっと解け、眠気を誘うような陽気が降り注いでいます。子ども達は今日も元気に散歩に行ったようです。新型コロナによる首都圏の緊急事態宣言解除は2週間延びてしまいました。がまんもそろそろ限界に近いのかなあと思います。私だって夜の街は昨年10月以来行ってないのでそろそろ禁断症状が出そうです。家で飲むお酒もおいしいのですが、やっぱりねえ、きれいなお姉さんのお酌で飲むのは格別です。さて、今日は土曜日。いつもよりだいぶ余裕のある保育をしています。土曜日のメニューは比較的子ども達が選びやすいものになっています。バターロールはおいしいパン屋さんで有名な「アビニオン」さんのパンです。特に私はバターロールとクロワッサンが好きですが、子ども達はサンドイッチで食べる食パンが好きなようです。(私も好きです)バターロールにチキン入りのマカロニグラタンを挟んで食べている子もいます。我が園では野菜が給食によく出るのですが、今日は温野菜ということで「ブロッコリー」と「カリフラワー」がマヨネーズとともに供されていました。同じような形をしている野菜ですが、ゆで加減が難しいことも共通しています。我が園ではおやつにも登場するブロッコリーですが、ほとんどの子が完食していました。「継続は力なり」日々の積み重ねが大事です。

3月5日(金)  今日は二十四節気「啓蟄」(けいちつ)です。冬ごもりしていた虫たちがそろそろ土の中からはい出すころだといわれます。今日は昨日に引き続き春のような好天に恵まれています。巣ごもり状態だった子ども達も元気よく外へ飛び出していきました。根城の広場で思いっきり体を動かし、園へ戻ってきます。そしておいしい給食・・。今日のメニューは「イカメンチ」といい、南部地方独特の揚げ物です。津軽の方では「イガメンチ」と呼び、南部と張り合っているようですが、本家は南部だと思っています。これはイカを刻み、コロッケ風に揚げたものですが、老若男女、だれが食べてもおいしい一品です。メンチカツのひき肉がイカに変わっただけですが、これがうまいのです。ソースは断然とんかつソース。ウスターソースでは旨味が伝わりません。醤油はもってのほか。イカメンチはとんかつソースで決まり・・と思っていたらメンチ自体に味が付いているのでソースは必要ないとのこと、残念。サツマイモと厚揚げの胡麻和えは胡瓜も入って色合いも良く、子どもの一口に合うサイズに切られていて調理員の優しさが伝わってきます。ところで我が園の給食は、0歳児から「一品一皿」と決めています。その分食器をたくさんそろえなければなりませんが、子ども達が茶碗やお椀、コップや小皿を手で持って食べることになるので食事のマナーが身に着きます。ワンプレートの皿は特別な行事など以外は使いません。我が園の食器洗浄機は働き者です。一人6皿、全部で160人分では何枚の皿が使われているのでしょうか。

3月4日(木)  今年一番の気温になっています。市役所へ書類を出しに行ってきたのですが、車内はぽかぽかでいい気持ちでした。信号待ちがもう少し長ければ「居眠り」しそうなお天気です。今日は2歳児の部屋を覗いてきました。3月に入り、3歳児への移行の真っ最中でほとんど以上児と変わらない活動をしています。給食はランチルームが狭いので土曜日だけの参加になっていますが、遊びも学習も以上児の様子を見ながら真似をしています。このまねっこが子ども達の成長に欠かせないのです。誰も初めてのことを完璧にできる人はいないのです。試行錯誤、失敗をしながら物事を覚えていきます。最近は失敗しないように親が線路を敷いてしまう傾向がありますが、それこそ親の失敗というものでしょう。子どもにとって失敗しないことが失敗なのです。さて、今日の給食は「豚肉と大根の煮物」、「卯の花」がメインでしたが、大根は軟らかく煮こまれていて豚肉と一緒に食べると肉の味が口中に広がりました。大根は軟らかく歯がなくても口に入れただけでつぶれてしまいました。「卯の花」・・おから。大豆を絞ったあとのカス、昔は「きらず」と言って近所の豆腐屋さんではただで店先で配っていました。我が家ではどれだけ世話になったか。でも私は嫌いでした。あのぱさぱさの食感が喉を通らないのです。いくら中にネギや人参を入れてもだめでした。今は「健康第一」好き嫌いは言っていられないのでおいしく食べています。さて、子ども達は結構好きなようで一番先にお皿から消えていました。我が園のおから、いや「卯の花」はナルトや人参、ごぼう、しいたけ、彩りに緑の「枝豆」が入っています。味付けもおから主体ながら食べやすい味になっていました。我が園の給食は野菜中心の健康第一を考えたメニューになっています。

3月3日(水)  お雛様と3月の誕生会がありました。前半は誕生会、後半はお雛様でした。恒例の「長坂雛段」も見事に完成しました。おいしい給食を食べて、たくましく、健康に育ってほしいと思います。

今日の調理室は戦場だったと思います。手の込んだ食べ物がいっぱいでした。焼肉ちらし寿司は、牛肉が炊き込まれていて普通のチラシとは少し違っていましたが、おいしく食べることができました。春の野菜「菜花」は人参の朱色が色を添え、色合いも良く、高野豆腐との相性は抜群でした。竹輪天は牛肉チラシと同じような色ですが、竹輪の穴にチーズが挟み込んであり、全体を青のりで包んでいてまさに磯辺天そのものです。毎年お雛様には「はまぐりのお吸い物」が出ます。三つ葉のいい香りが食をそそります。調理室の4人は今日のためにいろいろ作戦を練り、役割分担をして臨んだようです。既製品はゼリーだけで、あとはすべて調理員の手によって作られていました。まさに「手作りの味」です。今日は0,1歳児の部屋で取材しました。いつもは時間がずれるので早くから見張っていました。乳児は「離乳食後期」と「刻み食」があったので写真を撮りました。アレルギーもあったのでこことは別のコーナーで紹介します。今日は長坂で取り組んでいる「食育」の特徴がよく表れていた給食風景でした。

3月2日(火)  今日は年長組の1か月ぶりのスイミングがあります。なぜ1か月ぶりかというと・・諸般の事情があったわけです。県、市全体で少し落ち着いているので再開することになりました。年長組は今月で終わりになるので最後くらいはしっかり水に慣れて卒園してほしいと思います。

かみかみサラダ」ってなあに。という方のために少しだけ説明すると、カミカミは食べ物をしっかり食べる、歯と歯をかみ合わせることを言います。最近の子どもは甘く柔らかいものを食べることが多いので顎の力が弱くなっているといわれます。固いもの、歯で食いちぎるものを敬遠する傾向があります。そういう子のために我が園の給食は考えました。「顎をしっかり使い味が染み出てくるもの」ということで「サキイカ」に目を付けました。写真で見ると切り干し大根と同じ色をしているのでわかりにくいですが、結構大量に投入されています。昔は火鉢でするめを焼いて食べたものですが、最近のするめの売れ具合が気になります。ただ、このするめは気を付けないと翌日に顎が痛くなるという弊害もあります。私は調子に乗って食べて虫歯にするめを詰め込み、とれなくなって歯医者に駆け込んだ記憶があります。おいしさと健康、その裏側には危険も含んでいるのです。明日の子どもたちの様子が楽しみです。ほっけの塩焼きは、八戸人であれば普通に食べることができます。今日もこんがり焼いたホッケが子ども達の食欲を満たしていました。本当は皮と身の間にある柔らかい部分に栄養と旨味があるといわれますが、たいがいは捨てられる運命にあります。鮭の塩焼きもそうですが、皮がおいしいのです。私は実を残しても皮は全部食べます。な~んてね。さあ、明日は誕生会とお雛様です。給食の腕の見せ所です。

3月1日(月)  やっと春らしい気温になりました。子ども達も散歩に出かける足の運びも軽くなったようです。このまま春になってほしいと思います。まあ、無理でしょうが。何しろ八戸には「彼岸じゃらく」という春の嵐、大雪があるのです。このまま春になるようなことはないような・・・・。

納豆はよく混ぜないと納豆の風味が出ません。我が園の納豆はほうれん草、もやし、人参の中に埋もれています。細かく切ったチーズも見えました。私は納豆そのものずばりを食べたいのですが、子ども達は野菜がたくさん入った方がいいようです。まさご揚げは、さつま揚げの中身をふっくらとさせた感じです。帆立味でサクサクする食感はごはんが進みます。

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2月の給食 №4

2021-03-01 14:46:24 | 日記

2月は寒かった。「北国の食は冬にあり」と言われますが、寒いのとコロナのおかげで食欲も半減・・・いや増進しています。3月に入れば根城の広場で体を動かす機会も増えてきます。たくさん体を動かし、おいしい給食を食べて、体も心も大きく育ってほしいと思います。

2月27日(土) 2月最後の給食になります。今日はいつもと少しだけ雰囲気を変えて「洋食風」になっています。レーズンパンにポークソテー。このレーズンパンは好き嫌いがあり、食べる子はお代わり、レーズンが嫌いな子は半分にしてもらい、しかもレーズンをしっかりほじくってトレーの端っこに隠していました。今度はビーンズパンにしてもらおうと思います。ポークソテーは肉好きの子には大人気。結構おかわりもしていました。パンプキンポタージュは園児からのリクエストだそうです。我が園の給食も粋なことをするもんだ。私も今度お茶の代わりに〇ールと言ってみようかな。ハムサラダは和風ドレッシングをかけると食が進みます。今年は野菜が高いようなので子ども達の食べっぷりにドキドキ・ヒヤヒヤしている我が園の調理員たちです。来月はひな祭りやお別れ会があり、調理員たちの腕の見せ所です。最近は遅くまで「作戦会議」を開いているようで、何が出てくるのか今から楽しみです。

2月26日(金) 我が家の孫はもうすぐ2歳になります。今、入れ込んでいるのが「アンパンマン」です。朝起きると「アンパンマン見る」と騒ぎます。おかげで私たちもアンパンのことがとてもよくわかるようになりました。何しろDVD3枚とビデオテープ1本が暇なしに活躍しているので、テープが伸びて途中で止まったり音声が消えたりしています。アンパンマンの中でも特にお気に入りなのが「てんどんマン」です。「てんてんどんどん、てんどんどん、ふっくらごはんに揚げたて海老天、おつゆのしみたごはんがオツざんす~」と箸で頭をたたき踊りながら歌っています。そのてんどんマンとライバル関係にあるのが「かつ丼マン」と「釜めしどん」です。私は断然釜めしドンの方が好きなのですが、孫にはかないません。ということで本日のご飯は「ヒジキ入り炊き込みご飯」すなわち「釜めしどん」のようなもの。たまに炊き込みご飯が出ると何となく嬉しくなります。ヒジキのほかには鶏肉や油揚げも入っています。味が付いているのでお代わりにはうってつけのようです。焼売はすぐに売り切れました。問題はほうれん草の白和え。私はほうれん草のエグミが好きなので何ともありませんが、中には匂いを嗅いだだけでも拒否反応を示す子もいます。そのため食べやすいように豆腐やシラタキ、しめじ、ニンジンなどが脇を固めています。おかげで残食は少なかったようです。何とかして食べさせようとする我が園の調理員の作戦勝ちというところでしょうか。今度は春菊の白和えもお願いします。

2月25日(木) 「長崎ちゃんぽん」は長崎の名物です。長崎ちゃんぽんを始めて食べたのは、大学3年生の時でした。秋葉原のフグ屋さんでバイトしてためたお金で九州一周バイク旅行をしたときでした。丁度今の時期で鹿児島では早い桜が咲いていたような気がします。新婚旅行でも九州にいきました。お金がなかったので海外には行けず、やむなく九州一周旅行にしたのです。その初日、ホテルで「長崎で一番ちゃんぽん麺がおいしいところ」を聞いて長崎中華街へ。目指す店に入りメニューを見るのもそこそこにちゃんぽん麺を注文しました。今までラーメンといえば煮干し出汁の醤油味しか食べたことがなかったので白濁スープに具沢山のラーメンは感動モノでした。しかし隣の席を見ていたらパフパフの饅頭に豚肉を挟んで食べていました。その隣では「長崎さらうどん」なるものを食べていて、誰もちゃんぽん麺を食べている人はいませんでした。長崎にはちゃんぽん麺よりもおいしいものがあることを初めて知りました。今から40年前のことです。話が長くなりそうなので、その時の顛末は後日詳しく・・・。

長崎ちゃんぽんは、乳白色のスープに魚介の具とキャベツなどの野菜がたくさん入っています。麺は八戸ラーメンより太く、縮れていません。スープは甘めですがスッキリしています。豚骨とも魚介とも違う独特の味がします。鶏肉の塩麹焼きは、しっかり味が付いていて噛み応えが心地よいものになっています。我が園の子ども達は「一番おいしいものは最後に食べる派」が多く、ちゃんぽん麺を食べ終わってから最後にじっくり鶏肉を味わっている子が結構いました。リンゴはそろそろ終わりのようです。もぎたて時のシャキシャキ感や蜜が消えました。リンゴはやっぱりもぎたてを丸かじりするのが一番です。麺類はおなかがすくのでおやつは「みそおにぎり」です。ランチルームにいい匂いが漂っています。

2月24日(水) 「寒の戻り」でしょうか、今日の最高気温は-3度だそうです。まるで「冷凍庫」の中にいるようです。雪が降らないだけいいのですが・・・。今日は「焼き鯖のおろし煮」です。焼いた鯖をおろした大根で煮たものです。大根はいろんな料理ができます。昔、我が家では冬になると大量の大根をおろし金でおろし、秋に大量に買い付けた「イワシ」を樽で塩漬けにしたものを大根おろしの中に入れ煮たものを食べていました。たしか「だいなべ」(大根おろしの鍋の意味があったのでしょうか)とか言っていました。味付けは塩漬けのイワシなので塩味です。おいしいと思いませんでしたが、今になれば懐かしい思いがします。春が来る前の冬の終わり、畑に何もない時の農家の温かい食事でした。この「だいなべ」はいろいろアレンジが効き、イワシのほかには「塩辛」(きりこみ)などもありました。大量につけた「がっくら漬け」(生の大根を包丁で砕きながら樽に漬け込んだもの)が凍みたまま出てきて、食卓をにぎやかにしていました。私が小さかった頃の思い出です。引き昆布は、最近なかなか口にする機会は多くありませんが、この地方の伝統食なので心して食べてもらいたいものです。

2月22日(月) 今日は子ども達の大好きなカレーライス!やはりカレーは進みが良く、おかわりをしている子が多かったようです。・・・私はシーフードカレーが苦手なのですが(お給食の先生ごめんなさい)、シーフードを少しにして盛りました。子どもと一緒で、職員も苦手なものは少しにしていいんです♪

さて、今日は食後に給食の先生と子ども達で味噌作りをしました。私はZOOMの研修の為、参加することができませんでしたが、担任の先生に写真をお願いし、研修後は味噌作りの面白エピソードを聞きました。まずふかした大豆を味見した際「甘い」という子がいたこと、そして味噌玉を作って袋に入れる際、とっても元気な子ども達のはずなのに、その時はおそるおそる袋に入れていたこと。きっと、「食べ物なのに投げて入れていいのかな?」と子どもなりに考えて、おそるおそるになってしまったんだろうなあと想像したら、とってもほっこりした気持ちになりました。味噌が出来たら、収穫した胡瓜にのせたり、食育祭りのきのこ汁に使ったりして美味しく頂きます。美味しい味噌が出来るのが、今からとっても楽しみです!(松田)

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