いよいよ令和2年度も残すところあと2週間弱となりました。保育園では、年長さんと在園児が残り少ない日々を有効に過ごしたいといろいろ工夫して遊んでいるようです。先週は「お別れ会」があり、調理員たちの得意料理を堪能しました。今週は「クッキング保育」で最後の食育活動に取り組みます。クッキーを作るのか、パンあるいはピザを焼くのか詳しく聞いていませんが予定されているようです。最後の最後まで保育園生活を堪能してもらいたいと思っています。在園児も積み残しがないよう、今一度一人一人の成長を確認していきたいと思います。
3月19日(金) 今日は殺人的な一日でした。午前中は小学校の卒業式があり、午後からは新採用の保育教諭の雇用契約を行いました。そして今日は給料日。我が園では銀行振込になっているので現金は扱いませんが給与明細を手渡ししています。何とも味気ない給料日ですが、それでも一人一人に手渡すので結構な時間がかかります。その上、お客さんと電話、業者さんの訪問など頭から湯気の出るような一日でした。感動した卒業式を終え、急いで園に帰ると「お別れ会」(お別れ会かわら版参照)はほとんど終わっていて、サッカーとお手伝い保育の引継ぎをしていました。この日は各クラスからの出し物を年長組に見せ、お互いのプレゼント交換をしたりします。今年頑張ったサッカーを来年につなげるために「ユニフォーム」と「ボール」を年中組に引き渡しました。長坂の歴史がまたひとつ積み重なることになります。一連の行事が終わるといよいよ楽しみにしていた「お別れパーテイ」が始まります。腕によりをかけた調理員の自慢料理がテーブルに所狭しと並びます。新型コロナなどお構いなしに楽しい食事会です。途中「園長先生」と玄関から声がかかり、振り向くとさっきまで卒業の感涙を流していた小学校の卒業生(卒園児)約15人が卒業のあいさつに訪れました。卒業式では味わえなかった感激がありました。当時の担任が嬉しそうに対応していました。改めて子供たちと保育士の絆の深さを感じました。おめでとう卒業生。中学に行っても頑張ってください。みんな応援しているからね。忙しくも充実した一日でした。
3月18日(木) 卒業と高校の合格発表の時期になりました。毎年この時期になると中学、高校の卒業式の後、保育園へ挨拶に来る子が多いのですが、新型コロナの影響なのか、園を訪れる子は少ないです。昨日は高校へ合格した子と短大を卒業した子が報告に来ました。短大を卒業した子は我が園の卒園児で実習も行いましたが、就職は八戸市を出るということで採用試験を断られました。残念。今日の玉子サンドは卵がたっぷり入っていて「これおいしい」と見せてくれる園児が沢山いました。食パンも名店アビニオンさんのもので酵母の香りが活かされ、おいしく仕上がっていました。肉団子には甘酢餡かけがかけられていて玉子サンドとの相性は抜群です。そして「タイピーエン」。日本語で表示すると「春雨入り具沢山中華スープ風」ともいうのでしょうか。竹輪、キャベツ、人参、椎茸、ネギなどがたくさん入っていました。ほうれん草は消化され体内から出るときは緑から黒に変わるのでびっくりしますが、ほうれん草の緑とコーンの黄色は見た目にもおいしく感じます。さあ、明日は地元の小学校の卒業式です。昨年は来賓として呼ばれなかったので今年はたくさん大きな拍手をおくりたいと思います。
3月17日(水) 今日は「おにぎりの日」でした。2歳児がクッキング教室で個性豊かなおにぎりを作りました。いつものおにぎりと同じくらい大事に食べていました。家庭から持ってきたおにぎりも多種多様ですが、4歳児のおにぎり(写真)は「目」のところに「チーズ」が入れてあり「アイデア賞」をつけさせていただきました。今日のメインは「酢豚」。人参・玉ねぎ・筍・ピーマン・パプリカそして不思議なことにパイナップルが入っています。多分肉を柔らかくするためなのでしょう。私的には少しだけ違和感がありますが、おいしくいただきました。そして「モヤシのナムル」。万能野菜のもやしですが、津軽にはとんでもないもやしがあります。その名も「大鰐温泉もやし」。大鰐温泉のお湯だけで育てた茎の長い、しかもひげ(根)までおいしくいただけるという奇跡のもやしです。豆は普通のもやしより黄色くて、大きめです。茎は30センチくらいまで伸びます。全体として黄色が強く、特に豆はそれだけ拾って食べても食べ応えがあります。普通のもやし料理のように調理してもおいしいのですが、我が家では「鍋物」にいれます。シャキシャキした歯ごたえと出汁が良くしみているのでいくらでも食べられます。2回ほど大鰐温泉に行きましたが、一度目は午後から買いに行ったら「遅すぎてありません」といわれ、二度目は反省して開店前から並んだのですが「業者の方がまだ来ていません」といわれ、おまけに「いつ届くかわかりません」だと。入荷と同時に売り切れになる人気者だそうです。生のもやしは一束300円でした。少し割高なようですが、食べてみれば納得する一品です。機会があったら大鰐から特別注文で子供たちにも食べさせたいと思います。いつになるかなあ。
3月16日(火) 「イカ団子入り中華煮」はそのままごはんに載せると「中華丼」になります。イカ団子は少し柔らかく、私の歯でも十分噛み切れました・・アッ、イガメンチと間違えた。イカはどんな調理にも対応できるので八戸では貴重な食材の一つです。私が高校生の時(今からざっと48年くらい前)自転車通学をしていました(高校は秀才が集まるといわれる八戸北高校。当時はそんな噂も全くなく、青森県で一番最初に男子の挑発、、じゃない長髪が解禁された自由な高校でした)が、柳橋付近の踏切には、朝採りたての「イカ」や「サバ」があちこちに落ちていました。トラックいっぱいに詰め込んだイカやイワシ、サバが踏切の段差で振動し、そのはずみでトラックから落ちるのです。近所の「かっちゃ達」があちこちからボールやざるをもって現れ、拾いまくります。残念ながらトラックにひかれた「獲物」は道路に散らばり、私たちの自転車を襲います。(襲うといっても滑るだけですが、脂ののったサバは良く滑るのです。)当時、イカは買って食べるのではなく「もらって食べる」ものだと思っていました。それが今は「高嶺の花」になっています。イカといえば「するめ」。当時(高校時代)、春先になると小中野中当たり(今のユリノキ通りの近辺)ではあたり一面するめ作りをしていました。「イカのカーテン」と呼ばれ、は初夏の風物詩となっていました。しかし、匂いがすごく、山側の根城にも風向きが悪いと臭いにおいが漂ってきたものです。今はとんと見たことがありません。自転車に乗って手を伸ばせば2,3枚軽く失敬できた時代でした。「イカ刺し」といえば大皿にてんこ盛りで出てきました。夜の海に漁火が燃え、情緒あふれる時代でした。今は夜の街に飲みにも行けません。昔を懐かしく思うのは歳のせいでしょうか。今日はイカ刺しで一杯やろうっと。
3月15日(月) 土曜日の卒園式は感動しました。コロナであまり行事ができなかったのですが、その分中身が濃かったようです。他のクラスの保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。土曜日の夕方、雨が降り、少し冷えて「みぞれ」に変わりました。これはひょっとしたら「彼岸じゃらく?」と頭をかすめましたが大雨のままで終わりホッとしました。あの勢いで雪になったら大変なことになっていました。今日は小春日和になっています。園庭の「金縷梅」(まんさく)も人一倍輝きを増していました。三寒四温を実感しています。
さて、本日の給食は沖縄県の料理がメインでした。我が園では毎年保育の「年間テーマ」を定めています。令和2年度は「日本」でした。4月から各都道府県を紹介し、今月は最後の47番目沖縄県でした。沖縄には豚料理や海産物などたくさんの料理があります。豪華・・という感じではないですが体(健康)に良いというイメージです。炊き込みご飯のことを「ジューシー」というそうですが、特に潤いたっぷりという意味ではないようです。豚肉としいたけ、人参、ひじきなどが入った少し甘めの炊き込みご飯でした。豆腐チャンプルーは炒め物です。ゴーヤチャンプルーが有名ですが、こっちの方が食べやすいようです。卵、もやし、ハムなどが入りご飯が進む逸品です。そして「もずく酢」。もずくには胡瓜の輪切りが似合います。沖縄には「海ブドウ」という海藻がありますが、さすがに値が張るので保育園では用意できません。沖縄には3回ほど行きましたが、食事については我が園の沖縄料理の方がおいしいと思います。魚も南の魚より北の海でもまれた魚の負がおいしいと思いました。南国というイメージには惑わされますが、私はやっぱり青森県が好きです。ちなみに沖縄で一番おいしいと思った食べ物は「豆腐よう」でした。泡盛にはこれが一番。